世界の街角

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野洲市・行事神社の鬼の眼

2020-03-22 09:42:20 | 道祖神・賽の神・勧請縄・山の神

過日、勧請縄についてネットで再検索していたところ、野洲市・行事神社に北タイ少数民族の鬼の眼と瓜二つの勧請縄が存在することが分かった。驚き以外の何物でもない。

他人様のブログなので写真流用が憚られるため、そのブログを紹介しておく。掲載されている勧請縄はまさに鬼の眼であり、以下の北タイ少数民族の鬼の眼と同じである。

(ラフ族村の聖木等に掲げられた鬼の眼)

(ラフ族住居入口の鬼の眼)

(チェンマイ郊外バーントーンルアンのアカ族の村の門)

野洲市の行事神社社伝によると、その起源は古く、神亀元年(724)御上神社の信託を受けた三上宿祢海部広国が勧請したのが最初とのことである。ところが、肝心の勧請縄の縁起というか由緒は不明である。何時の頃から勧請縄に鬼の眼が用いられたのかわからない。役目は北タイと同様で結界である。古来からの鬼の眼であれば、伝統が維持できているものと感心する。

本年2月20日過ぎに、勧請縄を見るため野洲に行ったが、当該行事神社は事前調査漏れであった。何でも毎年1月10日ころに、新しい勧請縄に張り替えられるらしい。来年1月中頃に行ってみたいと考えている。

<了>