風そよぐ部屋

ウォーキングと映画の無味感想ノート

映画2題/舟を編む、かぞくのくに

2013年10月17日 | 映画

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ヤン・ヨンヒさん作品というので期待したのですが、ちょっぴり残念でした。
処女作の『ディア・ピョンヤン』はドキュメンタリー作品で、非凡でした。
今回の作品はフィクションです。
在日コリアンのソンホは総連の重役を務める父の勧めに従い、帰国事業で北朝鮮渡ります。
それから25年、脳に腫瘍ができた彼は治療のため3ヶ月間だけ日本滞在が許されます。
そんな彼に突然の帰国命令が下ります。
政治的背景抜きに拉致された人々に私は思いをはせました。
個人ではどうしようもならない不条理・理不尽さに私ならどう生きるのでしょう。
それは、戦前の日本の状況やかつてのソ連・東欧の秘密警察、
3.11以後のアメリカのムスリム、そして今の日本でいじめを受けている大人や子どもたち。
ソンホの妹リエは、彼がほしがっていたスーツケースを買って、歩く画面で映画は終わります。
リエは、彼の「これを持って、君はどこでも自由に行けるんだ」を思いだし、かみしめます。
映像がきれいでなかったのがちょっと残念でした。   【10月14日鑑賞、ほぼ満席でした。】
『ディア・ピョンヤン』の私のブログは、ここ

1013原発ゼロ★統一行動

2013年10月15日 | ウォーキング
 
10月13日、日比谷公園と国会議事堂周辺で、『1013原発ゼロ★統一行動』が行われました。
13時から日比谷公会堂で『さようなら原発1000万人アクション』の集会が行われましたが、
私はこの集会には参加しませんでした。日比谷公会堂は約2000人しか入れないからです。
14時20分頃からデモが始まりましたが、300人ほど毎に細切れにされます。
国会周辺で集会が始まっても、デモ出発はまだ続いていたようです。
デモ隊の分断は、1回の交通信号で渡れる目処が公の理由ですが、実際はデモ隊の規制です。
デモを矮小化させることが目的です。
日曜日のこの周辺の官庁街はほとんど車は通らないのですから、
車を通行止めにしてさぁっと通してしまえば実に簡単なことなのです。
 
 
  
  
これは夕方からの国会周辺の風景。国会包囲とは行きませんでした。    
  
下の2012年7月29日のデモは国会を包囲しましたが、今回は遙かに少なかったです。
   
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この日、日比谷公園では“鉄道フェスティバル”が行われていました。
秋の明るくさわやかな青空の下、一方で鉄道ファンが他方で反原発のコラボレーションでした。
昔は、デモというと何か悲壮感や閉鎖観があったのですが最近はすっかり明るくなり、
この両者の区別はわからないほどで、違和感なく共存していて楽しかったです。
でも、鉄道ファンたちの方が明るく楽しそうでした。
  
 
   
 
日比谷公園霞門を出た弁護士会館前にこんな碑がありました。
 
       【終わり】