まさおっちの眼

生きている「今」をどう見るか。まさおっちの発言集です。

日本人を外国人移住で増やせ

2008-08-26 | 発言
このタイトルを見て、何たることを、と思われるかもしらないが、日本はこのまま行けば没落してしまうのです。単純に統計をとってみても、少子高齢化が進み、2055年には1億3000万人いた人口が9000万人になってしまう。しかも65歳以上のお年寄りが人口の40%を占めるようになる。働き手は今の8400万人から4600万人になる。今まで三人で一人を支えていたのが、一人で一人を支えるようになる。これはもうどう見ても国に活力が無くなり破綻しそうな数字だ。そこで日本人の意識が大きく変わらねばならない時期に来ていると思う。もう日本は単一民族?というような鎖国的な発想はやめて、どんどん外国人を移住させ、衰退していくだろう日本の活力を取り戻すのである。単純計算してみても、現在の働き手をキープするには50年後までに4000万人の働き手が必要なのである。過疎地のように老人ばかりになってくると必ずその国は滅びてしまう。
だからこそ門戸を開いて、外国人に移住してもらうのだ。それには改善しなければいけない問題が山とある。
日本は今、外国人労働者について、大学の研究者や専門的な分野の労働者に限り門戸を開いているが、単純労働者の受け入れについては、日本の経済社会に多大な影響を及ぼすということで禁止されている。1990年に出入国管理法の改正があって、日系人ならいいということになり、日本では今ブラジル人が約30万人働いている。例えば群馬県の太田市や大泉町などは、富士重工や三洋電機の工場、協力企業の工場があり、ブラジル日系人やペルー人が沢山働いている。静岡県の浜松もそうだ。日本全体でいうと、外国人登録者数は約200万人、人口の1.2%を占めている。しかし、単純労働者の多くは、「興行ビザ」や「外国人研修・技能実習」といった隠れ蓑で入国しているのが実情だ。そして殆どが正社員ではなく、請負労働者の形で、労働環境は劣悪だ。彼らの社会保障の問題もある。日本語がわからず家族や子供の不就学の問題もある。言ってみれば受け入れ態勢がまったく整備されていないのである。
そしてここに来て、インドネシアとの協定によって、看護師、介護師を受け入れるようになった。確かに今看護師は全国で3万7000人不足しており、約200万人の介護職員は一年で20%も離職しているという。そこでその不足を外国人で補おうというわけだが、言葉の壁があって国家試験に通らず、帰国する人も多く出てくるだろう。
日本人が働きたがらない、いわゆる3Kの仕事に外国人を使うという発想も問題だ。
大事なことは、外国人を単なる労働力として扱うのではなく、日本を共に支えてもらい、日本人と外国人が共に安心して暮らせる共生を目指して、態勢づくりを進めることだ。
そういう発想で、50年先の日本を見据え、法を改正し、整備を整え、出稼ぎでない外国人の移住を進めることが大事だ。そうしなければ、日本は没落していくだろう。


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