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仕手株乱舞

2008-06-30 11:28:12 | 株に出会う
思わず、まるで宝塚歌劇の男隠れファンのようなタイトルを付けてしまいました。

それほど、一部のあでやかな衣装に身を纏った、多分男役でしょうが、アルト、いやカウンターテナーの妖艶な声が醸し出す強烈なフェロモンに、処女達が、いや今時そんな若い女性はレアメタルか?、引きつけられるようにして、乱舞しております。

といっても、全ての男役という訳ではありません。

1972三晃金属や1332日水など、極めて男臭い響きの銘柄達だけです。

それに引き替え、例えば、6310井関農機など、今日は田舎のくたびれた耕耘機の片隅で不遇をかこっております。男臭いとは言え、よく嗅ぐと肥溜めくさい臭いが改めて嫌われたようです。

また電池関連銘柄は、どういう訳か、充電のタイミングを逸してしまったようです。下降する一方の電圧に、ここぞとばかりに大量の軍隊蟻が食らいつくものですから、これは多勢に無勢、次第に心身共に衰弱に向かっております。残念ながら座して見る他ありません。

このように、相場はいよいよ弱肉強食の新時代に突入した感があります。

富めるものは益々富み、病める者は益々病み、それも栄枯盛衰、日替わりランチの目まぐるしさです。

もはや、正常なる神経では今の相場に立ち向かうことは危険です。

前場は、途中でチョイと外出を余儀なくされたため、乱舞する蝶達が、一瞬の隙を突かれて地面に落下する、その値段で待ち受けておりましたが、前場の終わりにかけてはそれどころではなく、益々大空高く、この梅雨空にも拘わらず舞い上がっております。そんなに上に行くと空気が益々薄くなるのにね。。。

と言う訳で、一応前場終了段階での各市場の動向をまとめておきます。

・日経先物:45%(+1%)+80円
・日経平均:50%(+6%)+45円
・TOPIX:49%(+7%)+8.92ポイント
・マザーズ指数:33%(+7%)-1.01ポイント
・ヘラクレス指数:32%(+5%)-0.58ポイント
・長期国債先物:38%(+2%)前日比変わらず
・ドル・円:106.36円(21銭の円安)

各市場とも足並みを揃えて上昇傾向です。為替も円高方向へと進んでいないことが好感されているようです。

寄り付き前の外国証券経由の注文が久し振りに大幅買い越しだったことも、じり高の原因かと思います。

しかしながら、まだ油断は禁物。一時的な小反発はあらかじめ予想できていたことですね。

但し、NYダウが先週の金曜日にこれ以上の押しはないほどに押されておりましたので、このリバウンド期待が先取りされているのかも知れません。

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