昨日書いた『WALL・E』と、ある意味対極にあるアメリカ映画がこれでしょう。『ダーク・ナイトThe Dark Knight』。バットマン・シリーズの第......あれっ?何作目に当たるのかな?ついでに整理してみます。
① バットマンBatman (1989)
② バットマン・リターンズBatman Returns (1992)
③ バットマン・フォーエヴァー Batman Forever (1995)
④ バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲 Batman & Robin (1997)
⑤ バットマン・ビギンズ Batman Begins (2005)
そうか、もう第6作目になるわけですね。しかし、④と⑤の間の8年間ものブランクや、元にした原作、⑤の監督や主要キャストが(レイチェル役を除いて)同じことなどを考えると、『バットマン・ビギンズ』の続編と考えた方がいいと思います。
しかし、こうやって改めて並べてみると、シリーズを続けるというのは大変なことだと感じます。ましてや原作となったアメリカン・コミックのマニアックなファンのことを考えると、多くの観客を動員しなければならない大作映画の宿命とのバランスを取るのは至難の業でしょう。
事実ティム・バートンが監督した①や②は、彼の独特の世界観が強調され過ぎて、広く大衆に受けるという意味では辛いものがありましたし、④までポップに振れ過ぎると、コアなバットマン・ファンから批判が出るということになります。
その意味では、今回の『ダーク・ナイト』は成功だと思います。トーンとしてはかなり暴力性と陰鬱さが支配しているものの、それも原作を知る僕の周りのファン(残念ながら僕はこのコミックを読んだことがありません)は、このタイトさが良いと言います。大仕掛けの部分も迫力に富んでいて、これは一般の映画ファンも満足するでしょう。
しかし何といっても、今回の映画で一番印象的なのはヒース・レジャー演じるジョーカーでしょう。①でジャック・ニコルソンの怪演(?)があって、これを超えるのは難しいだろうと思っていましたが、ヒースのジョーカーはこれまた異様な迫力に溢れていて、映画を観ている最中ずっと身体に力が入ってしまいました。
完成を待たずして亡くなってしまいましたが、このことももしかしたら話題を呼んでヒットの一因になっているのかもしれません。もちろんそんなことがなくても称賛に値する素晴らしい演技でしたが。
ところで、原作のコミックThe Dark Knightでは、一度引退したバットマンが復活するという設定で、この時点で彼の年齢はなんと55歳らしいです。映画の方も複雑な終わり方ではありましたが、まだまだ若いバットマン(クリスチャン・ベールが好演)だったので、きっと続編が作られると思います。
もしジョーカーが出るのなら誰が演じるのか、あるいはキャットウーマンにアンジェリーナ・ジョリーの出演が決まっているという噂もあるので、この先も楽しみです。
① バットマンBatman (1989)
② バットマン・リターンズBatman Returns (1992)
③ バットマン・フォーエヴァー Batman Forever (1995)
④ バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲 Batman & Robin (1997)
⑤ バットマン・ビギンズ Batman Begins (2005)
そうか、もう第6作目になるわけですね。しかし、④と⑤の間の8年間ものブランクや、元にした原作、⑤の監督や主要キャストが(レイチェル役を除いて)同じことなどを考えると、『バットマン・ビギンズ』の続編と考えた方がいいと思います。
しかし、こうやって改めて並べてみると、シリーズを続けるというのは大変なことだと感じます。ましてや原作となったアメリカン・コミックのマニアックなファンのことを考えると、多くの観客を動員しなければならない大作映画の宿命とのバランスを取るのは至難の業でしょう。
事実ティム・バートンが監督した①や②は、彼の独特の世界観が強調され過ぎて、広く大衆に受けるという意味では辛いものがありましたし、④までポップに振れ過ぎると、コアなバットマン・ファンから批判が出るということになります。
その意味では、今回の『ダーク・ナイト』は成功だと思います。トーンとしてはかなり暴力性と陰鬱さが支配しているものの、それも原作を知る僕の周りのファン(残念ながら僕はこのコミックを読んだことがありません)は、このタイトさが良いと言います。大仕掛けの部分も迫力に富んでいて、これは一般の映画ファンも満足するでしょう。
しかし何といっても、今回の映画で一番印象的なのはヒース・レジャー演じるジョーカーでしょう。①でジャック・ニコルソンの怪演(?)があって、これを超えるのは難しいだろうと思っていましたが、ヒースのジョーカーはこれまた異様な迫力に溢れていて、映画を観ている最中ずっと身体に力が入ってしまいました。
完成を待たずして亡くなってしまいましたが、このことももしかしたら話題を呼んでヒットの一因になっているのかもしれません。もちろんそんなことがなくても称賛に値する素晴らしい演技でしたが。
ところで、原作のコミックThe Dark Knightでは、一度引退したバットマンが復活するという設定で、この時点で彼の年齢はなんと55歳らしいです。映画の方も複雑な終わり方ではありましたが、まだまだ若いバットマン(クリスチャン・ベールが好演)だったので、きっと続編が作られると思います。
もしジョーカーが出るのなら誰が演じるのか、あるいはキャットウーマンにアンジェリーナ・ジョリーの出演が決まっているという噂もあるので、この先も楽しみです。