<続き>
●魅了するカロン陶磁・#3
今回は盤を紹介する。最初は双魚文盤である。カロンの双魚文盤は、幾つかの著名な絵柄が存在するが、下の盤は、それらに劣らず力強い筆致で描かれている。尚、カロンの魚文の頭部は、写真のように塗りつぶされている事例が多い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/f3/e398c78805cb390b7f91073828377826.jpg)
カロンには何故か、写真のように点描の絵付けを見ることができる。見る人の感覚によるが、どのようなイメージを受けるであろうか。当該ブロガーには見込みの花が、何か大きく見えるように感ずる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/7b/5f13ab94528eb1d2b28a5cc91bdfa4dc.jpg)
見込みの花は何か?安南の花卉文を写したのでは?・・・と思えるほど似ている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/5c/9e181f1617c66069eeb111c583e4c205.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/f9/daabf3884d7883221c7d5a6a0fedde74.jpg)
盤の配置が天地というか上下逆に置かれているため、鳥文様が逆さにみえる。長い尾を持つことから孔雀であろうか?孔雀は毒蛇を食らうと云われ、重宝されていた。
麒麟が見込みに描かれている。明青花の麒麟文様を写したものであるが、カロン好みに翻案されている。
以上、大型の盤を見てきた。お気付きであろうが、北タイ諸窯の盤で鍔縁の盤は比較的少ないが、カロンは鍔縁の盤が多い。最も特徴的なものは、上から4番目の盤を除いて、器面全体に繁辱なまで、絵付けが施されている点である。カロン陶磁といえば、器面を覆いつくす絵付けが特徴である。
<続く>
●魅了するカロン陶磁・#3
今回は盤を紹介する。最初は双魚文盤である。カロンの双魚文盤は、幾つかの著名な絵柄が存在するが、下の盤は、それらに劣らず力強い筆致で描かれている。尚、カロンの魚文の頭部は、写真のように塗りつぶされている事例が多い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/f3/e398c78805cb390b7f91073828377826.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/46/d1834a9d0d8a23f894f8507dfaabde33.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/7b/5f13ab94528eb1d2b28a5cc91bdfa4dc.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/48/541192d98c71916148ca6cbe3cacb511.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/5c/9e181f1617c66069eeb111c583e4c205.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/f9/daabf3884d7883221c7d5a6a0fedde74.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/b0/fb79bec85217f4ab9ac1ec8b6fa56435.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/c0/9c6fff06397c4d0c37247f5e6000ac24.jpg)
以上、大型の盤を見てきた。お気付きであろうが、北タイ諸窯の盤で鍔縁の盤は比較的少ないが、カロンは鍔縁の盤が多い。最も特徴的なものは、上から4番目の盤を除いて、器面全体に繁辱なまで、絵付けが施されている点である。カロン陶磁といえば、器面を覆いつくす絵付けが特徴である。
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