植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

総裁なんか 誰がやっても同じです

2021年09月23日 | 時事
理屈と膏薬 (公約)はどこへでもくっつく、と言いますね。昔から選挙公約など実現した試しがありません。所得や景気浮揚・失業率の数値目標もしかり、掲げるだけで検証も無ければ実現に向けた実効性がある具体策もありません。政治家が「しっかり取り組みます」というのは、一応気にはしています程度の話であります。

 役所言葉では「善処します」「前向きに検討します」「調査中であります」いずれも、何もやらない、とほぼ同義語です。予算がついて初めて仕事に取り掛かるのですから。

 自民党の総理に名乗りを上げた4人の候補、威勢がいいこと。所得倍増計画だとか子供庁創設、とか大ぶろしきを広げいかにも耳障りのいい政策をあげています。

 一方、コロナ対策は相変わらず中途半端な及び腰、第五波が偶然収まったのをいいことに、コロナ後の経済対策ばかり力を入れています。強制力をともなう行動制限や営業命令は憲法改正でもやらないと実現しない、というのが政府自民党の統一見解であったのですが、法改正するなどととても実現できないことを平気で言っています。第6波が来る、しかも5波と同規模の感染拡大が確実視されているのに、口を開けば、自粛・三密・県外へは出ないで、と馬鹿の一つ覚えであります。

 タロサンは、アメリカ並みに接種が進んだと大ウソを言うし、菅さんはこの期に及んで他国へワクチン6000万人分を寄付するそうな。いくらワクチンを接種してもデルタ株は突破してくる、ワクチンで得た抗体はその効果がだんだん減っていくのです。今でも未成年者には打てないので、感染しているんです。いずれ3回目以降の「ブースター接種」が必要なので、他国、途上国に分配する余裕などないはずなんですが。そもそもあんた、そのワクチン必死の思いで先進国から高い金(税金)を出して買ったんでしょうよ。

 総裁選に話を戻せば、誰が総理になっても一緒であります。麻生、安倍、二階さんなど自民党の実権を握る人が、菅さん並みのパペット人形を選ぶだけの話です。過去のいろんな疑惑には手を突っ込まず、官僚を人事で締めあげ、国民には情報を隠蔽し改ざんする基本理念を踏襲するだけでしょう。人気取りの印象だけの総理の首をすげ替え、目先の総選挙で過半数を取りさえすれば自民党は安泰なのですから。

 その為に、各派閥は満遍なく4名の候補の推薦人に名前を貸しています。だれが当選しても各派閥には恩義がある(借りを作る)ので、滅多なことは出来ませんし、組閣も各派閥から論功行賞人事が行われます。

 若手議員が反発し、派閥政治が弱ってきたなどとのんきなことを評論家が言っています。自民党は老若関係なしに世襲議員で、ろくに勉強もせず、苦労知らずのボンボンが沢山います。3回当選以内の若手は、民主党が自滅し、安倍一強、小選挙区制・自公選挙協力のおかげで、力も無いのに国会議員になったやつばかり。

 どさくさ紛れに比例代表で議員になった人、職業政治家、世襲議員、広告塔・人気取りの女性議員が国会議員に犇めいているのです。強力なリーダーシップを持つ思想と信念を貫く気骨がある政治家が居なくなりました。どこを切っても金太郎あめ、誰がやっても同じなんです。どんな内閣にしても「傀儡政権」なんです、あぁあほらし。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする