2月1日(木)のレーザーテック研究です。
決算が期待に届かず、かつADR株価が38096円とかなり押されていたのに、寄り付きの気配が、8時過ぎには前日同値で始まるという、誰かさんのトリッキーな遊びがありましたが、実際の始値は38900円で、ADR比800円も高く始まっていました。
一瞬、あれっ?って感じでしたが、更に驚いたのはわずか1分後に39400円まで買い上がるお方がいたことです。ADR価格比で+1300円。これは幾ら何でもヘッジファンドかどこかの「誤発注」に違いありません。多分、朝1番で出社した「新米トレーダー」が38400円の買いを1000円間違えてキーボードを打ったのかも知れません。それなら辻褄があいます。
とんだ騒動で始まりましたが、この後は、今日は一度も38096円のADR株価を上回ることはありませんでした。要するに売りの日。
この売りか買いかを判定する、1つのツールとしてASR株価をリアルタイムに比較して判定することとしました。今日は当然に「売り」の日。
ところが、そのことを失念して、ついつい場の動きに目が眩み、買いから入って失敗。すぐに5ティックほどの下落で損切りしましたが、まだまだ修行が足りない。
その後は、売りから入り少し挽回しましたが、大引けに近いところで売りを仕込んでいた玉を、大引け前の乱高下を嫌って、一旦キャンセル。その後は、引けに大きく下げております。
そのセッティングは、もう皆さんとっくにおやりになっているでしょうが、単純に売りか買いの指定価格で待つのではなく、例えば、下落基調で下げているとき、大きな買い玉が控えているケースがあります。そのような時、往々にして何度かのチャレンジで、その大きな買い玉が粉砕されることがあります。
そうなると、その値段を下回ったら「成り売り」が発動するように、予め仕掛けている方が大勢おりますので、売りが売りを呼び、結構大きな下落まで行くことはご承知のとおりです。
このようなシチュエーションを想定して、どうやって利益確定の発注をするかという点ですが、通常の売り指定価格を入れるだけでは、その後の買い戻しのタイミングが急で、せっかくの含み益があっという間の損失に転じることがよくあります。そのくらいレーザーの値動きは速い。
従って、買い玉の値段が粉砕されたら、10かそれ以上のスティックぐらい下に買い戻しの値段を最初に入れておき、その値段に到達することなく、売り仕掛けの値段に近づくようだと、すぐに買い戻しをかけて利確できるよう、買い戻し値段を「成り買い」にセットして待機しているやり方です。
もちろん、最初にセットした値段にあっという間に到達するかどうか、それとも届かずに買い戻しの流れが優勢になるのかは、秒刻みでウォッチしておく必要がありますね。あっという間に粉砕された節目の値段への買い戻しが入るケースがありますので、それに備えて「成り買い戻し」をセットしておき、急な買い戻しで元の木阿弥にならないように利確するというやり方です。
こういうのは、大口はコンピューターを使って、フェイントで上げや下げを演じさせながら、それに思わず食いついた弱小トレーダーを煙に巻いて、一気に利益をかっさらうという、目眩ましへの対抗手段にもなりますね。
まあ、手練手管を駆使しての百戦錬磨の強者が集まっているのが、レーザーテックの板。何とかして勝ち残る術を洗練させねばなりません。
明日以降は、OSCが今日は粘って51%ですので、ここが割れるかどうか?38850円が最初の壁として立ちはだかっております。その上は、ずっと言っているように40000円の大台。
10日MAラインを4.6%も下方乖離させており、ちょっと風雲急を告げているようです。
以上です。