どっちにする?

人生って「どっちにする?」そんな選択の連続。あまたあるはずの選択肢。決めるのは自分\(^o^)/

ただいま~ おかえり~

2007-08-05 05:19:09 | なっとくる

一週間のご無沙汰でした。

東海岸よりの大学廻りの旅から、やっとこさ昨日深夜帰ってきた。なんとも長いドライブだった。というか、私に限りは、長い車での居眠になってしまったが・・・。 最近は、米国の大学進学に関して、ちょっと落ち込む内容が続いていたが、一見して、本当によかった~と、実感する旅になった。

 まずは、こちらの大学の裾野の広さに感心する。大学といっても、公立、私立という枠に入らない、様々な捉え方がある。今回、私たちが回ったのは、小規模ながら学業を中心に据えたカレッジ。単科大学ではないが、規模と学生数の関係だろうか、カレッジと呼ばれる部類に入る。

まずは、生活環境としての大学。(写真は大学の寮)

                    つまり、こちらの大学はハリーポッターに見られるように、学校に通うのではなく、大学そのものが生活空間であるということ。寮に住み、カフェテリアで食事を取り、授業に出て学習し、図書館でも学習する。クラスは15人前後。多くて30人。中には教授一人に対して、生徒二人という制度を誇りにしているという、大学もあった。図書館は24時間あいているし、小さな大学でも、最低3つはある。今回の旅で一番大きかった、プリンストン大学に、図書館は17有る。学生は、自分で居心地のいい、空間を見つけそこで学習する。もちろん図書館は食事もできるし、自主勉強もできるし、グループで勉強することもできる。長時間滞在型の勉強空間という感じがする。窓の外には緑が茂り、目にも精神にも優しそうな空間が広がっている。東海岸だから、冬場は緑は白い雪に変わるのだろう。

建物は古く歴史を感じる大学がほとんどだった。私立の創設者の精神を継ぐ・・・といった、歴史を超えて貫いてきた校風を感じた。学生の要望に迎合して、その体をのらくらと変えていくような、あなた任せの大学ではない。

 奨学金制度も充実している。入学が許された学生には、親の所得証明を提出し、足らずは大学が補填してくれる。99%を奨学金でまかなう学生もいれば、全額親が負担する学生もいる。我が家の場合は、兄弟がいることも相当に考慮されるようだ。奨学金計算ソフトが各大学のHPにあって、誰もが自分の場合は・・・・と、計算ができるようになっている。 専攻はひとつでもいいし、ダブルメジャーといって、複数の専攻をとってもいい。専攻科目を変えることは結構簡単にできる。それは日本の制度とは大きく違っている。息子は、数学、化学が好きなので、理科系への進学を希望している。また、ピアノを4歳からやっているので、ピアノ授業をとることもできるらしい。レッスンを無料で取れるという大学も一校だがあった。生活の場が大学だから、それぞれが自分の持ちピアノを運ぶのではなく、大学に置いてある楽器を演奏してもいい。これは、相当息子と私を喜ばせた。(三人の息子に同じように機会を与えたが、継続しているのは次男だけ。ショパンのワルツをダイナミックに繊細に弾けるように、最近なってきたので、止めるのは本人も辛かったようだし、私も同感だった・・・余談)

あまりにも違う大学の在り方を、帰宅後、孫の将来を心配している、日本の家族に伝えようとするが、なかなかにわかってはもらえない。それはそうだろうと納得する。やはり、百聞でも一見してみないと・・・。 とりあえず、

写真で御一見を。

コメント (2)
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