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ロンドンから徒然に

ゴースト・バス

2009-07-01 | 旅・イベント
 いやぁ、今日も暑かったです。明日の天気予報ではとうとうロンドン市内で30度を越すみたいです(今日もそのくらいまで上がってたんじゃないかな)。ロンドンの夏は涼しいよ、って情報で服装計画を立てて来た旅行者はちょっと戸惑っているかもしれません。

 何がイヤかって言うと地下鉄なんですね。車両はもちろんホームにもエアコンはないので、ひどい時は40度を超したりして、時々倒れる人も出ます。そこで、ちゃんと水を飲むようになんてアナウンスメントが流れたりするんです。
 じゃ、せめて地上を走るバスで移動はどうですか、なんて思っていたら変なバスを見つけてしまいました。

 かつての2階建てバスは、運転手のみでなく車掌さんがいたので切符をチェックできました。そのため後ろがオープンになった乗降口から飛び乗って、停留所でなくても停車していたら勝手に降りたりしたものです。
 この古いタイプの車両は、今では限られた区間のみで観光客中心に細々と走っているか、プライベートの用に供されて、ウェディングの時にパーティの全員を乗せるなどして活躍しています。もちろんあのロンドン名物と言われる赤い色でです。



 ところがこのバスは全身真っ黒で、不吉な色をしています。ボディに書かれた文字を読むとTHE GHOST BUS TOURSと書いてあります。
 実はロンドンには幽霊が出ると言われる場所が無数にあります。おそらくこれらの名所をバスで回るツアーだと思われます(間違っていたらごめんなさい。調べればいいのにね)



 どんな場所を回るんだろうと思って、前後に書かれた行き先を見たら、これが全くのパロディーで笑ってしまいました。それぞれちゃんとある本当の地名をもじっているんです。以下に挙げると;

 Downing St → Drowning St 溺死
 Ladbroke Grove → Ladbroke Grave 墓場
 Bethnal Green → Deathnal Green 死(あるいは死神)
 Trafalgar Square → Trafalgar Scare 恐怖
 Notting Hill → Notting Hell 地獄
 Earls Court → Earls Corpse 死体


 何だかこんな駄洒落はどこの国も同じようなものなんですね。別の意味でちょっと寒くなりました(笑)