確かピーター・ユスティノフPeter Ustinov(イギリスのアカデミー賞受賞俳優)の弁だったと思うのですが、酷いものの例えとして“Spanish precision, German humour and English wine”を挙げています。
スペイン人に几帳面さ、ドイツ人にユーモア、イギリスのワインに美味しさを求めるなかれというわけですが、これをひとつずつ先に送って“Spanish wine, German precision and English humour”ならぴったりときます。
何故そんなことを思い出したかというと、バルセロナをネタにしばらくブログを書いていたうちに今日はベルリンに来たのです(と言っても残念ながら今回は仕事ですので、あまりたくさんのネタは作れそうにありませんが)
先週バルセロナに行った時は、空港に着くなり2時間以上遅れるというアナウンスがありましたが、今日はさすが!ほぼ定刻通りに到着しました。
ドイツ人の真面目さは時としてイギリス人には堅物に映るようですが、信号待ちの時なんかに特に感じるんだろうな、と思います。
ロンドンでは信号は一応の“目安”で、車さえ来なければ平気でどこでも渡ってしまいます。でも、ドイツの人って赤信号だとちゃんと待っているんです。こんな気真面目さがもしかしたら日本人と似ているのかもしれません。
でも、そういう気真面目なドイツ人が第二次世界大戦時にはホロコーストみたいな残虐な行為に走ったのですから、よく分かりません。
しかし、ドイツ人の気真面目さはその後に良い面で現れます。過去の罪は罪としてきちんと認めて、自らを戒めるための、そして次世代に伝えるための行動をきちんとしているのです。
その中では比較的新しいものですが、2005年に虐殺されたユダヤ人のための記念碑Holocaust Mahnmal(Holocaust Denkmalとも言います)が建設されています。
2,700もの墓石に見立てた石碑が縦横にびっしりと並ぶのですが、その高さはまちまちで、高いものは成人の2倍くらいにもなります。中に入るとそれこそ迷路のようにも、あるいは自分が棺桶の中に入ったようにも感じ、隙間から見える青空が妙に救いに思えます。地下には資料室があり、収容所で亡くなった600万人のリストが残されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/88/5a8091107994645b98b0f99a6d296e29.jpg)
ここからすぐ北側にはブランデンブルグ門が、すぐ南側にはベルリンの壁の跡が残されています。ドイツが負った戦争の傷跡は大きいのでしょうが、その過ちを繰り返さないための努力が、ドイツという国の国際的理解に繋がっているのだと思います。
さて、日本はどうなんでしょう?
スペイン人に几帳面さ、ドイツ人にユーモア、イギリスのワインに美味しさを求めるなかれというわけですが、これをひとつずつ先に送って“Spanish wine, German precision and English humour”ならぴったりときます。
何故そんなことを思い出したかというと、バルセロナをネタにしばらくブログを書いていたうちに今日はベルリンに来たのです(と言っても残念ながら今回は仕事ですので、あまりたくさんのネタは作れそうにありませんが)
先週バルセロナに行った時は、空港に着くなり2時間以上遅れるというアナウンスがありましたが、今日はさすが!ほぼ定刻通りに到着しました。
ドイツ人の真面目さは時としてイギリス人には堅物に映るようですが、信号待ちの時なんかに特に感じるんだろうな、と思います。
ロンドンでは信号は一応の“目安”で、車さえ来なければ平気でどこでも渡ってしまいます。でも、ドイツの人って赤信号だとちゃんと待っているんです。こんな気真面目さがもしかしたら日本人と似ているのかもしれません。
でも、そういう気真面目なドイツ人が第二次世界大戦時にはホロコーストみたいな残虐な行為に走ったのですから、よく分かりません。
しかし、ドイツ人の気真面目さはその後に良い面で現れます。過去の罪は罪としてきちんと認めて、自らを戒めるための、そして次世代に伝えるための行動をきちんとしているのです。
その中では比較的新しいものですが、2005年に虐殺されたユダヤ人のための記念碑Holocaust Mahnmal(Holocaust Denkmalとも言います)が建設されています。
2,700もの墓石に見立てた石碑が縦横にびっしりと並ぶのですが、その高さはまちまちで、高いものは成人の2倍くらいにもなります。中に入るとそれこそ迷路のようにも、あるいは自分が棺桶の中に入ったようにも感じ、隙間から見える青空が妙に救いに思えます。地下には資料室があり、収容所で亡くなった600万人のリストが残されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/5e/7d8c54f4f0265f634f6b530cf2a6eed4.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/88/5a8091107994645b98b0f99a6d296e29.jpg)
ここからすぐ北側にはブランデンブルグ門が、すぐ南側にはベルリンの壁の跡が残されています。ドイツが負った戦争の傷跡は大きいのでしょうが、その過ちを繰り返さないための努力が、ドイツという国の国際的理解に繋がっているのだと思います。
さて、日本はどうなんでしょう?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/02/1c12a5c0478750405822f77ebf21bd24.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/0b/ba513b2c2b50ab5ebc1aaa9ade170692.jpg)