植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

宝くじ ささやかな楽しみとは言えない

2020年12月26日 | 雑感
この世の中には二通りの人間がおります。

  失敗したことだけを覚えていて、良かったことは忘れる。もう一つは、いいことしか覚えてなくて、損した(失敗)ことは忘れるであります。別にみれば楽観主義者と悲観主義者に分類されることもありましょうか。

  例えば、山っ気の多い人たちがはまる相場やギャンブル。ビギナーズラックで、パチンコや競輪で大当たりをしてからというもの、その喜びを忘れられず博打にはまって、負け続けずるずると深みにはまるのは損したことを消し去るからです。ワタシは、今は一切ギャンブルとは手を切りました。昔はパチンコとマージャン好きでしたな。

 競馬は、学生時分生まれた初めて買った馬券、たしか7頭立てだったか、これがびりっけつと6位の馬を連複で買っていたんです。その時に、自分には競馬の才能はない「馬が合わない」と感じて、それ以来一度も買いません。競輪に至っては、自宅から徒歩3分のところが「平塚競輪場」です、もし一たび手を染めたら、毎日の様に通うようになってとんでもないことになる、と競輪はやらないと固く決めております。

 株などでは、家訓「当家では株はまかりならん」となっている家は、それを定めた先祖様が、間違いなく株で大損しているのですな。
 
 宝くじは、ちょっと事情は違います。これに当たって病みつきになるという人はほとんど存在しませんし、外れても、損をした、失敗したと止める悲観的な人もいません。成功体験のないまま外しても外しても「性懲りもなく」買い続けるというのは、マスコミと電通が宝くじビジネスの恩恵にあずかって、さも幸せな夢を与えるという催眠商法だからであります。稀有な詐欺商法ですね。年末ジャンボ宝くじ が昨日締め切られました。10億円当たるのに、20億円買わなければならない、という仕組みなんですが・・・・。

 庶民のささやかな夢だからいいのだと言います。そんな庶民からささやかな小遣いをむしり取る官製賭博をどうしても受け入れることはできません。

 ワタシは残念ながら、悲観的で、悪いことばかりを思い出し、良かったことやおいしい思いをしたことなんかはほとんど思い出すことがありません。昔、バブルで手痛い損を被ったことを戒めのために「ゴルフの会員権」は手放さないでいます。株では、儲かったこともあり破格のボーナスをもらったりして、バブルの恩恵は十分享受しましたが、そちらは忘れていようと思います。

 だからといって、現在やこれからについては、すべていい方に考えるようにしています。恵まれていて今までの人生はさほど間違っていなかったんだと。これからも、お迎えが来るまで、色濃く充実するように時間を惜しみ、わずかでも誰かのために役立てれば、これに優る幸せはありますまい。

 一攫千金、濡れ手に粟、一か八か、そんな世界とは無縁の日々であります。そこでヤフオク。今年一年はある意味ヤフオクと書道が生活の中心に来ていました。ワタシには骨董趣味はなく、目利きでもありません。消耗品である書道具を、安く入手するための最良の方法であると確信した1年でもありました。 

 ヤフオクは手に取って見れるわけもなく、まがい品や模造品も多く紛れ込む混沌とした出品群です。それを、入札するときの心得は、骨董価値が介在しないもの、つまり発売された当初から大幅に値段が低い(と思われる)ものに限るということです。ネットでおおよそ、元値を調べて、その2,3割の価格で入手できればしめたものと考えております。それでも、思惑が外れ、半紙や硯・筆などもいくつか大外れはありました。捨てるほかないインチキもいくつかありました。

 それでいいのです。当たりはずれがあるのがオークションですし、半分以上は極めて廉価で手に入ったり、安物と思って届いたものが案外良質、高級品だったりするのです。均せば明らかにお得な買い物をしていました。これこそ、ささやかな楽しみではありますまいか。多くは今定価で買い求めるより格段に安い値段で済むのですから。過剰に品物を集めたという謗りは甘んじて受けましょう。でも、書道教室の皆さんに差し上げて活用しているのだから無駄ではありません。

