風そよぐ部屋

ウォーキングと映画の無味感想ノート

映画/人生スイッチ、さよなら人類

2016年02月17日 | 映画

アルゼンチン版『世にも奇妙な物語』とでも言えそうです。
日本では少し不謹慎に当たるかも知れないエピソードもありますが、あくまでもコメディです。
日常に「ふと」訪れる偶然の不幸な出来事・悲劇…、その先にあるものは?
六つのエピソードに共通するのは「キレル=暴力」です。そして私たちの中に潜む「他人の不幸」を喜ぶような感覚です。
六つのオムニバスです。こんな過激な映画をアルゼンチン在日本大使館が後援しています。

こちらは十分楽しめましたが、後半三つ、特に最後のエピソード"Happy Wedding"の「オチ」は賛成できません。
前半の三つはブラック、後半の三つはまさにハッピィエンド・常識の世界にもどってしまい、
前半のインパクト・ブラックがすっかり色あせ、画竜点睛を欠いてしまいました。
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ヴェネチア映画祭グランプリ受賞ですが、私にはおもしろくありませんでした。
非ハリウッドの映画賞はどうも一人よがりの「難解」作品を好むようで、批評家が「君ら大衆にはわからないだろうね…」
と屁理屈をこね回して、我々を馬鹿にしているようでイヤミです。
死に際した老婆が宝石や金に執着するなんて不条理でも何でもなく、普通でしょ。
ほとんど同じようなたいした不条理でないエピソードを「不条理コメディ」とは。
日本での題名も「さよなら、人類」などと大袈裟を通り越して陳腐です。
原題の「En duva satt pa en gren och funderade pa tillvaron」は「枝の上で人生を考える鳩」でしょうか?
おいおい、鳩が人生を考えるかよ、何とも大袈裟で、哲学を気取っています。
スウェーデン映画というので期待したのですが、後味の悪い映画でした。 【2月15日】
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映画/マイ・インターン、ナイトローラー

2016年02月09日 | 映画

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映画/彼は秘密の女友達、アリスのままで

2016年02月05日 | 映画

英語名、The new girlfriend のフランス映画
クレールとローラは小さい頃から親友同士、その惹かれ合いは「女と女」の感じほど強い。
ローラの夫ダヴィッドは、ローラが死んだ後、「女」に目覚めていきます。
クレールとダヴィッドのお付き合いが始まるのですが、それは「女と女」なのか「男と女」なのか…。
ダヴィッドの女装姿は予告編や画像では紹介されていません。
どこから見ても美人でないダヴィッドです。
彼を演じるロマン・デュリスは、「ムード・インディゴ」、「タイピスト」などちょっと異色のフランス映画に出ていました。
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若年性アルツハイマーの女性とその家族のお話。その女性は、言語学者の大学教授、その彼女が「言葉」を失うのです。
私は、訪れる記憶の喪失への「恐怖・寂しさ・あきらめ」等の内面のシリアスさを求めたのですが、
彼女の悩みの描き方も、登場人物もステレオタイプで、いわゆる「家族愛」、「感動」もので、期待外れでした。
ジュリアン・ムーアは、大袈裟な演技で、ずいぶんと老けました。これはメークなのでしょうか、実際なのでしょうか。
でも、それが第87回アカデミー賞主演女優賞の実情なのでしょう。【1月18日鑑賞】
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映画/マッドマックス(怒りのデス・ロード)、ミッションインポッシブル(ローグ・ネイション)

2016年02月03日 | 映画

取り立てた映画ではありません。ただひたすらシャーリーズ・セロンのための映画ですから見ない訳には生きません。
美しすぎる彼女ですが、これまでその美と無縁なモンスター、そして今回の丸刈りの汚れ役です。
映画は、色々な映画のパクリが随所にあって楽しめます。全編CGという感じでもあります。
ただ、音が過剰にうるさすぎで最後には耳鳴りがしました。時にはこういう娯楽に徹底した映画も良いものです。
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こちらはトム・クルーズのためだけの映画ですが、ストーリーに無理がありすぎで退屈でした。 【1月11日見ました。】
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