日経平均の高値10800円近辺からの38.2%押し目は9350円あたりでした。このラインが破られたのが7月9日。10日に一旦回復するも、そこからは力無くOSCを28%に落として、今日は9344円がやっととなり、前場終了段階ではOSCは28%で前日同値です。
10時までは、それでも円安傾向へといつもながらに引っ張られ、ある程度調子よく上げる銘柄も散見されました。
ところが、やはりその筋が、無理やり10時までに円安へと持っていったその反動で、10時の仲値がつくや否や、またしても総崩れです。
筆者は、切り返していた6923スタンレー電気を1790円で指しておりましたが、この10時の仲値の件を思い出し急遽キャンセル。
突然、3台のPCのうちの1台がダウンしたこともあります。このウィンドウ2000の2000年頃に買ったノートPCで動く、QUICK社のチカチカと派手に点滅するリアルタイムの値動きに、この我が身はすっかり取り込まれておりますので、青と赤の派手な値動きのこのネオンサインのような動きがないと、もはや満足できない体になり下がっております。
しかし、雰囲気は悪いですね。リバウンドの気配が少し見られたのに、そこを逆手にとっての下げ攻勢です。
特に、今回の上げ相場で最後に花を咲かせた新興市場銘柄の落ち方が急です。3632グリーなど-750円です。
良いのは食品関連などごく一部です。
持ち越しの9793ダイセキは特売りで始まったので、売り時を見計らい1920円でやむなく損切りしました。もう1つの2914日本たばこ産業は、相場に逆らうように上げましたが、その前に同値付近で撤退してしまいました。
この株、テクニカルな指標によく反応しますね。
持ち越しはなしです。これからの売りは少々危険ですので、後場は多分様子見となるでしょう。
それにしても、この下げの背景には、やはり大きなリスクが今の景気状況には潜んでいることがあるのではないかと思います。
1930年代と比較してのことではありません。この時は、鉄道や自動車産業が勃興し、その後の戦乱を経て、先進国での需要が大きく戻りました。
120年ほど前は繊維産業全盛の時代から、社会インフラに必要な鉄鋼産業などが勃興し、それが資源争奪合戦の帝国主義時代を招来させ、結局、第一次世界大戦から1929年の大恐慌時代を経て、第二次世界大戦を経てようやく収束しました。
今回は、その120年ほど前の状況に似ているとの論がありますが、筆者もそのように思います。
問題は、当時の鉄鋼や、その後の自動車のような、先進諸国に大きな需要を創出した産業が、今は見あたらないことです。
IT関連は生産性向上に使用されるため、むしろ雇用を減らしますので駄目。オバマ大統領のグリーンニューディールも、それが人々の自動車に対するような欲望を喚起するものではなく、単にガソリンで移動していたのが電気で移動するだけのことですから、これは社会的に大きな需要を創出する訳では決してありません。
地球環境問題さえ考えなければ、そうした分野が創り出すものを人々はそもそも必要としておりません。
つまり、今の不況から脱出させるに足る新しい産業が全く見あたらないのです。その間にも強い企業はイノベーションを続け、グローバル展開を加速し、より人手がかからない方法でモノやサービスを提供するでしょうから、これまた、雇用が全体的には減る方向です。
といったことを考えると、今の経済はこのままで推移できれば御の字です。これ以上悪化することはあっても、これ以上は決して良くならないのではないかと思います。
どうも今回の騒動で、世界が慢性の糖尿病患者になったようです。現状維持がやっと。下手すると、足を切ったり、目が見えなくなったりする恐れもありますね。
こうした大きな流れが、今回の株価下落に大きく作用している気がしてなりません。
チョイと長くなりすぎました。誤植は後から直すとしてとりあえずお昼のブログをアップします。
10時までは、それでも円安傾向へといつもながらに引っ張られ、ある程度調子よく上げる銘柄も散見されました。
ところが、やはりその筋が、無理やり10時までに円安へと持っていったその反動で、10時の仲値がつくや否や、またしても総崩れです。
筆者は、切り返していた6923スタンレー電気を1790円で指しておりましたが、この10時の仲値の件を思い出し急遽キャンセル。
突然、3台のPCのうちの1台がダウンしたこともあります。このウィンドウ2000の2000年頃に買ったノートPCで動く、QUICK社のチカチカと派手に点滅するリアルタイムの値動きに、この我が身はすっかり取り込まれておりますので、青と赤の派手な値動きのこのネオンサインのような動きがないと、もはや満足できない体になり下がっております。
しかし、雰囲気は悪いですね。リバウンドの気配が少し見られたのに、そこを逆手にとっての下げ攻勢です。
特に、今回の上げ相場で最後に花を咲かせた新興市場銘柄の落ち方が急です。3632グリーなど-750円です。
良いのは食品関連などごく一部です。
持ち越しの9793ダイセキは特売りで始まったので、売り時を見計らい1920円でやむなく損切りしました。もう1つの2914日本たばこ産業は、相場に逆らうように上げましたが、その前に同値付近で撤退してしまいました。
この株、テクニカルな指標によく反応しますね。
持ち越しはなしです。これからの売りは少々危険ですので、後場は多分様子見となるでしょう。
それにしても、この下げの背景には、やはり大きなリスクが今の景気状況には潜んでいることがあるのではないかと思います。
1930年代と比較してのことではありません。この時は、鉄道や自動車産業が勃興し、その後の戦乱を経て、先進国での需要が大きく戻りました。
120年ほど前は繊維産業全盛の時代から、社会インフラに必要な鉄鋼産業などが勃興し、それが資源争奪合戦の帝国主義時代を招来させ、結局、第一次世界大戦から1929年の大恐慌時代を経て、第二次世界大戦を経てようやく収束しました。
今回は、その120年ほど前の状況に似ているとの論がありますが、筆者もそのように思います。
問題は、当時の鉄鋼や、その後の自動車のような、先進諸国に大きな需要を創出した産業が、今は見あたらないことです。
IT関連は生産性向上に使用されるため、むしろ雇用を減らしますので駄目。オバマ大統領のグリーンニューディールも、それが人々の自動車に対するような欲望を喚起するものではなく、単にガソリンで移動していたのが電気で移動するだけのことですから、これは社会的に大きな需要を創出する訳では決してありません。
地球環境問題さえ考えなければ、そうした分野が創り出すものを人々はそもそも必要としておりません。
つまり、今の不況から脱出させるに足る新しい産業が全く見あたらないのです。その間にも強い企業はイノベーションを続け、グローバル展開を加速し、より人手がかからない方法でモノやサービスを提供するでしょうから、これまた、雇用が全体的には減る方向です。
といったことを考えると、今の経済はこのままで推移できれば御の字です。これ以上悪化することはあっても、これ以上は決して良くならないのではないかと思います。
どうも今回の騒動で、世界が慢性の糖尿病患者になったようです。現状維持がやっと。下手すると、足を切ったり、目が見えなくなったりする恐れもありますね。
こうした大きな流れが、今回の株価下落に大きく作用している気がしてなりません。
チョイと長くなりすぎました。誤植は後から直すとしてとりあえずお昼のブログをアップします。