 年末の当たり番号を待つまでのワクワク感は買ったものでなければ分からないでしょう。何万円かで当たった時の夢を買う、何も手にできないのに幸せ感を味わえるのです。
 ワタシはそれはいやだなぁ。ヤフオクで落札したものが届いて、梱包を解くときのワクワク感はいいですよ。段ボール箱の中には必ず意中の品物が入っていて、外れがありませんからね。
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露天のサクラ

2020年12月25日 | 時事
 このお方が、謝るのを初めてみたような気がします。人間あらたむるにしくはなし。謙虚に人の言葉に耳を傾け、自分が間違えたとか、過ちを犯したときは、素直に詫びるのが、世間では真っ当な人物と認められます。そのほうが自身の成長にもつながるでしょう。

 大山鳴動して鼠一匹でありました。

 桜を見る会前夜祭の問題は、安倍前総理の、「公設第一秘書」による政治資金規正法違反 という微罪で、起訴・罰金刑となりました。公選法違反の嫌疑はスルー、前総理の関与は証拠がないので不起訴だそうです。昨夕は、「秘書が秘書が」と言いながらも、「知らなかったこととはいえ」責任を痛感し、国会議員や集まっているプレスのメンバー、国民にお詫びしますと、「深く深く」神妙な顔で頭を下げました。
 
 記者は、自民党の記者クラブのメンバーのみ、つまり自分たちに歯向かわない(今後があるので)記者から、当たり障りのない質問に限定していました。一番気になる(問題の核心)補填した資金の出所については、「個人の預金通帳から支出されている。妻や自分に対する請求や支払いも個人事務所あてに送られてくるので、そういう支払いと一緒に支出されていた。」ということでした。なーるほど、総理大臣ともなると、普段の出入金もノータッチ、出金明細などにも興味がないですな。

 世の中では、会社や公金の着服・横領事件のほぼすべてが経理担当に任せっきり、だったというのが常識です。事務所名義だろうが個人名だろうが、あるいは自民党団体名義だろうが代表者は安倍晋三なんですよ。

 あれだけの騒ぎが1年続いた中で、あるいは補填が確認された7年間、自分自身の預金通帳の出入りを一度も確認しなかったということになります。そんな理屈を言われて、検察は「はいわかりました、総理は知らなかったんですね」で終わりにするんですね。

 数百万円単位の金は、はした金、誤差のうちなのかもしれません。何せ政界のサラブレッドですから。

 ここからはワタシの想像です。
遡ること7,8年前、秘書から安倍さんに「総理、サクラですが、後援会の前夜祭の会費はいくらにします?」
「そうだねー、日ごろお世話になっている人たちを招いて、交通費まで負担して貰ってるのだから、5千円くらいでいいんじゃないか」
「えー、でも、全然それじゃ足りませんよ。」
「いいよ、適当に処理しといて、俺の口座にはいつもン千万入ってるし。秘書ならそのくらいうまくやってよ。」

で、文春砲がさく裂して事態が明るみになったとき
「なんだよ、ばれちゃったじゃん。お前の責任だぞ!」
「(えっ、総理が5千円というからそうしたのに)わかりました。じゃ、わたしが一存でやったということにいたします。名簿や見積もり・領収書なんかも裁断でいいですね?」
「そうしてよ。事務所に確認したら補填は無かったということで通すからね。検察は俺の言いなりの黒川を検事総長にすっから、対策はばっちりだ。万一捕まっても大した刑じゃないから。」

 てなやりとりがあって、例の黒川さん、賭けマージャンで、せっかく手中にした検察トップの職を辞すことになりました。
「あのバカ、せっかく偉くしたのになんてざまだ!!計画がすっかり狂ったじゃんか。これじゃ、広島の河合たちも危ないなぁ。」
 (あーーもうやだ、コロナも広がってきたし、マスク配ったらアベノマスクとか言われて逆効果だったし。支持率が下がってきたなぁ。お腹が痛くなるなぁ。おっ、そうだお腹が痛くなればいいんだ、そうだそれで辞めちゃおぅっと。)

