小沢一郎という政治家はどうしてこうもテレビや新聞などマスコミに嫌われるのだろうか。またぞろマスコミの小沢バッシングである。しかし、小沢の言っていることに間違いはない。天皇接見問題では、次期中国主席にたかだか4日間たらないだけで宮内庁が文句を言うごときは、小沢の言う通り、辞表を出してから言うべきである。天皇の政治利用という批判も、もともと天皇の活動のどこまでが政治でどこまでが政治活動でないのか判別がつかないものだ。象徴天皇制という曖昧さがそれを「象徴」しているからだ。物事の大小分別は政治家にとって大事なことである。一ヶ月ルールと次期中国主席とどちらが大事かと言えば、近隣国との友好のほうが大事に決まっている。自民党や息のかかった宮内庁長官、またマスコミの保守的なるがゆえの批判では国政を危めてしまうだろう。また、小沢幹事長による民主党提言としての「暫定税率存続」も「子供手当て所得制限」もマニュフェスト公約違反だと小沢を批判している。しかし財源のないなか、しかもガソリン価格が125円前後で落ち着いている今、暫定税率存続の提言は正しいし、子供手当ても同様に制限をつけることは今の段階では必要である。それを強引、豪腕と揶揄するマスコミは何でも批判の「批判のための批判」によって自分の存在価値を高めようとするマスコミの自己保身に過ぎない。時は変わる。その時流によって、朝令暮改になっても最適な判断を下すことが本当の政治家である。批判にさらされようともそれを遂行する小沢一郎は最後の真の政治家である。
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今後、中国との良好な関係を築いて行こうとする政権の、苦渋の決断であったことを理解する必要があるのではないか。
特定の勢力やマスコミが騒ぎを意図的に大きくしていることには注視する必要がある。