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あだちの再生工房 日記2

機械類の修理を楽しんでいます。その日々の活動記録の積りでしたが、最近は修理とは関係のない記事が多くなっています

SE/30 BOLLEのロジックボード基板への移植 その4

2022年12月08日 16時27分34秒 | OLD Macintosh
副題:予備1ボードのトラブル(半画面シマシマック)

BOLLEのボードのPLCCのソケットを改善した方法で半田付けし直した結果、当初出ていたシマシマックが解決し、すんなり起動することが出来ました。

しかし、部品取りした予備1ボードは移植の途中で半画面がシマシマックという変な不具合となり、修復が難航しました。

経緯は次の通りです。

予備1ボードの各ICを外してはBolle用に確保し、その代わりにジャンクの予備4と#6ボードから使えるICを予備1に移し、1つのICを移す毎に通電し、起動することを確認し、次のICを移植するという方法で、一歩一歩すすめ、下の写真のように大部分のパーツは順調にソケット化できました。


次に、SONYのIC(sound) UB10,UB11をソケット化し、起動したところトラブル発生です。


この画面のように、半画面が横縞のシマシマック、右半分に正常起動の画像という、奇妙なことになりました。


sonyのICがなぜ影響したの理解に苦しみ、1カ月ほど費やしてしまいました。
Appleの診断プログラムでもVRAMのfailと表示されるので、Video系の問題には違いないのですが、UC6,7,UE6~UK6のチップは正常と確認できているので、ダメもとでUA8~UG8の7つのICを新品に入れ替えました。


その結果、半画面シマシマックは解決し、このような画面になりました。 どのICが悪かったのかは分からないものの大きな進歩です。 しかし、縦の線が出ておりまだ完全な解決ではありません。


診断プログラムでもまだVideoRAMがFailとあります。


そこで再度、Video系統の断線チェックを行ったところ、UC7の20pinがDATA(27)と繋がっていないことが分かりました。
そこで20pinとUK6の15pin(DATA27)とをジャンパーでつなぐと、この画面のように縦じまが消えました。
そこで、ボードの裏面でUC7 20pinとUK6 15pinをジャンパー線で半田付けしました。


その結果、Appleの診断プログラムも正常に通過しました。


これが予備1ボードの最終的な形です。CPU,FPU以外はほとんどソケットしました。
それにしても、シマシマックが現れると心臓に悪いです。

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