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ロンドンから徒然に

王室御用達

2008-11-19 | 日常
 英語やフランス語には未だに苦しみますが、逆の立場だったらどうだろうと考えるともっとゾッとします。つまり外国人に生まれてひょんなことから日本語を勉強する立場になったら、という仮定です。
 「日本語にはひらがなとカタカナと漢字があって...」とそこまで説明しただけで、大抵の人には驚かれます。それなのに「漢字には違う読み方があって...」なんて始めると、Oh, no !です(笑)

 最近はあまり機会がなくて逆に助かっていますが、漢字を手書きなんてことになったら、パソコンに慣れきった頭はきっと混乱を起こすに違いありません。それでもまだ漢字を“読む”分にはましかなと思っていますが。
 子供の頃、読み間違いの代表格として御用達“ごようたし”を“ごようたつ”と読むな、というのを教わりましたが、最近辞書を見たら“ごようたつ”とも言う、と書いていました。どちらでもいいんですかね。

 ところでこちらで“王室御用達”と聞くと、頭に浮かぶのは有名デパートのハロッズHarrodsです。
 食料品から旅行用品、馬具、雑貨に至るまでイギリス王室のメンバーから指定を受けているのですが、数年前にエディンバラ公からの指定が取り消されています。これはダイアナ妃の事故の件が関連していると言われています。




 ご存じのこととは思いますが、ハロッズのオーナーのモハメド・アルファイドは、ダイアナと一緒の事故で亡くなったドディ・アルファイドです。この事故に関して王室と政府の関与を疑い裁判にまで持ち込んだことから、王室との関係が悪化してしまったようです。モハメド・アルファイドは王室との関係を全て解消すると宣言していましたが、その後どうなったのでしょう?

 何かハロッズで買ったことがあったっけと考えてみましたが、1階のフード・ホール(ここは楽しくて大好きです)で牡蠣を食べたことと、チーズを買ったことがあるくらいかな(笑)