 ということで菅内閣が誕生したんですな。

 昨日の会見は、自身の不起訴が決まって(予定通りの事情聴取、出来レースです)、一芝居打って謝罪会見、これにて「一件落着~~」という流れです。提灯記者が「これで、再々登板ということも言われてる」と質問しました。議員辞職はおろか、3度目の返り咲きを狙っているんでしょうか、一瞬満更でもないような表情に見えました。こういうのを「サクラ」と、言うんです。売り手と結託して買う気もないのワゴンの前で品物を手に取るというテキヤ・香具師の「売」の常套手段であります。

 みなさーん こんなものにむざむざと騙されてきたんですよ。(騙されたフリか)



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気づかないことに気づくことの大事さ

2020年12月24日 | 雑感
 ふと今見たら、気が付かないうちに本日はクリスマスイブではありませんか。町中に出かけることも減り、テレビもほとんど見ない隠遁生活ですから、まったく興味などありません。唯一、10日ほど前、新潟の孫に向けてX’masのプレゼントをネットで注文いたしました。
 ワタシにしたら今日は木曜日。一般ごみの日としか認識していません。とはいえ、ここ数日はワタシにとっては目が回る忙しさで、いつになくいろんな人と会ったり話すことになりました。

 ここ1週間ほどで、書道の落款用「姓名印」を頼むため、篆刻家さんと3回会いました。暮れのあいさつやらなんやらで、銀行員がのべ3名、自家用車のバンパー交換などでディーラーさんの担当Tさんと3度、親戚が1人来訪、いずれも初対面か、年に一度会うかどうかという方たちです。家内以外に会話することは、ほぼ皆無と言っていい日々だったんです。
 
 そして、とどめが昨夜、ワタシの不注意で駐車場で暗いコンビニの駐車中の車にワタシがバックして接触しました。暗くて後ろに止まっていた車に気が付かなかったんです。お巡りさん2名と相手の車の所有者と小一時間会話するという思いがけぬ事態です。物損で保険会社がやってくれるので、くよくよしてもしかたありません。もう終わったことにしますが、真っ暗な中でのやりとりでしたので、相手の方も警察官も顔すら見えません。今度会っても気が付かないでしょう。

 気が付かないうちに、マスクもせずこうした人と長時間話をしてのです。誰かにコロナをもらってしまう確率からすれば、ほぼ0%だったのが、一気に1%くらいになったような計算になります。万一ワタシがコロナに罹ったら、感染源の特定はアヤシイものになりますな。

 それにしても、ここのところ気が付かないうちにだいぶ老化が進んでいるのでしょうね。ソファや座卓などに足の指をぶつけ痛みでうずくまるのもしょっちゅうです。8年前に買ったコップ6個セット、これまで普通に欠けることなく使用していましたが、ここ二月で3つ割りました。

 物忘れは、今に始まったことではありません。しかし、年相応に「あれー?なんだったかな」と思う局面が増えたように思います。近所のホームセンター「ユニディー」に「あれを買わなきゃ」と思ってから、おそらく平均5回ほど忘れては思い出し、2,3週間で本懐を遂げて購入、というパターンが定着しています。そうだ、PCとルーターを繋ぐケーブル買わなきゃ(今3回目笑
)自分でも一応「認知」かどうかの自己判断は毎日行っていて、昨日何食べたか、さっき何をどこに置いたか、あの人の名前は?とか気にしてはおります。

 こうしてブログを毎日更新するのもボケ対策、ツムツムも脳の血行促進にいいと聞いて日々時間を見つけてはツムっております。パスワードやIDなどは到底覚えられません。最初から記憶することを放棄して、メモしてはゴム敷きに挟んでいます。どんなものでも生涯1つだけのID、どれも不変の同じPWだったらどれだけ楽かわかりません。おかげでワタシの机の上に敷いた透明な敷物の下には夥しい数のメモ・紙片が挟まっていて、どれが何のIDなのかも定かでありません。

 今のところ、いろいろなことに気が付かなくなっていることを認識できております。気が付かぬうちに感染している、あるいは、自分が気づかぬということに気が付かなくなることを恐れるのであります。
 

