新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

4月1日 その2 何故軽々しく「カタカナ語」を使うのか

2020-04-01 08:46:12 | コラム
私は何度も「カタカナ語を使うな」と発信した:

くどいと思われても私は言う。私はこの未だに誰も「首都封鎖」なり「都市封鎖」の具体的な内容を明示していないにも拘わらず、尾身茂副座長様が「ロックダウン」(=lockdown)というカタカナ語をお使いになってからは猫も杓子も小池都知事も、頭に「所謂」を付けて言い出すようになったのを腹立たしくも苦々しい思いで聞いている。その上に、マスコミは何が分かっているのどうかも不明だが、何かといえば「緊急事態発令」を言って、私権がどうしたのと如何にも悪いことの如くに報じている。

私が知る限りの“lockdown“とは、先日もアメリカの知人の一人である女性に知らせて頂いた以外に政府からも東京都からも具体的な説明はないと思うが、それは誤りか。そこで、あの解説をあらためて引用すれば、

>引用開始
ここワシントン州では健康管理、消防士、救急車の要員、救急救命士、育児等の緊急を要する職に就いている人たち以外は、テレウワーキングをするか、または外出しないようにと要請されている。レストラン、バー、多くの店舗は閉鎖されているが、食料品店と薬局は営業している。

この状況は正確に言えば“lockdown”ではない。だが、他人と接触しないようには要請されている。しかしながら、私は現実的には「ロックダウン」の方が“blockade”より適切だと思う。即ち、これの方が国境閉鎖か人々をその国から締め出すという響きがあるから。こういう表現で貴方の役に立っただろうか。

、引用終わる

念の為に指摘しておくが、アメリカは州が単位であって、彼女はワシントン州のシアトル市の居住者なので、「ここワシントン州では」から入っているのだ。

参考までにOxfordにある“blockade”を訳してみると「人と物が入って来ないように、ある場所、特に港のような場所を包囲または閉鎖すること」となっている。この二つから考えると、私は政府乃至は東京都が実行しようとしているのは、上記の「ロックダウン」に近い方かなと思っている。だが、彼らマスコミに言いたいことは「ロックダウン」の頭に「所謂など付けるな」だ。未だ嘗て誰が俗にロックダウンなどという表現を使ったことがあったか。私は尾身茂副座長の英語の引用は軽率だったと責めたい。



コメントを投稿