株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(8.26.05)

2005-08-25 18:02:40 | 明日のモニタリング銘柄
後場も新興は反転するどころか下げを強めてしまいました。やむなく、4849エンジャパンと4751サイバーエージェントを、オシュレーター値が反転せず、また乖離幅も拡げてしまったので、損切りとなりました。-11Kと-3K。エンジャパンは、これで指数的には8月15日と同じとなりましたが、この日は496Kまで押されての反転でしたので、あくの抜けた状態となっていた訳ですが、今日の下落はちょっとパターンが悪いようです。520Kを超えればOSCもプラ転するので期待していたのですが、後場これを超えることが出来ませんでした。これを見て、一気に516Kあたりまで成り売りした方がいました。かなりのセミプロでしょう。場の雰囲気を嗅ぐのに長けております。筆者もかろうじて515Kで売りました。今日511Kで買って520Kで売った方も強者に違いありません。この株は業績がよいため、下げると適当な買いが入るため思い切った整理が済んでいないようです。

今日買った6677エスケーエレクトロニクスは、結構押されましたが、OSCが27%と、この株にしては、筆者がデータを取り始めた昨年11月以来の低水準ですので、ここはどう明日以降動くのか見定めたいと思います。

4751サイバーエージェントは、ちょっと切るのを迷いましたが、オシュレーター値がコンバージェンスしなかったことと、まだ32%と徹底的な売られ方にはなっていないため、400Kの底は確認したものの本格反騰までは至っていないと判断し、ちょい下りとなりました。この株、つい先日はOSCが22%まで買いたたかれた株です。その傷がまだ癒えていないのでしょう。但し、RSIはコンバージェンスしております。ちなみにエンジャパンもRSIコンバージェンスです。

3360グリーンホスピタルサプライは、最後の1分間で成り売りをされて145Kに下がりましたので、OSCは-1%だけ下がってしまいましたが、今日の動きからして明日はまだ期待が持てるでしょう。分割後子株環流のため、ホルダーの利益確定売りの投げ玉がまだあるのは当然です。

さて、前置きが長くなりましたが、ここのところ失敗トレードが多いので、気合いを入れ直して、明日の注目銘柄を見てみます。

1.8936リプラス △

 今日も売られて、ついにOSC20%、指数値も6月16日よりも下がり、分割後最低値となりました。これがバッタの大群に荒らされた戦場の姿です。ストップ前の水準まで落とされました。では一体あのストップ高は何だったのでしょうか?この冷たい仕打ちをくらったこの株が、この後どういう末路を辿るのか要注目。

たまごっちの7835ウィズも同様の仕打ちを食らったことは記憶に新しいことでしょう。しかし、その後の軌跡を見てください。情け深い投資家の方々に手を差し伸べてもらい、見事に復活を果たしつつあります。世の中、見ている人は見ているものです。

2.8942シンプレックスインベストメント △

 筆者が先日失敗したこの株、ついに90万円を切りました。9月9日の子株環流までこのまま下げ続けるとは思えずつい取り上げてしまいました。上場来安値が802Kですので、まだ落ちる余地あると言えばありますが、いくら不動産銘柄が悪いからといって、ちょっと下げすぎではないでしょうか。219億円の売上で経常利益59億円を上げる会社です。もっとも、ダヴィンチのように65億の売上で45億の利益を上げる会社からすると見劣りします。ダヴィンチも今日は思い切り下げました。一応、OSCは27%とわずかにコンバージェンス。指数値は上場時の三分の一まで落ちました。どこで反転をするかを、この先注意深く見守ってください。下手に参入すると大けがします。皆さん、疑心暗鬼になっています。安全策は、一度プラスで終了し、OSCもプラスになった翌日の前場の高いところで一旦様子見で売るということですが、このような誰でも考えるようなことでは相場は勝てないと思います。今度買うときは不退転の覚悟で筆者も手を出す予定ですが、分割銘柄はとにかく難しい。

