♦️138『自然と人間の歴史・世界篇』10~11世紀のイベリア半島(ポルトガルの独立など)

2018-05-29 09:21:34 | Weblog

138『自然と人間の歴史・世界篇』10~11世紀のイベリア半島(ポルトガルの独立など)

 10世紀の初頭、イベリア半島のアストリアにレオン王国が生まれる。サラセン人のこの半島への侵入の際、その西北端に逃げ込んだ西ゴート人たちが王政を立て、レオンに都した。
 11世紀のはじめ、レオン王国の東側の同国の辺境領であった地に、カスティラ王国が独立する。
 それからすこし後には、ポルトガルがほぼ同じ経緯をたどって独立をはたした。
 それらの北方、ピレネー山脈の麓の中央山地にいたバスク人は、10世紀初頭にナヴァラ王国をつくる。さらにその一部は東方に分かれ、11世紀前半には同国の南に接する形でエブロ川沿いにアラゴン王国をつくるのであった。
 それに加えて、ピレネー山脈の東方に位置するバルセロナでは、カール大帝(カロリンガ王朝)のスペイン辺境領があったところ、そこは13世紀末まで、フランス王の領有するところとなっていた。

(続く)

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