植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

矛盾と不条理 ワタシには何が何だかさっぱりわからない

2021年09月08日 | スポーツ
   昨夜は、月下美人が咲くので、夕方から深夜まで寝ないで写真撮影を致しました。というのは、嘘ではありませんが、真夜中のワールドカップ最終予選の中国戦を「DAZN」によるPC配信のLIVEを観たのであります。

 先日「どうしてアウェー戦をテレビ放送しない?」というブログを書きました。NHKは毎日パラリンピックを連日連夜放送していました。どちらも4年に一回かもしれませんが、その視聴希望者(サッカーファン)はパラの比ではありません。世界中で最も注目され、最も熱狂的になるスポーツなんです。その証拠に、スマホに配信された初戦敗退の記事・ニュース・批判などは1週間たっても数多く見られます。昨日あたりからは先発メンバーがどうだ、監督の采配が問題、などとネットで話題が駆け巡っているのです。

 どうやらAFCが欲をかいて、放映権料 を爆上げしたようなのです。一説には何年かで2000億円とか。そんな金を払う国は中国ぐらいのもの、日本の放送関係会社は、莫大な赤字を覚悟しなければならないということかもしれません。ワールドカップの放映権は48年前のメキシコ大会が8000万円だったそうです。2018年開催のロシア大会で600億円支払ったそうですから世界大会の相場が大会ごとに吊り上がっているのですね。放映権料を払う国が無くなったらどうするのでしょう。

 FIFAランク79位のオマーンに、あっさりホームで負けると言うみじめな敗戦でした。内容はお粗末そのもの、球際が弱く、覇気もありませんでした。明らかに調整不足、コンデション不良が見て取れました。過去の経歴や海外所属というだけで安易な起用をしていたのです。調子の悪い選手が多く、海外でも試合に出ていない(外されている)選手が多かったのです。ゲームプランも選手交代にも意図が感じられず、ミスパスの連発で、何一ついいところがありませんでした。あの大事な試合にそれはない、訳が分からんです。

 相手のチームは、一か月の合宿をしてあの試合に臨んでいたと聞きます。心構えからして違いがありました。昨夜の中国戦は、あの敗戦がいい薬になるのか、本当に予選を突破できるのか、という非常に注目され、負けることが許されない試合なのに、平日とは言え午前零時キックオフでテレビ放送無し、という???がいくつも頭にぐるぐる回る状況はワタシだけでは無かろうと思います。

 また、今回の試合会場が、カタールというのが一つの象徴でした。理由は中国側のコロナ感染を防ぐため、で第三国になったのです。徹底的な防疫体制を敷いて、完全に抑え込んでいる中国は、日本から来る選手や関係者からコロナが広がるのを恐れ受け入れるのを拒んだのです。もし中国で開催されたなら、時差は少なく、当然テレビ観戦も出来たでしょうに。

 よく考えてほしいのです。ひと月以上前オリンピックを強行したのは日本で、中国を含めて世界から5万人ほどの人間がやってきました。パラリンピックも然りで数こそ少ないものの大勢の選手などが集まり、結果として明らかになっているだけで狭義の感染者は500人を越えました。

 中国はオリパラともに最高数の金メダルを手に意気揚々と帰国しました。
一方、日本ではオリンピックの前後に第5波が一気に押し寄せ、ようやくこの1,2週間でピークを越えたと言うところです。しかし連日のように重症者が増え多くの方が毎日亡くなっています。

 オリンピックに比べたら極めて少数の人間のみ、無観客にもできるサッカーの1試合すら他国で行う、という中国の徹底した考え方がどうして日本にできないのか不思議で仕方ないのです。結果として日本はいまだに「緊急事態宣言」下でありながら、先日ホームの試合を行い、巨人-阪神戦では明らかに2万人近い観客が入っていました。大相撲ではどこかの部屋が数人の感染者が出ていますが、予定通り催すらしいです。愛知の野外コンサートでは、観客が密になり酒を飲み何人かは感染が確認されています。主催者は雲隠れとか(笑)

 自民党とマスメディアは、コロナどこ吹く風、総裁選ばかり取り上げフィーバー中であります。

 もう矛盾と不条理の世界、まさにカオスのただなかにいるような心持であります。

 野党は、苦節10年、ようやくチャンスが巡ってきたと言うのに、清新で期待を持たせるような指導者が現れず、相変わらずの枝野、玉木、そして共産党の志位さん。いつもの顔ぶれで、言うこともぱっとしないので有権者はどうしても政権交代へ向いていかないんです。どうせなら、人気実力経験申し分ない石破さん、この人を担ぎ出すというようなあっと驚く手段に打って出ないと、万年野党から抜け出せません。困ったもんだ。

 ともあれ、圧倒的に優位に進めながら1-0の辛勝でありました。前回に比べ格段にプレーの質やスピードは改善されましたが、いかんせん決定的チャンスに決まらないのです。先が思いやられます。ベテラン柴崎、長友、原口などに依存していてはどうも勝ち目が薄いなぁという印象です。これから若い世代に切り替えるには時間も無く、リスクも伴うのです。うーむどうしたものかさっぱりわかりません。

コメント
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