植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

ハオルチアの魅力を紹介します

2024年03月28日 | 植物
ワタシがガーデニングに、はまったのが9年前の事でありました。
それが高じて、外庭だけでなく室内で育てる「非耐寒性植物・観葉植物・多肉植物など」に興味が広がっていったのが数年後でした。一番のお気に入りが「蘭」であります。九州の兄が和蘭を育てているのを聞いて手を出したのが「胡蝶蘭」などでしたが、地植えで外で育てる果樹やバラなどとは格段に育てる難易度が高く、いくつも枯らしてしまいました。その原因はほとんど根腐れです。つい素人は水をやりすぎるのです。

それでも洋ラン和蘭合わせて10鉢ほどはなんとか永らえ、今年はそのうち4鉢に花芽もついております。
そして本日のテーマは蘭ではなく「ハオルチア(ハオルシア)Haworthia」
科名:ツルボラン科、属名:ハオルチア属 であります。和蘭との共通点が①直射日光を嫌う ②明るい日陰がお気に入り ③乾燥気味に育てないと根腐れする ④厳寒期は室内に置くのが安心 といったところで、同じような場所と育て方になるので、いつの間にかハオルチアを集めるようになったのです。(なんでハオルチアに手を出したかきっかけは記憶の沼に沈んでいます)

面白いのが、同じような場所で栽培できる共通項がある一方で、片や乾燥好きで、用土が砂・軽石・鹿沼土 ・ピートモスなどであります。和蘭は若干湿り気があるところを好み、土では無く「水苔」を使います。水やりの代わりに霧吹きを使うのも根に水が溜まらないためですね。蘭の種類によっては木の幹や根に絡みついて根っこが丸出しのものさえあります。環境は違えど根っこに水が溜まるのを嫌うのが共通点なのです。

ハオルチアは南アフリカが原産地で、乾燥を好み寒いところは苦手であります。特徴はおおむね放射状に葉っぱが伸びる、多肉植物でほとんど枝はない、成長してもせいぜい十数cmと大きく育たないというところです。大きく分けて2通りで、一方は「軟葉系」で茎葉そのものに透明感があり、土に隠れていても日照を根元の方まで迎えられるようになっているものがあります。「窓」と呼んでいます。この、緑色の筋にかたどられている窓が見た目も美しいのがハオルチアに魅せられる要素の一つでしょう。上手に育てれば3月頃から10~30㎝ほどの花芽が延びて楚々とした白花を数個咲かせます。これがハオルチアの魅力2になりましょうか。

一方、透明度がほとんどなく葉っぱが硬い「硬葉系」というのがあります。こちらは多肉植物特有の尖って丸い葉に縞模様があって、上に向かて延びる姿が美しいのです。

さて能書きはこれくらいにして、ワタシの手持ちのハオちゃんを紹介しましょう。ハオルチアの代表選手はなんといっても軟葉の「オブツーサ」です。ぷっくりして可愛らしいのです。ウチにはオブツーサは4種類あり「黒・紫・イクラ」などの名前が付けられています。
すでに花芽が顔を出しております。ドドソングリーンという品種ですが、💖美しいでしょう?

こちらは変わり種「玉扇」、板状の葉が横に並ぶのが特徴です。ウチに来たときは葉は12枚、現在19枚になりました。

ちょっと珍しい品種がこれ、左は「玉扇錦」右が「万象」という種類です。ちょっと元気が無いのが気がかりです。

硬葉系はこんなところです。
その中で最も有名な普及種と言えばこれ。「12の巻」という妙なネーミングであります。

現在開花中のハオちゃんはこれ「花鏡」という品種でした。

今あるハオルチアは29鉢であります。もう増やすつもりはありませんが、出来る事なら全員元気で、毎年花をつけて欲しいものであります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする