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非難を恐れず政府を批判。ISIS人質事件。

2015-01-27 23:22:17 | 政治
日本人を舐めるな!そう息巻いてイスラム国と戦う為に自衛隊をシリアに向かわせることを賛同推進し
日本の右傾化を喜ぶ集団的自衛権行使容認の支持者やネトウヨ改めネット保守が大暴れをするかと思いきや・・・

人質の一人湯川はるなが殺害されたという厳しい現実を目の当たりにして「渡航したのは自己責任論」や
「政局に利用する左翼が悪い」だとか「憲法9条が邪魔をする」など
全て自身の中に原因を追究することなく外的要因により事件に関わる事にNO!と示すものばかりが目立つ。
やはり嗜好的似非愛国心でしかない新保守派の態度です。

これぞネット民及び右翼の腐った根性。間接的ではあるが、後藤健二の生みの母親の記者会見での異質な
主張や「原発反対」も右翼にとっては直面する問題から責任を放棄するための十分な材料に利用されてしまう。

ネトウヨ改めネット保守はこのISISの人質事件から無関係な立場を取ることも可能だが、
一国の総理大臣になるとそうは言ってられない。良かろうと悪かろうと逃げ道などは存在しない。

今、日本はこのISISに拘束された人質事件を巡る政府の対応と状況の進展を固唾を飲んで見守るだけしか
出来ない状態にある。自ら進んで何かをするということが到底叶わない無力な存在として国民一人一人は生活し日常を
過ごさなくてはいけない。 感情論だけが空回りをして相手を刺激しないことが第一だと思われる。

元防衛大臣の石破茂の「意識を高める為の活動」として自衛隊の地位向上や貢献度に対する賛美が送られ
田母神の「自衛隊の輝ける場所を探すことが元幕僚長としての使命」や「国の問題に対して全うに議論できる言論空間」の
媒体として常々活用されて右傾化の拠り所となったインターネットも今やネトウヨや保守の意見に目を向けられる事も
少なくなり、残すはIT自衛隊やネット工作員とその残骸ばかりが転がる場所になってしまったな。

「マスゴミ」と検討違いの語感の働きかけが今も尚存在し「メディア」批判と左翼批判に明け暮れる冬を迎えている。



このISISの人質事件から集団的自衛権による海外派兵が現実のものとなるかが将来的な政治的な注目になるが、
その前に少しシリアで起こっている状況の話を遡ると2013年の8月にシリアのダマスカスで起きたサリン使用事件に行き着く。

事件が起こってから1年半近く経った2015年になっても未だにサリンを使用したのが
政府軍であるか、反政府軍のイスラム原理主義過激派であるのか明確に判明していない。
このサリン使用事件で1500人以上の被害者が出た。

米国とイスラエルはサリンを使用したのはシリア政府軍だとして反政府軍(後のISIS)に武器を提供している。
国連調査員もシリア政府軍の使用と調査結果を出した。

それに対してロシアはサリン使用は反政府軍(後のISIS)だとして米国や国連の調査結果に異議を投げかけた。


2013年の段階でシリアの内戦はサリン使用を巡って

「アサド政権を支持するシリア政府軍」VS「反政府軍イスラム過激派」←後のISIS
   ロシアが後ろ盾               米国とイスラエルが武器提供


この時はロシアが支持していたアサド政府軍に対してでは無く、米国は犯行を政府軍、反政府軍どちらとも
特定しないままシリアに化学兵器の使用を禁止するよう訴えた。

その後内戦に対して米国の軍事介入があったこの場合においてもシリアで使用されたサリンは政府軍か反政府軍かの
断定は曖昧にされたままだった。


2014年のシリアでの内戦はこれまでとは違い

「自由シリア軍」VS「イスラム国ISIS」

と双方共に軍隊の名前を変わって戦っている。
ロシアが支持していた「シリア政府軍」はその後釜を受けるように「自由シリア軍」という母体を作り
海外からの傭兵も募っている。その一人が湯川はるなであったりする。
米国が武器を提供した反政府軍である「イスラム過激派」は「ISISイスラム国」と変化している。
この組織にも現地人ばかりでなく海外からの参加者が居る。

非常に奇妙な現象が起きている。名前を変えただけでなく、ロシアが支持している
政府軍改め自由シリア軍の宿敵であり2013年には米国が武器を提供していた「ISISイスラム国」を
2014年になると米国は強く敵視してイラクでの活動に対して空爆までしたのである。

サリン使用を巡っては自由シリア軍(元政府軍)を非難しておきながら、今は手の平を返すようにISISを攻撃している事になる。
勿論、米国のISISに対する空爆は国連憲章の採択無しに実行されている。

現在フランスもISISに空爆の為に空母を送るアクションを起している経緯にも不可解な点がある。
フランス国内のイスラム教徒が週刊誌シャリルエブドがイスラム教を冒涜したとして
テロを起こした。 フランスはISISによって人質を取られたり被害を受けたのではない。

国内のイスラム教徒による表現の自由に纏わるテロでシャリルエブドが襲われ被害者を出したのである。
そしてフランス国内にはイスラム教徒によるテロ集団と呼べる組織が存在していない事も付け加える。

