株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(8.3.07)

2007-08-02 22:34:24 | 明日のモニタリング銘柄
株式市場はいつも人々の意表をつくことをやってくれます。後場の寄り付き直後の窓を空けた急落。13時半ごろからの急激な切り返しがそれです。ここまで大きく動かれると誰しもふるい落とされるでしょう。こういう切り返しは滅多にありません。

これで日経平均のOSCは+7%の45%へ、先物も+5%の42%へと一気に回復しました。今晩のNYダウがまた大下落となると、一体全体この切り返しドラマの結末はどうなるのでしょう。言えることは、日経平均のOSCが場中の32%から45%へと大きく切りかえしてしまったということだけです。ここまでの切り返しがあると、明日は、常識的には、前場にクライマックスが来て、その後、週末要因ということもあり、利確の嵐と上げ疲れから引けに落ちるのでは、と考えるのが普通ですが、今日の相場を見ていると、もう何が何だか分からなくなりました。

一方、新興市場はOSCを落として、マザーズ指数が-2%の47%、ヘラクレス指数が-4%の45%です。下り坂です。

こうなると相場の流れに臨機応変についていく以外にありませんが、それが出来るくらいなら苦労はしません。相場の裏の裏を掻くぐらいの気構えで望まないと駄目かも知れません。裏の裏とはつまり表です。一体何を言いたいのか我ながら不明。

仕方なく惰性で明日の注目銘柄です。もうなるようになれって心境です。

1.5355日本坩堝
 285円近くで拾うこと。原発銘柄復活なら。8月10日四半期決算。

2.6378木村化工機
 あの木村をまた何故?ですが、テクニカル以外に特に理由はありません。但し、明日も押されて1106円を割らないことが条件。今日の日金工と同じです。その日金工は明日もへそ曲がり注目。一応切り返しの形です。

3.6315TOWA
 半導体の後工程用の製造装置の大手です。東証にも重複上場しておりますが、主戦場は大証1部です。明日は1100円あたりまで落ちてくるのをじっくりと待つ手。

4.6674ジーエス・ユアサコーポ
 明日再度押されたところでの買いか。288円~291円が当面の底のようです。

5.6379新興プランテック
 今日の後場はこの株の値動きをじっくり観察。明日は押し目があれば。

6.5726住友チタニウム
 7月26日の決算にサプライズがないということで売られてきましたが、さすがに1万円を大きく切ってからは、相場の流れに沿って戻してきました。9480円が当面の底値と認識されたかどうか注目です。ここからは下げも限定的か。

以上です。持ち越し株は引けに買った6850チノーのみ。こうして見ると新興市場銘柄が後場の爆上げに置いてきぼりになっているのがよく分かります。日本坩堝は東証2部ですが、後は全部主力市場銘柄です。このブログを書き始めてから、新興市場の注目銘柄がゼロというのは初めてかも知れません。チョイと「特異点」に相場自体が差し掛かっているのか、それとも梅雨明けの暑さのせいか??明日は「ブラックホール」に吸い込まれることだけは何とかご勘弁を。しかし改めて注目銘柄を見れば、「坩堝」あり、ウランの「加工機」あり、プラネタリウム、いや、プランテックありと、何やら道具立てが揃っているようです。そう言えば持株のチノーは、温度制御主体の計測器専業だそうです。ブラックホールに入る前に、この宇宙の超高温度さえ制御できれば何とかなるのではと妙に安堵。。。しかし、温度は何とかなっても重力(ブラックホールでは富士山の質量が指先ほどに重力で圧縮されている筈です。)はどうしたものやら。。。
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日金工で失敗

2007-08-02 11:35:44 | 株に出会う
また悪い癖が出ました。

タイトルの日金工(日工金から修正)、今日は上がると見ての注目銘柄へのノミネーションでしたが、案の定特買いスタート。これは上に持って行かれると見て、つい寄り前に、寄り付き値段より2円安い程度の579円で指しておりました。

