風そよぐ部屋

ウォーキングと映画の無味感想ノート

さよなら原発全国集会、2018.9.17

2018年09月17日 | 学習
2018.9.17さよなら原発全国集会が代々木公園で行われました。


鎌田慧さん                     澤地久枝さん
 
司会の木内みどりさん                      
 
30°を越える暑さで私はデモは出ないで帰りました。
集会前に、愛用のカメラの調子が悪く、秋葉原のパナソニック修理店に行きました。
レンズ交換が必要(10800円)と言うのでがっくり、頼まず帰りました。
秋葉原も原宿も老若男女でとても混み合っていました。外国人も多かったです。
代々木公園は、若者が少なく感じました。
中川さん、河西さんと会って少し話しました。今日の集会は、中川さんのFBで知りました。
澤地さんの声はハリがあり若々しかったです。

映画/タクシー運転手-約束は海を越えて

2018年09月13日 | 映画


見たいと思っていた映画です。
実話をモデルにしているそうですが、ほとんどはフィクションです。
おもしろかったですが、映画としてのデキはイマイチです。
その理由は、後半のカーチェイスに見られる何とも安易な作り、全くの興ざめ、
つまりストーリーの行き詰まりです。
この映画は、リアリティが売りでは無いので、光州脱出劇をもっと工夫するべきでした。
軍の連携ミスの失敗や彼らの命令主義などを徹底して茶化し、笑い飛ばし、
その間隙を縫って危機一髪脱出するプロットにすれば良かったと思います。
確かに、最後のタクシードライバー達の心意気は「感動的」ですが、
仲間が犠牲になってヒーローを助けるのはいかにも安物のアメリカ映画の手法です。
軍内部にこの惨劇に反発する兵士がいたことがほんの一瞬描かれ、少し救われました。
韓半島は、その地勢的位置から様々な国々に侵略され分断されてきました。
同時にその境遇に果敢に抵抗・戦うアイデンティティを自らのものとする歴史を韓国民衆
は作ってきました。それを描くことがこの映画の目的では無いのですが
それが日本の民主主義と大きく違う「骨太」を作って来たと私は思います。
ところで、この映画には女性がほとんど出てきません。
ソウルのタクシー運転手・マンソプの小さい娘だけです。
その理由は、私にはわかりませんが、1980年頃女性のタクシードライバーはほとんど
皆無だったでしょうが、肝っ玉タクシードライバーを作っても良かったのでは…。
また、余計なラブロマンスは避けたい意味があるのかもしれません。
私が、一番気に入ったエピソードは、連絡先を教えてというドイツ人記者の申し入れに、
お菓子の名前を即興に偽名にしたことです。
その理由は、私は想像つかないのですが、「面倒・もう関わりたくない」気持ちだったのでは
無いでしょうか。ドイツ人記者は彼との再会を心底望むなら他にもいろんな手立てが
あったと思うのですが…。
この映画は、あくまでも光州事件を扱うことが目的ではありませんし、ジャーナリズムの
勇気をたたえる映画でもありません。
それらを題材として、韓国人社会のユニークなおかしさを描くエンターテイメントの映画です。
光州事件の背景や事実を語っていないのですが、そこに否応なく誘うのです。
それが、この映画が韓国で大ヒットした一要因と私は思います。
蛇足ですが、英題は、A taxi driver、ロバート・デ・ニーロのタクシードライバーはA がなく、
Taxi driver です。
主演したソン・ガンホはハンサムでは無いおっさんですが、有名な韓国俳優で、
シュリやグエムル-漢江の怪物など、おもしろかったです。      【9月10日】

映画/ペンタゴン・ペーパーズ

2018年09月07日 | 映画


スピルバーグの監督で期待したのですが、普通作でした。
アメリカのベトナム侵略戦争が泥沼に入り始めた頃、マクナマラ国防長官らが、
作成したペンタゴンに秘密文書が暴露されました。
資料室に入り込んでコピーするアナログ手口です。
盗み出されたそれらをワシントンポストやニューヨークタイムズが暴露します。
ストリープとトム・ハンクスと言う大げさ演技者出演で、「芝居じみた」映画で、
「ザ・シークレットマン」のようなはらはらドキドキ感はありません。 【9月3日】