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株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

売り圧力の厚さ

2008-10-16 11:22:27 | 株に出会う
昨晩のNYダウの下げは、小売売上高があの程度のマイナスだからといって、到底説明が付く下げではありません。

いうまでもなく、一斉に投資資金が逃避を続けているのです。

既に壊滅的な打撃を受けているであろうヘッジファンドを始めとして、リートは言うに及ばず、特にユーロ債券などを主な投資先としている、通称グロソブことグローバル・ソブリンファンドなどの投資信託の解約が殺到しているに違いありません。

ヘッジファンドの解約売りだけでも、元本が半減するほどの勢いです。更に悪いことにレバレッジがかかっておりますので、その10倍から20倍もの資金の引き上げを余儀なくされていることでしょう。

短期金融市場の金利はまだ高止まりしております。米ドルLIBOR3ヶ月ものでまだ昨日段階で4.55%です。政策金利は1.5%なのにです。

このLIBORが9月15日以前のような低さにならなければ、ますます資金の引き上げを伴う悪循環に陥ります。

やはり、リーマンの破綻がとんでもない事態を招いてしまったのです。早晩、どこかは破綻させねばならなかったのであれば、3月の時にベア・スターンズを何故破綻させ、その前後に今回のような対策を一気に打ち出さなかったのか?

グロソブと言えば、以前テレビで、瀬戸内海の小豆島での時ならぬグロソブブームがお年寄りの間で起きているとの放映がありました。

投資信託のリスクも何も知らないお年寄りが、毎月分配金が入ると聞いて、我も我もと、島内の信用金庫のようなところに、有り金のかなりの部分を持っていって買っている様子でした。

そうしたお年寄りは今、平常心で農作業やら漁業にいそしんでいるのでしょうか?

金融はゼロサムゲームの世界だという認識すらお年寄りにはなかったのでしょう。

前場は、引け際に7202いすゞを195円で、2001日本製粉を421円でさらわれた持ち越しのみ。

今日のこの相場でも上げていた8113ユニチャームの待ち所が悪く、6720円の同値で撤退したのは、まだまだ修行が足りない証拠。

しかし、この乱世相場でどうすれば平常心で淡々と勝てるトレードを実行出来るのか、もし「グロソブ公認株式修行所」でもあれば、小豆島でもどこでも馳せ参じますので、是非お教えの程を。。。

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