楽天証券のマーケットスピードが昨日で期限切れだったようで、朝の6時頃に立ち上げた筆者は期限切れにもかかわらず使えておりましたが、9時からのおっとり刀でPCを立ち上げた家人のマーケットスピードが立ち上がりません。そこで期限切れと気づいて、早速1つ約定をした後、ヘルプデスクに電話をして有効にする処置をしている間に、朝高からの大波の下落に巻き込まれて、あえなく約定&沈没でした。分足をご覧下さい。585円から真っ逆さまに落ちている様子が見えると思います。全く、息もつかさぬ早技でした。これはその筋の方の仕掛けに相違ありません。

そこでOSC急落の場合の今後の教訓ですが、

1.前日マイナス終了の落ち目の株は、寄りで高くてもそれを掴みにいかない。
2.特買いなどで仮に始まっても、待ち受け場所は前日同値がせいぜい。
3.普通に高く始まった場合は、前日安値近辺が待ち受け場所。
4.前日安値を割り込むようなケースはそれを引けで上回らない限り手を出さない。

となります。こうしたケースは最初の反転で迷わず売ればよかったものを、つい欲を出して買値に戻るのを待っている間に第二波に襲われました。やむなく第二リバウンドも駄目と分かって下落に転じた前日安値の566円で損切りしました。次の教訓は、

5.急落後は必ずリバウンドがあり。しかし、その上げの限界点はVWAPのライン。

5479日本金属工業のティック足を、マーケットスピードを使っている方はご覧下さい。まさしく、上記で述べたような原則があてはまっていることと思います。

要するに、OSCが急落した時の翌日の戦術としては、あくまでも前日安値までの下落で留まるケースは、そこから反転するケースが多いようですが、日金工のようにそれも下回ってしまえば、その日は完全に下落モードということになります。

こうしたテクニカルな定石のようなものをきちんと頭に入れておいてトレードをしないと、思わぬ深キズを負うことになります。そして、損失が拡大するにつれて、行動ファイナンス理論通りに、人の損失に対する感覚は、安倍総理と同様に、ドンドンと「鈍感」になっていきます。上げている場合は逆です。早く利確したくなります。これは筆者の一昨日の8939大和システムで嫌と言うほど思い知らされました。一昨日の引けではまだ騰勢がはっきりと現れておりました。案の定、昨日のあの地合の中で+100円終了です。この段階でOSCは前日比7%で売買判断指数も177%に達しておりました。この引けが売り時でしたが、何とその前日に売っているのですね。

こうしたセオリーに従うのと、単に勘でトレードするのでは、通年では大きな差が開きます。VWAPからの乖離を見ることは必須ですので、そのツールがない方は早急に手にすることをお勧めします。

さて、前置きが長くなりましたが、日経225平均のOSCは38%で前日同値です。先物は+1%の38%です。今日、このまま行けば一旦反発体勢に入ったと考えられますが、今はまだ相場自体が軟弱地盤の上にあります。まだ日柄も十分ではありません。よって、今日の後場からの高値局面で利が乗った銘柄は、一旦利確が正解かも知れません。

新興市場のOSCは逆にマイナスに転じております。指数そのものはプラスですが、こちらは明日以降の下落を示唆しております。

持株は、またしても上げにかかったところを6820円で掴んでしまった6779日本電波のみ。この株は強い株です。OSCもなかなか下がりません。ベースラインとなるのは、7月26日のOSC47%です。終値が7000円。そこから、今日のOSCが51%(前日比-2%、押されている証拠)で終値が6800円です。このダイバージェンスを見ての買いです。こうしたダイバージェンスで押されたところが狙い目の中心です。

その意味では、日金工とは全くトレードの入り方としては別の考えをしなければなりませんね。

持ち越した4548生化学工業の四半期決算は今日の引け後です。今のところ上にも下にも行かないので、早めに買値近辺で撤退しました。好決算なら今日の地合で上げる筈です。そして、上げたなら今日の引けの高値で売ろうと思っておりました。そして、決算を持ち越さないのが過去の教訓から得た筆者のルールです。

コメント (2)
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