植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

100年安心プランが聞いて呆れる

2019年06月07日 | 植物
以前このブログで書いた通り、「年金では暮らせません、死ぬまで働いてね」みたいなことを
自民党は言っておりますな。以前は年金制度改正して、これで100年間は大丈夫という極めて無責任な
約束をしていたのです。年金財源を確保するために増税やら年金減額やら支給を先送りしたのですが
みんな嘘、こんなことはわかっておったはずです。案の定、今度は自分で老後資金を貯めろ、
運用せい、などと口の曲がった老人議員がおっしゃいました。

どうして、こういうこと起きたかと言うと、第一に年金制度自体が右肩上がりの経済成長と
人口増を前提としていたからです。それに加え、将来のリスクも無視して、戦後まもなくからの年金支給が
過剰に手厚かったのですね。ただ、忘れてならないのは、国の役人が制度を考えたということ。自分たちの
年金は、別勘定で完全に確保されているので、民間の社会保障はどうなっても痛くないのです。年収や
人口統計、年金収入・支出等をシュミレーションすれば、こうなることは、バブル崩壊期には予測できた
のに30年間無策だったわけで、そうしたあらゆる係数を国と自民党は掌握していたのでしょう。

マスコミは、きれいな洋服をきた高収入の方たちが、政府に逆らわない報道さえしておけば安泰なので
与党に批判的な報道を控えます。自分たちも、下々の庶民の年金がどうなろうが関係ないですから。

我が国の住民は、こうした政府とマスコミの情報操作や隠ぺい・虚構を信じ込んで「仕方ないですね」
と答えます。日本人の国民性の一つが、お上のことには間違いありますまいという言葉にあります。
森鴎外が、孝行娘に最後の一句で語らせたこのフレーズは、取りも直さず、日本の役人(国家あるいは
日本人)に対する強烈な批判(皮肉)であったと思います。

それなのに、ストもデモも無く(実際は小規模なデモがありますが、マスコミは取り上げませんね)
、わが国民は自民党政権に自分たちの将来を託すことを是とするのです。静かにゆっくりと貧困と衰退の道に
進んでいるというのに。

水から徐々にゆでられているカエルは、死ぬまで気づかない

世間で、この程度の認識を持っている人は数知れず、ましてや知識人や学者さんは承知していますよ。
ですが、表立ってこれを主張すれば、直ちに干されます。北の将軍様や、ロシアの大統領、
中国の指導者・・・日本もこれらの国と大差ないと思いますよ。殺されないだけましとしたものです。

オリエンタルリリーが咲き始めました。

他のユリと違って、やや俯き加減に開花しています。香りは感じませんね。

こちらは、ハナショウブの花。アヤメとも言いますが、漢字で「菖蒲」と書きますね。ところがショウブと読むとショウブ科で別種のもの。
更に、見分けがつきにくいものの例えとして「カキツバタ(杜若、燕子花)」があります。カキツバタは、水の中に生息します。
因みに、杜若と書くとアオノクマタケラン(またはハナミョウガ)を指す、というなんともややこしい話でもあります。



もう少し経つと、おびただしい花が咲きそろうでしょう。
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