3.8789フィンテックグローバル ▲

 この株、テクニカルに読むのは非常に難しい株です。それをあえて取り上げました。8月5日に決算発表前の安値125万円というのがあります。それを抜けると前日の115万円ですが、ここ2-3日ではそこまでは行かないとして、この125万円で待ち受けている方が多分いらっしゃるでしょう。そこに1枚乗るという戦法です。8月3日の指数値まであと4万円くらいです。すると今日の安値129万から4万を引くと125万円となります。
こういうくだらない計算を「取らぬ狸の皮算用」というのでしょうね。OSCは36%で変わらず。乖離幅-1万円と良好。8月5日には一応上方修正をして16万円も上げている株ですので、決算に惑わされることはないでしょう。投資銀行やら、信用保管業務だか訳の分からない仕事をしている会社ですが、Finance Technologyが由来だそうで、金融の海千山千(失礼かな)のプロが集まっているそうです。

4.2410キャリアデザインセンター △

 8月10日に分割と上方修正をするも、それまでの買われすぎがたたり下落。調整を挟んでまた下落しています。今日で、指数値が16日段階まで落ちましたので、明日、740Kを割らなければ反転が期待できるかも知れません。求人広告というのが、今日エンジャパンを損ぎった身にとっては、ちょいとつらいものがありますが、私情を挟むのは止めましょう。但しこの会社、バリバだのHSBCだの、ゴールドマンサックスやフィデリティといった世界の金融界の大御所連中が株主に名を連ねております。そういえば、投信が買い進んだということで、この前まで一直線に上げた株です。夢ゆめ、徒手空拳で正面からぶつかりカウンターを食らって気絶しないよう心して下さい。コバンザメ商法のつもりが、ジョーズにそのまま飲み込まれる危険あり。あまり沖合の深みにはまらないように注意。

5.2725ITX ○

 いよいよ取り上げることになりました。オリンパスの子会社ですが、投資ファンドも手がけております。本来のターゲットは、「Integrating Talents & eXpertise for the IT Business」という社名由来の標語にあるように、IT業界のビジネス創出会社のようです。Expertiseとしないで、eXpertiseに何故したのでしょう? それは、Xの方がEよりも謎めいた言葉だからでしょう。この会社の事業内容をざっとHPで理解しようとしましたが謎だらけでした。コンサルティング、アクセラレーター、ライフサイエンス、モバイル、海外ネットワークなど、当世はやりの言葉が踊っているのですが、いったいそれで何を卸しているの?(この会社、業種は卸売業なのです)と思ってしまいます。しかし、資本金が何と204億円です。正規の従業員は93名だそうですが、連結グループ会社が一杯あります。このあたりにこの会社の「謎」が潜んでいるようです。言ってみれば、政府の訳の分からない特殊法人のグループを束ねるような会社かも知れません。しかし、オリンパスの子会社です。我が政府と違って、うさんくさいわけはありません。と言う前書きはこれくらいにして、ひょっとして、明日あたり、この株に出遅れ銘柄としてハイライトが当たるかも知れません。今日+1Kですが、OSCがここのところの30%から35%、37%と伸びてきて、40%になりました。底入れのサインと見ることが一応出来ます。出来高は低迷しておりますが、そんなこと目じゃありません。皆さん、往年のITXの仕手株ぶりは強く脳裏に焼き付けている筈です。誰かがちょいとマッチで火を付ければ、燎原の火のごとく燃え広がります。そこに一枚噛めばよいだけです。あわてて近づいて火傷しないようにね。

6.6730アクセル △

 新興市場が軒並みやられているので、枯れ木も山の賑わいとやらと言う訳ではありませんが、この優良株にちょいと登場して頂きましょう。OSCが47%で昨日と同値です。指数値は4日ほどではありませんが、8日の水準に近づきました。乖離幅も-1K。ちょっと力強さに欠けますが、他の銘柄よりも踏ん張ったと言えます。筆者が前回433Kで利確して恩義を感じている銘柄です。本当は400K近くまで下りてきてもらいたいのですが、ここいら辺での小反発でも結構です。小反発を10回も続ければ数万円の利益をもたらすことができます。しかし高邁な技術者集団の会社です。あまり金儲けの話を耳に入れないようそっと見守って上げてください。そうしないと彼らの仕事に差し障りが出ます。何せ、パチンコと同じで、集中力と独創性それに忍耐力が勝負の仕事ですから。

