植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

地球温暖化を防ぐ ガーデニングのすすめ 

2023年04月18日 | 植物
あのトランプさんが、在職中のいろいろな罪で裁判や訴訟が起きているようです。
ワタシの知る限り、アメリカ合衆国の歴代大統領の中で群を抜く馬鹿な愚かな強欲な人物であります。
かつて彼は「世界に温暖化問題などは存在しない」と言い放ちました。最大のエネルギー消費国であるアメリカには責任がないと言いたかったのでしょうが、南部のフロリダ州で大規模な洪水が発生し千年に一度の降水量だったといわれております。世界中で起きている大雨と干ばつ、日本の亜熱帯化など異常気象は年々顕在化し、世界全体の問題であります。

グレタさんが声高に活動するまでもなく、世界の学者さんや研究家・政治家・農業関係者さんなどがその深刻さに警鐘を鳴らしているのです。マイガーデンでもバラの開花が少しずつ早まっている、メダカのプールの結氷がほとんどない、熱帯性の植物が屋外で冬越しできるなど、異変を感じております。

そんな気候の変化をこの10年ほど感じつつ、少しでも環境に役立つように植物を育てて、すでに千種類ほどになっております。

そこで、更に及ばずながら余計なごみを出さないようにせねば、とコンポストを利用することにいたしました。故郷の実家で兄が3つも置いているのを見て試そうというわけです。今まで剪定くずや枯葉、抜いた雑草などは乾燥させて燃えるゴミに出していました。もしそうした植物の再利用が出来れば、焼却されるために出る二酸化炭素や発熱を減らすことができます。また、コンポストで分解した植物の繊維はやがてたい肥として利用できるのです。

これで草取り後の手間もだいぶ省けます。定期的に水をかけ発酵促進剤を投入し、殺虫剤も適宜噴霧すればいいでしょう。

さて、夏野菜を植え付け始めております。狭小の菜園では過密に植えていて、今はにんにくとジャガイモ・キャベツ・スナップエンドウ・キュウリ・ナスが育っています。ここで定番のトマトとスイカを植えたいのですが、過密で植えるところがありません。

トマトとスイカは、基本的に雨や過湿を嫌がります。もともと乾燥してお日様がガンガン当たる地域で砂地に育つものです。そこで、ここ数年は多湿の日本、梅雨時期に成長が阻害され傷む「地植え」を止めました。トマトは雨が当たらないぶどう棚の下のプランター、そしてスイカは猛烈に暑くなる屋上で栽培することにしました。

昨日はとりあえず3株の「小玉スイカ」を植え付けしました。大事なポイントは、①強風で幼苗が傷まないようにしっかり固定する②ネットにはわせる ③雨がかからないようにマルチングする ④連作障害を回避するため接ぎ木苗を使い、ある程度の用土を掘り上げて交換する といったところであります。
植え付ける場所は屋上で、防水シートを敷いた木組みの花壇であります。すでに先住のにんにくとイチゴがありますが、気にしません。6月までに両方とも収穫します。培養土に自家製ぼかし肥料少々、これをできるだけ高く盛って植え付けします。去年もスイカを植えているので、大きなバケツ一杯分ほどの土をとり除いて、新たに買ってきた培養土を投入しました。残土はトマト栽培用のプランターに移し替えするので無駄はありません。

ビニールのマルチで覆っているのが全体の3/4ほどです。雨が降ったらイチゴのほうから少し沁みていく程度でしょう。これで、大雨や梅雨時期は全体にビニール掛けが必要になります。スイカの根っこは水につかると数十分で窒息して根腐れしてしまうので、土がほとんど乾燥した状態を維持するのが大事なのです。地植えするならビニールで覆うトンネル栽培が一番なのです。

あと一つメダカ用に買った大きなプラ船(セメントをこねたりする箱型の容器)があるので、トマト苗と一緒に追加でスイカ苗を買ってこようと思います。

というわけで、エコを意識したガーデニングは大変効用があります
①二酸化炭素を吸収し酸素を出すなど地球温暖化の防止
②雑草などを再利用して経済的に肥料を作り、ごみの減量化ができる
③有機栽培でおいしい野菜や果物が作れる
④花や緑の葉っぱなどで癒される
⑤誰とも口をきかず、心穏やかな時間を送れる
⑥立ったり座ったり、重いものを運んだりと体力に合わせていい運動になる

野菜や果物は、手間とコストを考えたら買ったほうが合理的で安い、という意見も真っ当ではありますが、それでも無農薬有機栽培に拘って、虫食いや出来損ないでも、安心安全なものを食したいと思うのです。

庭がなくてもプランターを使う、場合によっては公道の植え込みを活用する(笑)、屋根でも屋上でもスペースを活用すればいくらでも「緑化」ガーデニングは可能であります。お時間と余裕がある方はガーデニングをおすすめいたします。
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