風そよぐ部屋

ウォーキングと映画の無味感想ノート

映画/超高速!参勤交代、 WOOD JOB!(ウッジョブ) ~神去なあなあ日常~

2014年10月29日 | 映画


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

始めに見た『超高速!参勤交代』がつまらなかっただけに、こちらは軽妙で楽しめました。
いわゆる青春物・ラブストリーとしないでコメディにしたの良かったです
筋は単純、大学受験に失敗した無気力な若者が、1年間の林業研修生になります。
勧誘パンフレットのモデルに会えるかも、なんて軽~い気持ち・動機で参加したのですから…。
今回は、観客席から笑い声が頻繁にもれて、とても良かったです。        【10月27日鑑賞】

映画/フルートベール駅で(Fruivale station)、それでも夜は明ける(12yeare a slave)

2014年10月24日 | 映画


2009年の元日、米サンフランシスコのフルートベール駅で22歳の黒人青年・オスカーが警官に銃で撃たれ死亡しました。
オスカーは「薬の売人」で前科者ですが、母親の誕生日でもある大晦日を機に足を洗うことを誓います。
誕生パーティを終えて仲間と新年のカウントダウンが行われる花火会場に電車で向かいます。
車内で、刑務所で見かけた白人男性にイチャモンを付けられ殴り合いになります。
駆けつけた警官たちは、白人は放置し、黒人たちだけを拘束し、抗議するオスカーを背中から射殺します。
映画は、大晦日から元日までの彼の24時間を淡々と描きます。
取り立てての大事件はありませんが、彼が麻薬の売人を止める下りは印象的でした。
冒頭の港のシーンです。
彼が殺された後の社会の反応などを描かなかったのは良かったです。
彼の24時間の生活の描き方ももう少し工夫があれば良かったと思います。
この映画の事件の約10年後の2014年10月8日、米ミズーリ州セントルイスの路上で、
18歳の少年が警察官により射殺されました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

原題は、奴隷の12年間、でしょうか。
この映画には、二人の印象的な名前が登場します。
一人は、監督・制作のスティーヴ・マックィーン、「大脱走」のスティーヴ・マックィーンではありません。
ロンドン生まれのマルチアーチストです。
もう一人は、彼と共に制作に携わった、ブラッド・ピットです。
アメリカの奴隷制が公的に廃止されたのは、1865年です。
つまりわずか150年ほど前までアメリカには全くの非人道的奴隷制度が存在していたのです。
日本の幕末の時代ですから驚きです。
17世紀後半からおよそ200年の間にアフリカからおよそ1,200万人のアフリカ黒人がアメリカ大陸に連行され、
このうち、5.4%(645,000人)が現在のアメリカ合衆国に連れて行かれたと言われています。
1860年にはアメリカの奴隷人口は400万人に達していたと言われます。
黒人やネイティブの人々の富の略奪無しに、アメリカの今日の繁栄はあり得ません。
しかし、アメリカ社会も歴代の政府も彼らへの感謝や、彼らへの根本的謝罪と賠償をしたとは私は聞いていません。
それどころか今日でさえ、彼らへの偏見や差別はなくなっていません。
アメリカは、今日自分たちは一番民主的で人権的で自由だと言っていますが、断じてそんなことはありません。
中国への人権批判や「イスラム国」への批判をする資格など彼らにはありません。
さて、映画の主人公・ソロモンは、バイオリン奏者です。
黒人ですが奴隷ではなく、「自由証明書で認められた自由黒人」でした。
演奏会の帰り、彼は突然、白人に拉致され、奴隷商人に売り渡され、奴隷とされてしまいます。
彼は生き残るために生きます。
彼は、農場主の農園で小屋を建てる大工とたまたま一緒になります。
この大工は、奴隷制を疑問に思う活動家で、ソロモンのために一肌脱ぎます。
ソロモンが自由国人であることが証明され、彼は12年間の奴隷から解放されます。
大工を演じるブラッド・ピットは、この映画の共同プロデュースをし、「社会派」をアピールしています。
映画としての出来はもう一つと言うところです。
ところで、奴隷はどれくらいの値段で取引されていたのでしょうか。
映画では1000ドル云々でした。
当時の庶民の年収は200~400ドル程度とも言われますので決して安くはない価格と思われます。
そんな高価な生産手段を、奴隷主は、生殺与奪出来るからと言って決してむげに殺しはしなかったはずです。
映画では、演出上からか黒人を過激に過酷に扱って居るように感じましたが…。
---------------------------------------------
いずれにしても、今日の二本の映画は、アメリカの「黒人差別」問題を描いています。
『フルートベール駅で』は、背筋が凍るような恐怖を覚えました。
『それでも夜は明ける』は、決して大昔の歴史ではなく、ほとんど近代の出来事です。
アメリカは、自由の国などと称していますが、彼らの歴史は黒人・ネイティブ・第三世界諸国の人々への暴力・
収奪・抑圧と言っても過言ではありません。            【10月20日鑑賞】

