11月も半ばを過ぎて、街はすっかりクリスマス気分になってきました。と言っても、このところの経済危機は深刻で、一部の安売りの店を除いたらそれほどの人出のようにも思えません。このまま惨憺たる結果に終わるのか、それとも商戦も本番になると持ちなおすのか、いずれにしろ人気の差は出て、お店のシェアは塗り替えられそうな気がします。
それにしても日曜日に街に出るたびに変わったなと思うこと。以前の赴任時には、基本的に日曜日はお店は休みだったのが、法律の改正で12時から6時までの時間制限ながら営業する店が見られるようになってきたという状況でした。
ところが今、繁華街に行くと日曜日でも夜遅くまで営業する店が増えています。(ちなみに昔はパブの営業も11時でストップがかかっていました)イギリス人も随分働き者になったもんだと思っていたのですが、日曜日に営業できるかどうかは、ある層にとって昔はかなり深刻な問題だったようです。
“イギリスにおける革命の始まり”と評される19世紀の暴動は、日曜営業規正法に反対するための集まりがきっかけでした。この場所がハイドパーク。今、この公園の一角は“スピーカーズ・コーナー”と呼ばれ、言論の自由を象徴する場所として有名になっています。
今日たまたま通りかかったのですが、もう日も暮れようかという時刻にもかかわらず、そこはたくさんの人で溢れていました。演説者はそれぞれ思い思いの台の上に乗って、大声で自分の意見を叫びます。
アフガン派兵についての英語のスピーチはともかく、他は移民の人達が多く、正直何を語っているのか分かりませんでした。しかし、場は異様に盛り上がっていて、演説者に対する反論もすごく真剣になされていました。こんな人の塊が大小いくつも見られるのです。
ここではイギリス王室への批判と国の転覆を図る陰謀以外は、何を話しても法的に咎められることはありません。かつてイラク戦争に反対する演説を規制しようとする当局の動きがあった時にも、100万人以上の大規模な反対運動に会って撤回されました。
インターネットでの匿名の議論が全盛の昨今ですが、こういう風に演説者と聴衆が面と向き合う討論はやはり人間味があって、つくづくいいなと感じます。
それにしても日曜日に街に出るたびに変わったなと思うこと。以前の赴任時には、基本的に日曜日はお店は休みだったのが、法律の改正で12時から6時までの時間制限ながら営業する店が見られるようになってきたという状況でした。
ところが今、繁華街に行くと日曜日でも夜遅くまで営業する店が増えています。(ちなみに昔はパブの営業も11時でストップがかかっていました)イギリス人も随分働き者になったもんだと思っていたのですが、日曜日に営業できるかどうかは、ある層にとって昔はかなり深刻な問題だったようです。
“イギリスにおける革命の始まり”と評される19世紀の暴動は、日曜営業規正法に反対するための集まりがきっかけでした。この場所がハイドパーク。今、この公園の一角は“スピーカーズ・コーナー”と呼ばれ、言論の自由を象徴する場所として有名になっています。
今日たまたま通りかかったのですが、もう日も暮れようかという時刻にもかかわらず、そこはたくさんの人で溢れていました。演説者はそれぞれ思い思いの台の上に乗って、大声で自分の意見を叫びます。
アフガン派兵についての英語のスピーチはともかく、他は移民の人達が多く、正直何を語っているのか分かりませんでした。しかし、場は異様に盛り上がっていて、演説者に対する反論もすごく真剣になされていました。こんな人の塊が大小いくつも見られるのです。
ここではイギリス王室への批判と国の転覆を図る陰謀以外は、何を話しても法的に咎められることはありません。かつてイラク戦争に反対する演説を規制しようとする当局の動きがあった時にも、100万人以上の大規模な反対運動に会って撤回されました。
インターネットでの匿名の議論が全盛の昨今ですが、こういう風に演説者と聴衆が面と向き合う討論はやはり人間味があって、つくづくいいなと感じます。