ワタシは滅多に日本茶を口にすることも紅茶を飲むこともない、根っからのコーヒー好きです。恐らく中学生の後半から「ネスカフェ」の粉末コーヒーを飲んでいました。会社勤めをしていた時は、会社の近くのファストフード店やハンバーガー店、さらに「スタバ」で朝食兼ねてのコーヒーを飲んでいました。 昼の休み時間にコーヒーを飲むのが一番の息抜きでありました。外回りすれば必ずのように喫茶店に直行したものです。今でも朝の始まりは勿論パンとコーヒー、歩いて数分の仕事場に行き、マイガーデンを覗いてちょっとチェックしたら、ブログ更新や早朝の篆刻でもう一杯、お天気ならば、再び菜園や果樹エリアに赴き、草取りやら野菜・草花の手入れをいたします。
ワタシの畑はコンビニの裏手で敷地内にあるので、一休みしてセブンイレブンのキリマンジャロ120円コーヒーで、バラを眺めながら「まったりする」という優雅な暮らし(笑)であります。
お昼からも、仕事場で書道や篆刻に時間を割き、そこで冷蔵庫に入れたアイスコーヒーを1,2杯飲みます。毎日最低4杯くらいはコーヒーを飲んでいることになります。それだけ好きでもさほどコーヒーそのものにこだわりは無いのです。学生の頃は「サイフォン」でじっくり淹れたコーヒーを好みました。ワタシの仕事場でも、来客などがあればドリップ式ながら豆を挽いて本格的なコーヒーを出すのです。
しかし、日に4,5杯飲むたびに豆を挽いて1人前のコーヒーを淹れるのは非効率で面倒というものです。そこで愛用しているのが「ネスプレッソ」であります。一個90円のカプセルを装填してボタンを押すだけの簡単な操作で、香りのいいコーヒーがいただけます。洗い物もなくたまに機械の掃除と空になったカプセルを捨てるだけであります。コーヒーの味や香りだけで言えば、挽いて淹れたものには到底及びませんが、毎日の事ですし、コーヒーを飲むのが目的でもないので十分です。
購入して5年、重宝に使っていたので「こいつは丈夫なものだ、機械としては当たりだね」と褒めていたのです。ところが、先日倅夫婦が帰省して、朝から何度も使ったら急に水漏れが起きたのです。文科系の頭で言えば、週1回というペースで大事に先発に回していたのに、急に連投させ酷使したら故障した野球の投手みたいなものです。
ネスレのサポートセンターには一応電話して、故障の修理方法や応急措置を尋ね、新製品の機能なども聞きました。修理も考えましたが、元は取れたというべき、経済を回すためにはここは新品を買うべしと思い立ったわけです。
そこで購入したのが「ヴァーチュオ ネクスト 」という機種の中で一番安いもの、2万円いたしました。これまで使っていた「オリジナル」というシリーズもそれくらいの値段ですから安いものです。ヴァーチュオも他に上位2機種があり値段が高いのですが、カップの上に突き出た丸いひさしの部分が高級な金属製であるだけの違いで、機能は同じなのです。うちのあばら家の台所に「高級感」は似合いません(笑)
今までとの相違点は①カプセルの厚みが3,4段階ありコーヒーの量を自動的に判断する ②泡がでて「エスプレッソ・カプチーノ」風に仕立てられるということでありました。抽出方法が今までと全く違うと書かれていましたが、濃縮したコーヒーのエキスをカプセルに閉じ込めて、加熱してお湯に溶かすということでは変わりないと思います。
カプセルにあるバーコードを自動的に読み取って、水量を自動調整するのです。受け皿に置くコーヒーカップの大きさは判定しませんから、最大の「マグ230ml」のカプセルを装填して普通のカップを置いたら完全に溢れてきます。これはセブンイレブンでレギュラーコーヒーを注文して、機械でLサイズのボタンを押すのと意味は同じであります。(これは窃盗にあたるようです)
そして、出来たコーヒーはまさにクリーミーな泡がたっぷり乗っかって、まさにお店のエスプレッソコーヒーに近いのです。ただ、「無糖」で飲むワタシにとっては苦みが強く牛乳を足して丁度なのですが、コーヒーカップと牛乳が常温以下なのでコーヒーがぬるくなります。そこで、あらかじめ牛乳を入れたコーヒーカップをチンして温めることにしました。
味や温度はこれで良し、じっと眺めていたらピンと頭に浮かびました。そうだスタバの「カフェラテ」ってこんな感じだった、と思ったのです。横浜ランドマーク1階のスターバックスで、毎朝500円位払っていました。
あの時、備え付けの「ダイエットシュガー・カカオパウダー・シナモン」などを振り掛けていました。そこで、近所のスーパーで菓子作りの材料で売っているカカオパウダーとシナモンを買ってきました。合成甘味料シュガーカットも合わせて準備いたしました。
そして温めた牛乳に、合成甘味料と難消化性デキストリン(血糖値の上昇を抑える)、シナモンパウダーなどを次々に投入し、カプセル「グランルンゴ」で抽出いたしました。これこそスタバのカフェラテやカプチーノそのもののテイストでありました(実際比較しているわけではありませんが)。牛乳を温めながら泡立てる器具がどこかにありましたが、そんなものは使わなくても十分であります。さほどこだわりは無いのです。かくして1個100円のカプセルで一手間かけ、毎朝500円のスタバ「カフェラテ」同様のものが楽しめるのであります。