八潮市を歩く

2014年10月20日 | ウォーキング

10月17日、八潮市を歩きました。

スカイツリー線草加駅から八潮駅南口行きバスで木曽根まで行き、そこから草加駅まで歩きました。
木曽根を通るバスは、1時間に2本、乗客は10人ほどでした。

専稱寺・浄土宗
 
                       阿弥陀庚申塔(阿弥陀仏の庚申塔は珍しいそうです。)
  
普門寺・真言宗                           普門寺・観音堂
 
西蓮寺・浄土宗
  
本泉寺・日蓮宗 ご住職が、本堂の扉を開けてくれました。
 
氷川神社                                フラワーパーク(奥は、中川)
 
来迎寺・浄土宗
 
土手供養塔(1655年、中川は度々氾濫を繰り返していたそうです。)[普門院入り口] 普門院・真言宗
 
ふるさとの森                            氷川神社
 
持昌院・曹洞宗
 
久伊豆神社                             宝幢寺・真言幢宗
  
八潮市社会福祉協議会                      やしお生涯楽習館
 

長安寺・曹洞宗
 
立正寺・浄土宗
 
立正寺本堂内                            神光院・本山修験宗
 
東漸院・真言宗                            伊草天満宮
 
八潮市立資料館                                  板碑
 
中世の信仰物                        愛染明王像
  
上総堀の模型
  
中川を使った水運が隆盛していたそうです。八潮の由来もここから来ているのでしょうか。
資料館内古民家
 
観音寺・浄土宗                           三峰神社
 
八幡神社                                草加市は煎餅の町、駅前に煎餅焼きの像が
  
今日歩いたのは八潮市の部分ですが、ベッドタウンという感じで、農家もありますが、
多くは勤め人風の家々の町並みでした。
キンモクセイの香りがしていました。柿の木も多いです。
つくばエクスプレスの八潮駅から秋葉原駅までは約20分です。
スカイラインツリーラインの草加駅にはバスで出ます。
かつては中川の氾濫で被害も受けたようですが、中川がもたら水運の便は繁栄をもたらしたようです。
日光街道からは少し離れています。
大きな寺社はないようです。
歩き始めは、暑からず寒からずでしたが、途中から暑くなってきました。 【終わり】

国宝・歓喜院聖天堂、付近のウォーキング

2014年10月10日 | ウォーキング

10月9日、国宝に指定されたばかりの歓喜院聖天堂を参拝しました。
埼玉県内には国宝は4つしかなく、3つは美術品で聖天堂は建造物では唯一のものです。

歓喜院は、真言宗のお寺で、聖天堂は熊谷市妻沼(長井庄)を本拠とした齋藤実盛の守り本尊(聖天)を祀るため作られたそうです。
何度か消失し、今日のは1760年に再建されたそうです。
修復されているとは言え、保存状態も良く、撮影も可能です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
JR熊谷駅から13kmほどでしょうか。しかし、バスが頻繁に出ているので交通の便は良いです。
10:33に熊谷駅に着き、10:50のバスで妻沼聖天前で降り、そこから歩きました。バスは460円です。
熊谷は、高温で有名ですが、ラグビーの町でもあります。
熊谷ラグビー場もあり、熊谷工業高校の活躍がその大きな要因で、駅前にこんなモニュメントがあります。  齋藤直実の銅像
 
瑞林寺・曹洞宗
 
  
  
瑞林寺・日限地蔵堂                                    板碑・塔碑群
  

玉洞禅院・臨済宗
 
玉洞禅院・観音堂
 
 

歓 喜 院

子育て地蔵          貴惣門
 
斉藤実盛像
 
護摩堂
 
中門                                  仁王門
 
  
石舞台                                大師堂
 
大師堂中                                  本殿
  
本殿奥に 聖天堂 があります。700円 右の建物が本殿
 
 
以下少し煩雑ですが、

                                     夫婦の木
 
軍荼利明王              平和の塔
 
軍荼利の滝                              鐘楼
 
歓喜院・本坊本堂 聖天堂から少し離れた所にあります。
 


大我井神社
 
花蔵院・真言宗                           井田記念館
 
観清寺・曹洞宗
   
長昌寺・臨済宗
 
 
日枝神社                                光明院
 
   
龍泉寺・真言宗
 
  
龍泉寺・観音堂                             宝篋印塔
 
善島神社                                厳島神社の森
 
厳島神社                                薬王院・真言宗
 
                                     木の下に小さな祠が
 
白山神社                ものすごく吠えて居たのに、カメラを構えて近づくと後ずさり、吠える犬の多くは臆病です。
 
正法寺・天台宗
  
正法寺・鐘                道端の庚申塔
 
八幡大神社                              西城神社
 
長慶寺・真言宗
  
長慶寺・薬師堂
 
僧形庚申塔(珍しいそうです。1661年)
  
