植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

曲りなりに誰かが総理になる

2021年09月11日 | 時事
世の中、どうやら総裁選が中心になっているようです。

 わが平塚を地盤としたタロサン、昨日立候補会見を行いました。河野一族は、自民党の政治家としてほぼ一貫して国政に関わる一方、地元には全く関心が無いので、公共予算をあそこにつけたのは河野さん、などという話は聞きません。河野道路も河野橋もなく、胸像なども見当たりません。地元には予算を引っ張って来ないと言う稀有な国会議員一族なんです。

 それにしても、コロナ対策に「センニン」するという理由で総裁選を降りると発表し、レイムダック政権となった菅さんであります。センニンは、専任と書きます。一つのことに集中して(働く)という意味ではありますが、この場合、もともと専任の担当では無いので、これに特化し集中して独占する場合は「専念する」すると表現します。なので、放送局によってはスーパーで「専念」と書き換えていました。会見はセンニンを何度か言い放つと2分で踵を返しました。

 「曲がりなりにも」一国のトップたる総理が、2分間の立ち話で退任の発表をして、はいおしまい、という姿勢は一貫していたといえばその通りです。さらに、もう総裁選が始まれば用無しとなるので、いきなり外遊だそうです。あらら、センニンするんじゃないの?。自民党の総裁は、辞任が決まるとほとんどの人が専用機に乗ってアメリカなどに卒業旅行に出かけます。小泉さんがサングラスしてギターをかき鳴らしたのもそうでした。

 菅さんは、アメリカに行くようですが、花道外遊と呼ぶようです。用もないし、相手の国だって間もなく辞める首相にまじめに相談や約束などできる由もありません。それより宙ぶらりんの日本学術会議をきちんと結末する、位の事はしていってくださいね。コロナにはもう関わらないで。

 総裁選は、高市さんとタロサンが加わってだんだん盛り上がってきました。それぞれの所信表明がありましたが、岸田さんは「所得倍増」、高市さんは「アベノミクスを踏襲したサナエノミクス(笑)」、タロサンは「日本を前に進める」なんだそうです。これだけでも十分国民の期待を裏切る情けないキャッチコピーであります。そして。いずれも安倍さんの時代の一連の疑惑、桜、赤木ファイルなどの疑惑は再検証せずであります。また、コロナの対策もはっきりとした新機軸を打ち出してはおりません。

 口が曲がった麻生さんが「曲がりなりにも収束して、国際社会の中で評価が極めて高いと思います」と述べました。収束しているという認識がこの人の進歩の無さを物語っています。曲りなりにというのはある意味正直な感想でしょうが(笑)

 安倍さん(細田派)と麻生さん二階さんの派閥を足したら200人弱、自民党議員の半数を占めるこの三つのグループで国政をずっと牛耳ってきているのです。総裁選でもこの人達にたてをついたら、石破さんみたいに冷や飯を食わされるのです。どなたが総理になっても、どのみち安倍さん麻生さんなどの思いのままであります。誰が総理になっても同じ(笑)

 総裁選の推薦人ですら、誰が総理になっても、大臣などの人選人事で有利となるよう派閥は各候補にばら撒いて恩を売っています。

 以前ブログで「茹でガエル」の事を書きました。水に入ったカエルはゆっくり加熱されると暴れることも逃げもせずいつの間にか茹で上がるという例えです。日本は真の民主主義など存在しない自民党独裁国家になっています。中国と大差ありません。自民党の先生方、とても日本の政治が曲がり角に来ているとは思っていません。

 コップの中の嵐といいます。たかだか政党内の派閥争い主導権争いレベルの騒ぎがいかにもお国の最重要課題だと思い込まされています。今まで通り、じり貧で低迷し放しの経済、子供が減り人口が減り収入も減り、国債残高のみ異様に増えています。コロナはご存知の通り終息の兆しは見えません。それでも曲りなりにこの日本は自民党が守っていると思ってるんですね。わが国がそのままで良かったらどうぞ自民党でお願いします。
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