植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

空を飛ぶ にわか庭師(笑)

2023年04月06日 | 植物
来週半ばに、故郷の大分に行くことになっております。
実兄が重い病気で、庭仕事ができないので、植栽・植樹を頼まれました。古い納屋を壊したので大きなスペースが出来たのです。ワタシの亡き父が「町中から、子供を育てるのにはいい環境を」、と山の麓の片田舎の農家を買い取って移り住んだのが今から55年前、その時農家は藁葺屋根で、外に便所がありかまどで煮炊きする、という昭和初期の生活そのものでありました。

そこに5年ほど暮らした後、農家を取り壊して新築の家にしたのですが、飼葉や牛小屋農機具を入れる納屋(離れ)はそのままになっておりました。恐らく築70年ほどであったと思います。

昨年帰省したおり、その離れは2階に上がる階段も腐っていて、そのうち倒壊するような恐怖もおぼえ、兄に取り壊すよう進言したのです。楽器やらカメラやらがらくたがいっぱいつまった部屋もありましたが、兄もそろそろ「終活」を意識していたのか、全部取り壊したのでした。

さて、ワタシは自慢じゃないがいっぱしの園芸家気取りでここ10年近くを過ごし、バラから果樹・菜園とほぼすべての作業を会得いたしているのです。彼からのオーダーは、香りのいい花を咲かせる植物と柑橘を植えてくれ、でありました。また奥さんは、白い花が好きだとか。

これに合わして「ベルエトワール(バイカウツギ)」「蠟梅」をネットで注文しました。香りの木といえば定番の沈丁花は多分現地で販売しているでしょう。3大香木はキンモクセイとクチナシですが、現地の様子で追加で植えようかと思います。

当地神奈川県から、4,5本の樹木を植え、ついでに草花などを育てるための花壇を設けようと思います。わざわざ飛行機に乗り、レンタカーを三日使いホテルに二泊するというのは、金銭的には無駄といえるかもしれません。現地の業者に頼めば一日で仕上がる程度で、せいぜい3万円もだせば十分でしょう。そこをワタシが余計なお金を払って行くのは、「自己満足」兄のために何もできない自分がせめてやれることをしたい、という理由だけです。

そこで、ふと心配になったのが、ネットで注文したのが4,5日前、はたしてその苗がいつ届くのだろうか?でりました。タキイ種苗というネット通販業者なので、電話で問い合わせると「自前の在庫を持っているわけでなく、全国の種苗屋さんから出荷予定の樹木苗を代行で販売活動をし注文があると、その苗屋さんに発送依頼するだけなので、自社ではいつ送付するか・いつつくかなどわからない」というのです。

しまった!それじゃだめじゃないか。向こうに着いたときに苗が届かなければ仕方ないですね。だとすると柑橘はどうだろう?と思って大分の友人に紹介された「菊池種苗」に問い合わせました。そこには根巻の大苗を扱っていると聞いておりました。できれば今シーズンにも結実させたかったので少々高くても3年苗あたりが欲しかったのです。すると「柑橘の植え付けシーズンは2,3月なのでほとんど在庫の苗はありません。ゆずや温州みかんくらいしかない。」と言うではありませんか。

現地のホームセンターやコメリにおいてあるかもしれませんが不確かであります。もうB案 しかありません。こちらのホームセンターなどで売っている柑橘を買って宅急便で送る。であります。昨夜急遽ホームセンターへ車を走らせ「せとか・不知火・清見」三種類を確保しました。1本1,500円程度の小さい苗ですが、この際贅沢は言ってられません。明日にも発送しようと思います。

もし、前述の香りの木が届かなかったら、大きめの穴を掘り、周りに用土を作って埋め戻すだけにしていこうとおもいます。

とまれ、それなりに植え付け出来て花壇が出来たら、夜には中学校の同級生と飲み会も待っているのです。それが楽しみで行くといえなくもないのであります。
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