  
西光院・真言宗                           焔魔堂
 
閻魔像                  宝篋印塔
 
宝蔵院・真言宗
 
大性寺・真言宗
 
上根薬師堂
 
上根神社
 
上根バス停(4時30分のバスでした。)                                 ナスの花
  
 
---------------------------------------
歓喜院聖天堂は、見応えがあります。お薦めです。
熊谷駅から10数キロ離れています。バスで行くしかありませんが、バスはたくさん出ています。
ただ、熊谷市内の八木橋デパート前交差点がデパート駐車場に行く車で大渋滞で、
行きは30分もかかりました。
聖天堂のある「妻沼」(めぬま)一帯は、利根川の水の恵みを受けて、斉藤一族が支配したのでしょう。
今日では、利根川は群馬県との県境です。
臨済宗、曹洞宗のお寺もありましたが、多くが真言宗のお寺で、浄土宗や日蓮宗などはありませんでした。
熊谷市は広いです。歩いたのはほんの一部です。
田んぼが広がる農村ですが、民家や工場なども多い地域でした。
民家の庭には、小さな祠が祀られていました。利根川が氾濫しないように祈ったのでしょう。
天気は曇りでした。途中少し日が差し、涼しいとは言えず暑かったです。
水は1㍑飲みました。約5時間ほど歩き足の指先が少し痛くなりました。
たんぼ道を歩くのも時には楽しく、良いものです。
農村のの多くは、火の見の塔があったり、集会所があり、観音堂や釈迦堂と墓地があったりしますが、
鎮守や広場は少なくなったと思います。                     【終わり】  

白岡市を歩きました。

2014年10月01日 | ウォーキング

左の茎が紅いのは八つ頭、右の茎がグリーンのは里芋だそうです。
八つ頭の茎は、野菜として食べることが出来るそうです。
少しお話しできて楽しかったです。
9月29日、埼玉県の白岡市を歩きました。

10:03白岡駅発の菖蒲仲橋行きバスに乗り(180円、1時間約1本)、高台橋で下車して歩き始めました。
白岡駅                                妙見星神
 
青雲寺・真言宗
  
本堂                                  青雲寺・薬師如来堂中
  
  
                 キンモクセイがあちこち植えられ良い臭いを放っていました。
  
須賀神社                                久伊豆神社本殿
 
久伊豆神社拝殿                           観音堂
 
観音堂中                  笠地蔵
  
興善寺・曹洞宗 総門
 
三門                                 達磨大師像
 
本堂                                  本堂内で幼稚園生徒が朝のお勤めをしていました。
 
13重の塔                               鐘楼  右は幼稚園
  
  
興善寺・観音堂内
  
白岡音頭                                供養塔
 
隣接する幼稚園で

正福院・真言宗
 
宮沢賢治讃仏歌                           川端康成文化碑
 
室生犀星の碑
  
正福院入口                               宝篋印塔
 
 
八幡神社                                力石
 
八幡神社内天満宮                          天満宮願い事
 
寄進された瓦                             久伊豆神社
 
寿楽院・曹洞宗
 
 
白岡駅に戻って来ました。白岡駅東口広場のある像

岡泉の安楽寺方面のバスはないので、タクシーで向かい、そこから歩きました。(約6km、1450円)
安楽寺
 
彼岸花は枯れ始めていました。
 
浅間神社(山が崩れ壊れたので新しくしたそうです。) 近くの最勝寺は廃寺となっていました。

大徳寺・曹洞宗 三門                       本堂
 
本堂中                                大日堂中
 
鐘楼                                  鐘楼正面に
 
 
鷲宮神社                                そば畑
 
正伝寺・曹洞宗
 
正伝寺・開山堂                             天神宮
 
鷲宮神社                                水路に40cmほどの魚がはねていました。
  
白岡市役所

一帯は畑、市役所だけが妙に近代的豪華な建物で、付近と不釣り合いな異彩を放って居るようでした。
白岡市は、公共交通の便が良くないです。特に、東側はバスがありません。
9月30日の毎日新聞朝刊では、「乗り合いタクシー」(登録すると概ね500円でタクシーが利用できる)の記事が
載っていました。
ここでは自家用車がやはり必要と思いました。
過日歩いた川島町・吉見町は"農村"で、家々の庭には野菜や花々が豊かでしたが、
白岡市は、家は農家というイメージではなく、勤め人の家の感じでした。
現在の白岡市は、畑や田んぼがまだ多く残って居ますが、多くは東京のベッドタウンと思います。
特に大きな寺社はなく、その数も少なかったです。真言宗と曹洞宗のお寺以外はなかったです。
川島町・吉見町はウォーキングとしては楽しかったですが、白岡市は取り立てて楽しいとは言えませんでした。
しかし、キンモクセイの木がたくさん植えられていて良い香りでした。
柿畑も多くあり、家々の庭や道ばたに柿の木も多かったです。
そば畑もいくつかありました。 
気温が28℃だったとか、暑い日でした。1ℓの水を飲みました。
ゆっくり歩いたのですが、歩いた時間も距離もそれほどではなかったのですが、腰が痛くなりました。
昨今、子どもを巡る事件が起きているので、とても気を遣います。
特に、公園ではちょっと気後れして休憩します。まだ、蚊が多く刺されました。   【終わり】