風そよぐ部屋

ウォーキングと映画の無味感想ノート

三里塚管制塔占拠40年3.25集会、飯田さんの墓参り

2018年03月27日 | 学習

2018年3月25日、お茶の水の連合会館で
1978.3.26三里塚管制塔占拠闘争40年、今こそ新たな世直しを!」集会が開かれました。

参加者は300人を越えたそうです。
11時~13時30分・映画「三里塚のイカロス」の上映
14時~16時30分・報告、発言
17時30分~19時30分・懇親会

中川憲一さん               柳川秀夫さん
 
太田敏之さん               鎌田慧さん
 
私の好きな写真
 
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1966年7月4日の成田空港建設決定以降様々な出来事がありましたが、1978年3月30日開港が決まりました。
3月26日管制塔が占拠され開港が阻止されました。
その最大の功績は、日本の左翼運動、社会運動が、浅間山荘事件、内ゲバ、「テロ」等で暗く落ち込んでいた暗い時代の中、
大きな“明るさ”を与え、今なお点し続けていることと私は思っています。
さて、映画・「三里塚のイカロス」について、
良さと悪さが半々です。
良さは、何人かの「支援者」のその後を丁寧に追っていることです。
地下道を掘っていて、落盤の下敷きになり車いす生活になった吉田義朗さんの風貌と明るさ、
反対運動をしていたがその後農地を売却した農民の男性に嫁いだ加藤秀子さんのお話、
用地買収をした前田伸夫さんのお話、
そして中川憲一さんのお話です。
出色は、中川さんの、妻とのとろける様な涙の手紙とお笑い、緊張と緩和の独特な世界でした。
悪さは、お話が少しくどいこと、映画が長すぎることとそして金属音の効果音です。
坂田明さんの音楽が良かっただけに金属音は騒音でした。
最後に、なじみのない「イカロス」です。「その後の三里塚」などの題では興ざめですが…。
イカロスは誰でしょう、決して農民や運動ではないと思うのですが…、
人間の傲慢さやテクノロジーを批判する神話としてのイカロス、でしょうか?
この映画、昨年のチョンジュ国際映画祭の招待作品だったそうです。
石井紀子さんの「女性の参加者がなぜ少ないのか?」のメッセージは新鮮・衝撃でした。
そのメッセージにあるように、女性の参加参加者は数名でした。
同時に、参加していた男性のほとんどは高齢者でした。
私は知りませんでしたが、山本義隆元全共闘議長さんも参加していたそうです。
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翌、3月26日、友人たちと飯田博夫さんの墓参りに行きました。
飯田さんは私より若いのですが、2010年3月9日、62歳で亡くなりました。
沢山の思い出のある友人です。
多摩丘陵にある霊園(黄色い旗のところ)で眠っています。



沢山の思い出がありますが、私が思い出すのは不思議と楽しい思い出です。
妻と飯田さんと三人で河口湖に日帰りでドライブに行きました。
車好きの彼は、友人から借りた、当時前輪駆動車の先駆だったホンダシビックを盛んにほめていました。
スピーカーからは山口百恵さんの歌が流れていました。
帰りになんと後楽園アイススケート場でスケートをしました。
実家が堺にあり、白浜にドライブしようと急に言い出しました。泳ぎもせずただ、砂浜にいました。
一度、彼のお父さんに新橋で夕飯をごちそうになったこともありました。
そんなたわいもない思い出に心和む私です。
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関連する私のブログは、2016年・三里塚闘争50年の集い 
  2017年・三里塚に眠る原勲さんの墓参り
  三里塚空港反対運動の思い出の地を巡るツアー
  原さんの墓参り 
  2006年・三里塚40年の“たすきわたし”12.3集会 などがあります。【終わり】

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