日本の創価学会はフランスからテロ組織として指定を受けているけどね。

随分とフランス政府は飛躍した手段に出たものだ。

根本的にISISを国際的テロ集団と位置づけるのもまだ早いと思う。2015年1月現在あくまでも今はまだシリア内戦で
政府軍である自由シリア軍と抗戦をしているイスラム原理主義過激派ISISである。又はイラク国内で反政府軍として
イラク政府に対してレジストしている存在である。
そしてフランスの表現の自由を巡るテロとは直接的に関係性が証明されていない。

今のISISがアルカイダと決裂した背景にはシリア内戦で政府軍がサリンを使用したとする
口実から米国からの武器支援を受けるようになったことが原因とされるのではなかろうか。
この点は謎として大きくは取り沙汰されないが、十分に可能性のあることである。敢えてやんわりと言ってみる。



§命名学的ISIS(ISIL)の歴史。

シリア内政における反政府軍
   ↓
反政府シリア解放軍
   ↓
スンニ派イスラム原理主義過激派
   ↓
ISIS(Islamic State of Iraq and Syria)
   ↓
ISIL(Islamic Stat in Iraq and the Levant)名前からシリアの名が消される。←NOW!


このイスラム原理主義過激派の活動範囲から見て「Syria」を「Levant」に変えるのは
些か不適切であるようにも感じる。ISISの活動はシリアとイラクの2国がメインです。
トルコやイスラエル、ギリシャ、キプロス、レバノン、エジプトなどの地域を含める「Levant(レバント)」では
少し意味がダブつくように感じる。

しかしどうしてもシリア内戦でのサリン使用を巡る疑惑に繋がるため米国はこの「Syria(シリア)」の文字を
消した団体名のISILを正式名称として使いたがっているようです。

米国はISISの画像や動画よりその名前の方を合成やコラージュしたがっているようです。www日本も然り。


ISIS(元シリア反政府軍)の活動

2013年「シリア内戦の反政府軍としてイスラムの春の担い手とされる」
2013年「サリンの使用を巡り政府軍を打倒すべく米国から武器の提供」
2013年「理由がはっきりしないまま?アルカイダとの決裂」←解ってるけど敢えて理由を伏せる
2014年「ISIS又はISILとなりイスラム原理主義過激派と世界から名指しを受ける」
2014年「シリアばかりでなく、スンニ派を多く取り込んでイラク政府に対抗する内戦を起す」
2014年「親米国のイランのスンニ派までもがISISに取り込まれそうになる。」
2014年「危機感を持ち始めた米国からイラク内の武装勢力として空爆を受ける」←国連憲章の採択無し
2014年「傭兵としてシリア内でシリア自由軍で働いていた湯川はるなを拘束」
2014年「助けに来た後藤健二も拘束し人質身代金問題に発展する」
2015年「フランスのシャリルエブドの表現の自由を巡り国内でテロが起こる」
2015年「フランスがISISに対して空爆を公言する」
2015年「日本政府に対する2億ドルの要求の後人質湯川はるなが殺害される。」
2015年「ヨルダンで拘束されているテロ実行犯の解放を要求」←NOW




もの凄くチートな考えでは
バーグ条約ー国際間の不当な子供の取引を禁止する条約を推す米国ヒラリークリントン元米国務長官が2012年
この条約の信念に反するように裏でロシアから16万人の孤児を受け入れる姿勢を見せたがロシア側がこれを拒否した。
ロシアに振られたその因縁がヒラリーの脳内のゴミとなって、ロシアと関係の深いシリアに復讐をすることを企てさせたのではと思う。
そしてそこにはロシアのクリミア領におけるシリアと関連性の深い支援元であるロシア軍基地の存在も関わっている。

リビアでの米国大使館襲撃事件の犯人とシリアでのサリン使用疑惑についてはまだまだ犯人が特定されていない。
ヒラリークリントンとCIA長官のペトレイアスはこの2つの事件の後同時に辞職させられている。
ISISをシリア反政府軍として支持して武器を提供した米国のフェクサーはもう居ないのである。
オバマ大統領やフランスはヒ○リーが感情的になって育ててしまったイスラム過激派の残った残党を始末するために今闘っているのである。

そしてクリミア情勢において犠牲となったオランダ発マレーシア航空機の撃墜事件にもシリアでのサリン使用と同じく
疑惑の念が向けられる、ロシアと国交が深いオランダでしかもプーチン大統領の娘が留学するオランダ発の飛行機を
ロシアが撃墜するものだろうか?

もしかするとロシアとの新冷戦はヒラリーの失策の為に米国は既に詰んでいるのかもしれない。www日本も然り。

それにしてもこんな中東で起きた自作自演の失敗後始末のような内戦に日本が集団的自衛権を用いて自衛隊を派兵するとなるとは
実に下らない。右傾化も下らないと思っていたが更にその下の碌でもない争いに関わったものだ。
それを真顔で安全保障の問題として切実に扱う自民党には呆れてしまう。おっとっとっ今はまだ人命の問題でしたな。

今は政権与党批判はタブーなんだっけ。今そんなことをしたら「政局に利用する左翼」としてカウンターを貰うんだっけ?
菅官房長官の「パイプが無い」発言。元々ISISは米国が支持して作られたのだからCIA繋がりで安倍総理というパイプがあるじゃないか。
ISIS指導者のバクダーディーに米国を通じて相談してみては・・・




コメント
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