2006.9.16
前日9/15、新宿9時発ハイウエーバス・13:30八方着[乗客は15人ほど]。
手打ち蕎麦屋でビールと上手い蕎麦で昼食、
倉下の湯をとおり、岩岳の湯[一人500円]に浸かる。
男湯は他に客がなく、ゆっくり、女湯は地元のご婦人一人だけ。
しばらくしずんだら汗も引っ込み、40分ほど歩き、
アルペン山荘に着いたのは4時半頃だろうか。
夕食の時、妻は克士郎さんの世界各地旅行・世界の織物などについてのうんちくを聞いていた。
翌・9/16朝、目が覚めると6時半であった。お酒を飲んで爆睡であった。
8時に宿を出て、白馬村役場に集合、
白馬の小学校は運動会のようであった、
役場奧に平川神社があったので写真を撮った。
マイクロバス2台で北小谷駅に向かう{約30分}。
ガイドは、田中欣一さん/日本思想史・民俗学者/72才で先頭を元気に歩く。
小麦平→牛首→島温泉→
塩の道→天神道入り口
→石造物群
→城の越
→三峯様
この高台を降りたところ=茶店跡で昼食。
立派なお弁当、小振りのトマト、みそ汁、漬け物、差し入れのデザートのブドウ、の昼食であった。
小雨が降っているので40分ほどで出発した。
→天神道→砂山
明星山:ヒスイがとれる石灰岩の山
カラムシの葉/ありふれた草木だがこの茎の皮を剥ぎ、糸を紡ぎ、織ると丈夫で光沢のある布が織りあがるという。
絹と麻の中間の強さ・光沢と言われるそうだ。
そのほか、「ひきおとし」と言う四角い茎の草木を紹介された。
四角い茎の植物は他にも結構あるらしい。
湯原、少し早くついたのでバスを待つ間交流する。
[左から二人目は桜井さん]
→[バスに乗り]道の駅/小谷(午後2時半)
ここでトイレやおみやげを買った。
その後、3時再びマイクロバスで白馬村役場に向かう。
4時前に解散となった。
バスの道すがら、国道沿いで温泉のボーリングが行われていた。
かなり掘り当てるという。
昔からひなびた温泉がたくさんある。
この日の天候は、時折ぽつりぽつりと雨が来るが、降る時間も短かく傘を差すほどではなかった。
暑くもなく寒くもなく長袖シャツ一枚でちょうど良く、とても快適であった。
ただ、いつ降ってくるかもしれないのでちょっと慌ただしくはあったが。
道幅が40センチ位しかないところ、急勾配のか所、滑落したら大けがと言うところもかなりあり、またぬかるんだ所もたくさんありと、距離は長くはなかったがかなりハードな行程であった。
スタッフを含め60人ほどの参加者であった。
聞者もろう者もおり、遠くは大阪・奈良のろう者が参加した。
男・女・高齢者・若者が入り交じっていた。
この集まりの特徴はリピーターが多いことだ。
すっかり顔なじみの人が多い。
歩く道は絶景でも美景でもなく、ごくありふれた山道だから、
塩の道古道そのものが魅力と言うよりも、
60~70人の小規模で、急がない・競争しないウォーキングというのが心地よいのかもしれない。
ろう者にとっては、通訳が付く利点はあるがそれ以上に、
ろう者が大きな顔をできる集まり=主人公、ということに大きな意味があるのではないだろうか。
私にとっては、木の葉の音や風の音が聞こえ・楽しめ、人の話し声が聞こえない・うるさくないその静かさこそが最高だ。
駅からハイキングなどは、話し声がとても騒がしいし、レースでもしているかのような慌ただしい人が多っかたり、マナーなしの人が多いのでヘキヘキだから。
ガイドなし、一人では恐くて歩けない。
手話をあまり見慣れない妻は、ふと目をやると手話が行き交い、それが少しうるさく動き・目障りと感じたようだ。
私は私と話していない人の手話は見ないし、人の姿より景色や歩く道を見ていることが多かったように思うのでそうは感じなかった。
妻は、その違いは手話を見慣れいるかいないかの違いではないかと、言う。
そうかもしれない。
また、この集まり、事前の準備がしっかりできているからだろうか
手話サークル・要約筆記サークル・里山塾の人々が裏方で、出しゃばらない=あれこれの指示がないことがゆったりした空間を作りだしている。
滞りなく準備万端計画通りでは進行がギスギスしてしまう、
それがないのは、ちょっと頼りないようだがとても心地よい。
夕暮れ小雨の白馬駅/夕方5時半頃だがほとんど人がいない、
また駅前なのに準備中のお店も。
バスの時間は4時半で、前回慌ただしかったので、今回は電車で帰ることにした。
白馬駅発17:57分なので、駅前の白馬ロイヤルホテルのお風呂に入った。(650円)
男湯は一人、女湯も一人だけだったそうだ。
雨が少し降る露天風呂であつくなくのんびりゆっくり浸かり楽しんだ。
駅前の食堂で蕎麦でビールを飲んで時間をつぶし、
白馬→信濃大町(乗り換え)→松本特急→長野新幹線と乗り継いで帰宅した。
[それぞれ約一時間]
JR大糸線はまことにローカル線だが、車両はとてもきれいでゆったりしている。
一両・二両のワンマンカーでドアは自分で開ける。
昼間だと車窓を楽しめる。
今回、妻がやっと参加してくれた。
一人だと何となく怪しく思われるのだが、二人だとかなりわがままにお酒を飲めてとても良かった。
風呂から上がっては、宿については、のどが渇いては、電車に乗っては、と、ふたりで飲んでいた。