風そよぐ部屋

ウォーキングと映画の無味感想ノート

日本原

2022年10月10日 | 学習





上記、「日本原、牛と人の大地」のチラシより
 明治40年代、一帯の山野は旧陸軍の演習場となりましたが、里山だったので、田畑の耕作、薪の採取家畜のエサの草刈り
などは農家の権利=”入会地”としてとして認められたという。
 日本原の位置は、 [馬天嶺のHPより引用]

奈義町によると、演習場は町の面積の約2割を占め、演習は年間260日程度、過去3度、日米合同訓練も実施されたそうです。

 「山の牛乳」は内藤さんの内藤牧場で搾られた牛乳を100%使用して、内藤牧場と「なかもと乳業(津山市)」で低温保持殺
菌(栄養や風味、善玉菌を損なわないよう有害な菌を殺せる最も低い温度・時間でつくる)で、生産された牛乳だそうです。
この映画のハイライト的傑作場面は、上の画像の右です。左は"生協の牛乳"から作られたヨーグルト、右は"山の牛乳"から作
られたヨーグルト、「どちらがおいしい」と問われた幼子は「左」と答えました。再度問われると、やはり「左」でした。
私は思わず「クス」、その他笑える場面がたくさんありましたが、最近の映画館は、「笑いは禁止」、館内はシーンでした。
 さて、映画の出来ですが、撮られた映像はここ数年の短い期間です。歴史性・迫力にどうしても欠けるものがあります。秀之
さん若い頃、日本原農民の奥鉄男さんが生存中の時代から、だったらとても良かったでしょ。米軍の演習で入会権が拒否され、
農地に入れないことへの抗議の場面は少ししつこく長過ぎました。しかし、秀之さんの4人の家族の心底からのほのぼのした
明るさ陽気さ穏やかさがとても素敵です。そして、インタビューに登場する人々もユニークで魅力的でした。
 10月3日、ポレポレ東中野で16:20から見ました。観客は25名ほどでしたでしょうか。私は、映画館で映画を見るのが好きな
のですが、コロナ禍でこの3年間は皆無でした。蛇足ですが、久し振りに乗った帰りの電車はラッシュで、ひどく疲れました。                                                                                                   
                                               【終わり】


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