聞いた話ですが、昨日の午後、日本全国で数万人の未婚女性が「お母さん、ゴメンね。翔平君のお嫁さんになれなかった」と言ったそうであります(笑)。
ご両親にせよ若い娘さんにせよ、あの大谷翔平選手の姿・話題を見れば、これまで一度や二度はお嫁さんになれたらなぁ、くらいのことは考えたでしょうね。10年総額7億ドル(約1015億円)でドジャーズと契約し、八頭身で堂々とした体躯・甘いマスク・明るく優しいキャラ、 何拍子も揃ったアスリートですから。
翔平君が一般人の女性と結婚した、という衝撃的なスクープが飛び出したのは多分昨日昼過ぎでしょう。前から冗談では、いつもぴったり寄り添う「水原一平通訳」がお相手かと言われておりましたね(笑)。
ワタシは、昨日だけは滅多に観ないテレビ、そのワイドショーやニュースを待ち構えてCHを回し続けていたのです。「なでしこジャパン」の北朝鮮戦の結果とオリンピック出場権獲得は、何を置いても最大のニュースバリューがあり、誰もがもう一度あの試合の緊張感や劇的シーンを観たい、と思うはずです。NHKはともかく民放では大々的に昨日の試合内容やらこぼれ話、各選手の表情やインタビューが放送されるものと楽しみに期待していたのです。
ところが、ニュース番組では、何か月ももやもやしている「自民党のパーティ券問題」その公開の衆議院政治倫理審査会を民放公共放送を問わず扱って多くの時間をそれに割いていました。どのみちはっきりしたことは言うはずもなく、とりあえずみんなの前でしゃべった=説明責任は果たした、という茶番劇に過ぎなかったんですね。
大谷君と政倫審のおかげでに、なでしこジャパンの勝利がどこかへ追いやられてしまったのでしょうか。
いやいやそうではない、これこそが実は大きな「外交問題」と関係しているのだと勝手に推測しております。
それは「北朝鮮・将軍様」への忖度・配慮で、放送局全局に自粛のお達しが出たのではなかろうか、という仮説であります。
このところ岸田総理が訪朝するという観測記事が流れております。北朝鮮側も今までの態度を改め、どこかしら日本との友好関係をほのめかすような姿勢を打ち出しております。
そうした中で行われたアジア予選最終戦は、本来なら命懸けで、国同士の意地がぶつかる激しい試合になるかも、と思っていました。ところがイエローカードが3枚ほど出ましたが、一発レッドみたいなハードコンタクトや怪我をするような危険なプレーはほとんど見られませんでした。
試合中にきわどい判定のシーンもいくつかありましたが、北朝鮮から審判に食って掛かるようなことはほとんど見られないまま、一点差で日本に軍配があがりました。敗戦の記者会見の北朝鮮監督は、おいおい泣いてましたが、日本を非難したり判定に不服を示したりせず、むしろこれで「日本と親しくなる」というようなニュアンスの発言がありました。
これに呼応して、北朝鮮と将軍様を刺激しないよう、試合の内容をテレビで流すのは自粛せい、という外務省か総務省からかお達しが出ていたとしか思えないのです。マスコミが大騒ぎし、日本が勝った勝ったとはしゃぐのはかの国が気を悪くするだろう、という配慮だったのかと思いました。それほど申し合わせたかのようにワイドショーでも取り上げているところに出くわさなかったのです。(実際は知らない時間にオンエアされていたのかもしれません)
そしておあつらえ向きに大谷君が飛び込んで来た、という事でしょうか。そういう意味でもメジャーリーガー大谷翔平選手は、今日本で最も外交的にも人気的にも一番の人物なんですね。