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首里城再建 なんくるない わけない

2020年12月23日 | 雑感
 昨年10月の末でしたか、沖縄首里城全焼の報がありました。先日続報で、捜査や検証の結果、事件性は無く誰も責任を負うことも無し、処罰もされませんでした。建築基準法・消防法などの適用を受けない建造物で、消火設備防火体制などに法令違反が無かったということです。あれだけ激しく、手を下しようもない燃え方をしたので、出火原因すら不明のまま。沖縄らしいと言えばそれまでです。

 元々、沖縄は、歴史的には文書で保管する習慣が乏しく、太平洋戦争では、グスク(お城)に役所や軍総司令部、大砲設置などをしたために、米軍の標的になりグスクごと木っ端微塵、紅蓮の炎に、貴重な資料文書もなにもかもすべてが焼き尽くされたのです。それで、前の首里城の復元の際もずいぶん苦労したようです。その前に焼失したものも復元されたものですから、もしかしたら似て非なるものなのかもしれません。

 そういう意味では、もはや文化財あるいは歴史的建造物としての価値は乏しく、沖縄の象徴、沖縄県民の心の支えであり観光の名所と割り切る方がいいでしょう。
 それにしても、40年近く、200億円もかけて再建した首里城が、すべて完成したら、燃やしてしまうというのには唖然といたします。ドミノ倒しじゃあるまいし、苦労して作って一瞬で壊す楽しみではないでしょう。ギリシア神話「シーシュポスの岩」、神々を2度騙した罰で巨岩を山頂に押し上げる苦行を課せられます、辿り着く直前に岩が転がり落ち、それを永遠に繰り返すという神話です。建造費用だけでなく、観光資源を長期間失う経済的ダメージは計り知れないのです。

 レプリカのようなものとはいえ巨額の国費を投入した貴重な木造建築が、一度出火したらスプリンクラーも無く、なすすべもないというのは、既に4回焼失を経験している過去から何も学んでいないということになりますまいか。管理責任やリスク管理の欠如を咎められても仕方ないと思います。また作り直すといっても最低十数年、数百億円かかるんです。燃えたらまたワタシらの税金投入して、というのは皆さん納得するんでしょうか。辺野古埋め立てをやめてそっちの金を回す、でよくないかしら?

 というわけで、以前何度か訪れた沖縄を描いた水彩画を思い出しました。写真に収めたものをPCに取り込みゆっくりペンで描き込むのです。首里城の本殿も描きましたが、それに限らずほとんど散逸してしまいました。こんなことならもう少し沢山写真を撮って、再建の資料に提供するんだった(笑)

 中高生の頃は絵が好きで、美術部に在籍していました。数十年のブランクがあってぽつぽつ書いたものが少々。整理が悪くてどこかに入ったり、人に差し上げるので手元にはほとんありません。また気が向けば描けばいいし。

こんな感じです。以下2枚は中城のそばにある中村家。最後は首里城の「守礼門」



石垣島にもよく行ったので、竹富島の絵も幾つか描いたんですが・・・

最近では、ほとんど書道に費やす時間が多く、水彩画やら水墨画に手が回りません。室内でずっと絵や書道やっていると運動不足になり、またかかりつけのお医者さんにお小言を頂戴してしまいます。いくら時間があっても足りない、もっとも有力な解決方法はブログを中断する・・ではあるのですが。
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覆水盆に返らず 口にした言葉は消えない

2020年12月22日 | コロナ
 やはりというべきか、スガさんの支持率が爆下がりだそうです。お隣の国の文政権も岩盤支持層さえ崩れてきているようです。政治家、指導者たるもの、結局は小手先の目くらましをやっていても、正しい政を行わなければ、いずれ民心は離れ政権が瓦解するという道を辿るのでしょう。

 コロナを振り返ってみて、いくつかのキーワードがありました。初期のころ、多くの識者や評論家などが発した言葉、「コロナは風邪を引いたようなもの」「インフルエンザのほうが怖いし、それで多くの人が亡くなっている。」です。マスメディアの司会者たちはさも分かったような口ぶりで「過剰に怖がる必要はない、正しく恐れなさい。」とも言ってました。ワタシは、その時強い違和感を覚えました。武漢ですでにパンデミックが発生し病院がパニック状態だった時でした。

