HOBNOBlog

ロンドンから徒然に

ゴースト (!?)

2008-11-28 | 日常
 夜の散歩をしていると時々変な人達に出逢うことがあります。

 ずっと抱き合ってキスしながら(いや、その場に立ち止まっているんなら分かるんですが)道を歩いてくるカップルがいます。彼を先頭になんですが、後ろ向きなので進行方向が見えているはずがないのです。その上彼女の方も目を閉じているときては、危なっかしくて見ていられません。
 と言いながら、最初は面白くて思わず観察してしまいました。ところがそれからその道を通る度に同じカップルが同じように歩いているのに出くわすのです。あまりに同じ行動で、心なしか同じような服を着ているようなのが、ちょっと不気味でした。
 最近見なくなってしまったのですが、元気にしているのでしょうか?

 先日はローラー・スケートの集団に会いました。寝静まるにはまだ早い夜の街で、車もけっこう早いスピードで飛ばしているのですが、その脇をすり抜けていきます。信号が変わった瞬間にシャッターを押したのですが、もちろんこんな夜中ではきちんととどめることができません。その姿はまるで幽霊みたいです。
 と思ってゾッとしたのですが、あのカップルってまさか......



 ロンドンには古い建物がたくさん存在することもあって、ゴースト伝説があちこちにあります。また街灯が例のランプのような光なので、ますますそれっぽい雰囲気を煽ります。大真面目に、どこそこにはこんな理由でこんな幽霊が出てこんな悪戯をする、と書かれた本がたくさんあります。
 夏が遅くまで明るいので、どちらかと言ったら夜の長い冬の方がそんな気分が募ってしまって怖くなります。

 

 最近夜遅くまで仕事をしています。この辺りは本当に静かなのです。それというのも隣が大きな墓地なので......(!!!)そうだ、隣は墓地だったんだ。
 いきなり壁で大きな音がしました。

 と思ったら、これって暖房(こちらに特有のradiatorというあのパネル式のものです)の音でした。上に書いた本によると、いわゆるポルターガイスト現象(家具が動いたり音を立てたり)が多いのですが、こんなに古い建物だと、あちこちガタもきているのでそんな現象も不思議じゃないのかもしれません。

 なんて書きながらドキドキしています。我ながら臆病だな(笑)