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ロンドンから徒然に

食用ほおずき

2009-07-02 | 日常
 国が変われば食文化も変わります。魚や肉の部位だとか、それぞれに貪欲なところほど細分化して名前が付いているような気がします。それだけ微妙なところの味の差が分かるということでもあるのでしょう。
 日本だとやっぱり魚なのかな。出世魚なんてのもありますしね。

 野菜や果物も、日本ではあまり馴染みのないものもあって面白いです。
 昔からよくレストランとかで出されることがあったので、知ってはいたのですが、こちらでは食用ほおずきが市場でも売られています。



 これ、けっこう美味しくて僕は好きです。適度な甘さと酸っぱさがうまくミックスして、香りもよく、表面のトマトを思わせるつるんとした食感と、真ん中の種(と言っても固くない)の部分のイチゴのような粒粒の食感の変化がまた面白い。
 そう言えば英語名でストロベリー・トマトstrawberry tomatoと言うんですよ。

 この食用ほおづき、イノシトールというビタミンB群のひとつの含有量が非常に高く、コレステロールの低下やアンチ・エイジングに非常に効果があるんだそうです。

 ・・・なんてことを書いてしまいましたが、実は食べ物の紹介をする時のこの論法が僕は嫌いなんです。
 せっかく珍しい食べ物とかが海外から紹介されても、いつも美容に良い、身体に良い、とかの宣伝から入ってきますよね。それよりどんなに美味しいのかしっかり説明してよ、って気分が先に立ちます。
 それで結局次から次に飛びついて、せっかくの食べ物が定着していかないんじゃないのかな。これじゃ食べ物に失礼。

 ・・・なんて目くじらを立てるほどの話題ではありませんね(笑)暑い夏に甘酸っぱいフルーツは良いですよ。