 未知のウィルスで、まったく病気のメカニズムや感染経路などすべてが手探りでした。(中国がほとんどの情報を秘匿したのが主因です)。感染力が強く、ウィルスをたたくワクチンも特効薬もないのに、漠然と大したことがないという印象を与え続けました。正しく恐れる?何を根拠にして何が正しいか判断できるの? あの無責任な発言をしていた人たちは、どこに行ったんでしょうか。

 次のキーワードが前総理の「日本モデルが成功した。」という発言でした。第一波がいったん収まり、世界の中でも飛びぬけて感染率が低いのを、安倍政権の手柄の様に言いましたが、国民が自発的にマスクをして感染防止に努めたことと、PCR検査をやり渋ったがゆえに収まっているように見えたのです。その後は、感染対策が迷走し見切り発車で緊急体制を緩めGo-toを始めてしまいました。

 さらに「ウイズコロナ」です。これは、実質的には、感染源やクラスターを追いきれないので、もう経済活動(観光・飲食)はどんどんやって(お金を優先)、国民にはマスクと消毒を徹底し、三密を避けて自己防衛しろ、病院は頑張ってね、という意味でした。小池さんのお言葉「クセルとブレーキを同時に踏んでいる」は印象的でした。経済とコロナ防止が両輪というのは、勘違いも甚だしいのです。コロナを抑えることが最大の経済対策、そんなことは承知で、特定の業界を救うために、「経済」と漠然とした言葉で糊塗しました。

 そういえば東京都が「ウィズコロナ東京かるた 」というのを発表しました。都民をなめとんのか。 小池さん「下らぬこと考える暇があったらちゃんと仕事せんかい!!」と怒鳴ってほしいですね。
 しかしながら、医療関係ではいくら注意しても目に見えないウィルス相手でクラスターが発生し、Go-toで財布のひもと警戒を緩めたために急激な感染者の広がりが増して、過去最高レベルの感染状況になりました。

 「ガースー」、パンケーキで庶民的な印象を演出することや、二階に気に入られること、さらに携帯電話会社を恫喝して料金を下げさせても支持されないのです。国民の生命や生活を脅かすコロナをどうやって抑えるかが最重要命題であることに今更気づいても手遅れであります。危機感がないことを象徴するお言葉でしたし、支持率急落の引き金にもなりました。

 ここに至って、緊急事態宣言も発報されそうです。これも出し遅れの証文であります。Go-toの唐突な一斉中止も、遅すぎたし、これだけ広範囲に感染が拡大したらどうなるかは「神のみぞ知る」です。5人以上の会食は控えて、と国民には自粛依頼しながら当の菅さんは、あちこちでGo-toイートしていました。

 西村さんも加藤(クソ)官房長官も「いろんな人の意見を聞いていくのが大事」と言ってるようです。こいつは、「国民が誤解した」発言で今年の日本暴言大賞候補最有力です。本来なら麻生さん「10万円が貯金に回っちゃった」などの名言が本命なんですが。

 自分に都合のいい、言いなりのシンパの人たちの意見を聞いて何が役に立つんでしょうかね。ゴマすり田崎さん、元野球選手とバラエティー番組司会者、ベテラン俳優と会食して苦しんでいる庶民の生活や気持ち・実情がわかると思うのですか?

 特措法改正にはいまだに手を付けようとしませんし、そもそも国会は扉を閉めてしまいました。政治家たちは、もうすっかり年末モードで、忘年会と資金集めのパーティーだそうです。浅ましい人種ですね。

 ほとんどの国民は、年末年始には実家などに集合したり帰省して家族みんなで新しい年を迎える、という人が多いでしょう。今年ばかりはどうやら様変わり、移動や帰省を自粛しようという流れに傾きました。我が家も、雲行きが怪しくなり、地方にいる子供たち家族が当地に戻ってこれるか微妙な情勢です。

 それが今年限りならば、それもやむないかとは思います。「この感染は2,3年続く」と言っていた専門家さんが居ました。こればかりは、予想外れにしてもらいたいものです。
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