7.2341アルバイトタイムス △

また1000円に載せてきました。19日からOSCがコンバージェンスしていたのですね。気がつくのが1日遅れました。しかし、まだ間に合います。長いこと下落に苛まれてきたこの株です。良い意味での忍耐心というものが身に付いたことでしょう。つまり、「果報は寝て待て」とか、「自然体」などという、古来の日本語が持つ本当の意味がよく分かったかと思います。誰に対して言っているのやら?? いずれにしてもこの地合が悪い中、出来高を伴って50円もあがりました。これまで抑圧されていた分、OSCは60%と高いのですが、もう1日くらい突き抜ける強さが発揮されるかも知れません。次は1065円超えです。明日少々利確の方が出ると思いますが、そこからの反発に注目。

8.2389オプト △

 この株もずるずる押されておりますが、OSCは36%と1%だけコンバージェンスしました。指数値が8日以来まで落ちましたので、ここらで反発はあるでしょう。子株環流も落ち着いたし、決算もクリヤーしたし、もう少し社名のごとく、オプティミスティックになってもよいのではないでしょうか。この株、以前にも取り上げましたが、「一人一人が社長」という企業哲学を持っております。そして、やはりありました。基本理念の1つが楽天主義(プラス思考)だそうです。多分ここからオプトという社名があるのでしょう。
 
以上、今日は新興市場の最悪の日だったようですが、全面安ではありませんでした。ストップを付けているのもあったのです。いよいよ投資家の選別が厳しくなりました。夏の終わりの一時の悪夢であればよいのですが、台風も来ていることだし、明日は、ひょっとして出勤できず、思わぬ休暇がとれるかもしれませんぞ。その節は、これら銘柄をちょいと一瞥する余裕を持ってください。但し、上がる可能性はあっても保証まではありませんので悪しからず。

【今日は、ちょっと書きすぎました。明日からもっと簡素化します】
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25日の前場の取引

2005-08-25 11:32:08 | 株に出会う
今日は朝出かける前に指していた6677エスケーエレクトロニクスが、帰ってみてみると340Kで出来ていました。その後、333Kまで落とされましたので、この株まだ回復を見せておりません。このあたりが底だとは思うので待ってみます。

その他持ち株は地合の悪さか、軒並み少し下落。かといって、買いたくなるような株も見つからず、前場はまったくの様子見でした。

今日の注目株も4566LTTバイオを除いて不発のようです。

よく分からない相場ですね。赤字決算でウォッチから外している4787日本コンピュータグラフィックが2日連続ストップをつけたり、アエリアが奇妙な子会社オンライン株のプレゼントや、筑波エキスプレスが秋葉原につながっているとの連想から”萌え関連”銘柄として物色されるなど、選挙を控えた不安定な国情にピッタリの、訳の分からない相場展開です。

要は、皆さん意表をついた刺激が欲しいのでしょう。月並みな話題には飽き飽きしております。また、夏ばてが効いてくる頃であり、激辛の刺激物でないと、正常な意識に目覚めないのかも知れません。こうしたアングラ的なニヒリスティックな動きに惑わされてはなりません。いずれ、まともな優良銘柄連中が見直される時が必ずややってくるでしょう。それまでは、辛抱強く下値を支えて上げれば良いのですが、そこは株式市場の非情な一面です。あえて火中の栗を拾うことは誰もやりません。そこに自分だけ突っ込むことはまさかするわけはありません。ということで、ひょっとすると、今の新興市場、夏ばての体を一休みさせるためのシグナルかも知れません。

さて、午後はどうしようかな。テクニカルに下げる予兆が見えた銘柄は、昨日のパシフィックのように、一旦下りざるを得ません。ここでの過度な銘柄への思いこみは危険です。惚れるのは勝手ですが、惚れたからと言って、必ず恩返しをしてくれるという保証はないのです。ここのところをしっかりと肝に銘じておいた方が良さそうです。

つい、一杯入ってのブログ更新でしたので、つまらないことを書き連ねてしまいました。

台風も近づいているようです。くれぐれも近くの川の水量調査をすることなどしないで下さいね。それは我々の貴重な税金で支えている、唯一公務員で汚職の誘惑にかられることのない真面目な消防隊の役割ですから。誰も自宅から火事を出さないために、消防署に違法な献金などする人いませんよね。
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