数日前ダニエル・クレイグがレイチェル・ワイズと結婚したというニュースが伝わってきました。
ダニエル・クレイグと言えばもちろんジェームス・ボンド役として有名なわけですが、来年公開予定の007シリーズ新作“Bond 23”の監督がサム・メンデスです。
で、レイチェル・ワイズはサム・メンデスの昔の恋人でした。噂ではレイチェルを役者として認めている彼がボンド・ガールに彼女を起用したがっているとの話も出ていて複雑です。
さらにはこの話を聞いて、離婚調停進行中の妻ケイト・ウィンスレットが怒っているというワイド・ショー的ニュースまで付いてきていますが、そのケイトがゴールデン・グローブ賞の主演女優賞を取った“レボリューショナリー・ロード / 燃え尽きるまで”でメガホンを取ったのがサム・メンデスでした。
この作品も高く評価されましたが、サム・メンデスの作品として映画ファンがまず思い浮かべるのはやっぱり“アメリカン・ビューティ”でしょう。
前述の“レボリューショナリー…”とは随分雰囲気が異なりますが、同様にアメリカ社会での平凡な家庭が崩壊する様を描いて見事でした。
アカデミー賞で作品賞、監督賞を獲得したこの映画での彼の演出が光ったのはもちろんですが、同主演男優賞を取ったケヴィン・スペイシーの存在なくしてはこの映画の成功はなかったと言ってもいいと思います。そのくらい彼の演技は秀逸でした。
……と、ここまで何だか連想ゲームのような記述になってしまいましたが、今月サム・メンデス演出、ケヴィン・スペイシー主演という、誰もが期待する舞台が始まったので、早速行ってきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/65/8dc3747769d835f537c6a2ccb5753ba0.jpg)
シェイクスピアの“リチャード3世”。
狡猾で残忍な稀代の独裁者を描いたこの芝居は、役者にとってハムレットと並んで演じ甲斐のある役柄らしく、映画でも古くはローレンス・オリヴィエ、最近ではアル・パチーノが演じています(後者は正統派の演出ではありませんが面白いです)。
舞台ですが、まぁまずはともかくケヴィン・スペイシーのダイナミックな演技に圧倒されてしまいます。よく喋り、よく動き、時にはユーモアを散りばめ、時には激高し…ここまで自在に演じられたら、舞台って本当に楽しいでしょうね。
映画ファンの僕としては、半身不自由なその動きで映画“ユージュアル・サスペクツ”でのヴァーバル役を連想し、モニター・スクリーン(これが演出の一部として使用されました)に大映しになった彼の顔にむしろ表情の豊かさを感じたりもしましたが。
3時間半以上にも及ぶ長い劇も(途中休憩が一度)、興奮しているうちにすぐに終わりを迎えましたが、残念だったのは(シェイクスピア劇はいつもそうなんですが)英語力不足で台詞が完全に聴き取れないこと。おまけに歴史の知識が浅いために、登場人物の背景を把握しきれていなかったこと。
ううん、もっと勉強して出直しかな。
ダニエル・クレイグと言えばもちろんジェームス・ボンド役として有名なわけですが、来年公開予定の007シリーズ新作“Bond 23”の監督がサム・メンデスです。
で、レイチェル・ワイズはサム・メンデスの昔の恋人でした。噂ではレイチェルを役者として認めている彼がボンド・ガールに彼女を起用したがっているとの話も出ていて複雑です。
さらにはこの話を聞いて、離婚調停進行中の妻ケイト・ウィンスレットが怒っているというワイド・ショー的ニュースまで付いてきていますが、そのケイトがゴールデン・グローブ賞の主演女優賞を取った“レボリューショナリー・ロード / 燃え尽きるまで”でメガホンを取ったのがサム・メンデスでした。
この作品も高く評価されましたが、サム・メンデスの作品として映画ファンがまず思い浮かべるのはやっぱり“アメリカン・ビューティ”でしょう。
前述の“レボリューショナリー…”とは随分雰囲気が異なりますが、同様にアメリカ社会での平凡な家庭が崩壊する様を描いて見事でした。
アカデミー賞で作品賞、監督賞を獲得したこの映画での彼の演出が光ったのはもちろんですが、同主演男優賞を取ったケヴィン・スペイシーの存在なくしてはこの映画の成功はなかったと言ってもいいと思います。そのくらい彼の演技は秀逸でした。
……と、ここまで何だか連想ゲームのような記述になってしまいましたが、今月サム・メンデス演出、ケヴィン・スペイシー主演という、誰もが期待する舞台が始まったので、早速行ってきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/21/1684b3e6dd3d081c4c583ed318a28efa.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/65/8dc3747769d835f537c6a2ccb5753ba0.jpg)
シェイクスピアの“リチャード3世”。
狡猾で残忍な稀代の独裁者を描いたこの芝居は、役者にとってハムレットと並んで演じ甲斐のある役柄らしく、映画でも古くはローレンス・オリヴィエ、最近ではアル・パチーノが演じています(後者は正統派の演出ではありませんが面白いです)。
舞台ですが、まぁまずはともかくケヴィン・スペイシーのダイナミックな演技に圧倒されてしまいます。よく喋り、よく動き、時にはユーモアを散りばめ、時には激高し…ここまで自在に演じられたら、舞台って本当に楽しいでしょうね。
映画ファンの僕としては、半身不自由なその動きで映画“ユージュアル・サスペクツ”でのヴァーバル役を連想し、モニター・スクリーン(これが演出の一部として使用されました)に大映しになった彼の顔にむしろ表情の豊かさを感じたりもしましたが。
3時間半以上にも及ぶ長い劇も(途中休憩が一度)、興奮しているうちにすぐに終わりを迎えましたが、残念だったのは(シェイクスピア劇はいつもそうなんですが)英語力不足で台詞が完全に聴き取れないこと。おまけに歴史の知識が浅いために、登場人物の背景を把握しきれていなかったこと。
ううん、もっと勉強して出直しかな。