マルソータの道楽日記

東京湾・相模湾の沖釣りと釣り魚料理のブログです。今日も皆様の大漁をお祈りしています。

ある日の夕食

2010年02月25日 | 料理
これは前にマダイ釣った日の夕食です。
アジとマサバの刺身、アジフライ、洋風タイ飯とビールです。



アジフライは脂ののった刺身でも余裕で食べられる身の厚い大アジを使って作りました。
我が家のアジフライの特徴は、3枚におろして皮をむいたアジの骨を完全に取り去って
から揚げるところです。中アジサイズなら中骨を抜かなくても、あげてしまえば問題
ありませんが、40㎝近い大アジは骨が気になります。なので、中骨をきれいに取り去って
塩、コショウでしっかりした味をつけ、パン粉をつけて170度でじっくり揚げます。
それと、タルタルソース。市販のマヨネーズに刻んだたまねぎとおろしニンニクを入れて
よく混ぜ、黒コショウと塩で味を調えたものです。これだけでうまさ倍増。
正直、惣菜屋さんのアジフライとはまったく別の料理といっていいでしょう。
身がほくほくしていくらでも食べられます。

<↓アジフライ>



これが食えるから久里浜通いがやめられなくなってしまいます。


日本酒にはやっぱコレだよなぁ

2010年02月23日 | 料理
真性マサバの締めサバです。
日本酒を冷でやりながら締めサバを食うと日本人に生まれてよかったとつくづく思います。
白ワインでもウォトカでも生魚の味を引き立ててくれるものではありません。
やっぱ日本酒です。
今の時期のサバは秋に比べるとやや脂が落ちているのですが、それはそれで
魚のうまみを余計に感じさせます。こればっかりはスーパーや居酒屋で食えるそれとは
比較になりません。久里浜の海に感謝です。

釣ったらすぐ血抜きして魚が死ぬ前に氷締めにします。
それを3枚におろし塩にして、3時間置きます。その後塩を水で流し、お酢で10時間締めたら
お酢から出してお酢で湿した昆布で巻いてラップします。3日おくと下の写真のように
身の中央にほんのりと赤みが残る極上締めサバのできあがりです。
このくらいの締め加減が一番うまいです。

ぜひコメントください。





奥が深いマサバとゴマサバ

2010年02月22日 | 魚の話
さて、マサバとゴマサバの件で、少し調べてみました。
するとどうやらハイブリッド(あいの子)がいるのは、
水産関係者の間ではよく知られていた事実のようです。
しかし、その発生確率は0.1%と、ごくまれのようで・・・
わかったことは
(1)そもそもマサバとゴマサバを形態で100%識別するのはプロでも無理。
   個体差により、形態的には識別不能の個体がいる。
(2)それとは別に1代限りにハイブリッド種がごくまれに存在する。
   形態的には両者の特徴を併せ持つ。
(3)確実な識別はDNA解析しかなく、簡便な方法が水産試験場の研究テーマになるほど
   たいへんらしい。

なので、今回釣れた個体がハイブリッドかどうかはわからず、
どうも確率的には判別がむつかしい個体だったと思われます。
ちなみに身質はゴマサバに近かったような気がしますが、食ってしまったので
すべてはあとのまつりです。
それにしても海の中はややこしいことになっているようです。
1代限りの交雑が頻繁におこるとすれば、これは種にとってはまずいことで、やがて
絶滅してしまう可能性があります。また、ハイブリッド種に生殖可能な突然変異が
あらわれて定着すればいずれマサバ、ゴマサバは絶滅し、ハイブリッド種が生き残る
ということになるのでしょうか。
識別不能個体というのの実態が気になります。生殖可能なハイブリッド種
という仮説がなりたつのではないでしょうか。

久里浜の海の恵み(洋風タイの炊き込みご飯)

2010年02月21日 | 料理
久里浜沖はいつも釣り人にきびしいのですが、きびしいだけではありません。
マダイ乗合船で自分が釣っただけでも
マダイ、イナダ、アジ、丸アジ、マサバ、ゴマサバ、イシダイ、アマダイ、
オニカサゴ、マトウダイ、メダイ、メジナ、スミイカと10種以上におよび魚種多彩の上、
どの魚も脂の乗りは最高で他の漁場に比べてもうまいと思います。

さて、マダイが釣れるとまずは刺身、2枚目は塩焼き、(めったにないが)3枚目タイ飯と
いうのが定番ですが、実は火を入れるとマダイはもっとうまいのです。
今回はちょっとかわった洋風タイの炊き込みご飯をやってみました。

材料 久里浜産(これが重要)マダイキロ級半身、米3合
ニンニク、たまねぎ、ベーコン、白ワイン、オリーブオイル、
ローリエ、バター、塩、コショウ

マダイは3枚におろし、骨を完全にとる。マダイのアラで出汁を取っておく。
ニンニク、玉ねぎ、ベーコンをできるだけ細かくみじん切りにして、
厚手の鍋(ルクルーゼとかがいいと思います)にオリーブオイルを熱し、
よく炒める。
そこにといだ米を入れていため、マダイの出汁と白ワインをいれます。
出汁とワインのはそれぞれ3カップ、1カップぐらいにしています。
あとはローリエを入れ、塩、コショウで味付けして炊くだけです。

<↓洋風タイの炊き込みご飯(前回釣ったもの)>



炊きあがり寸前にバター一かけいれるとマイルドな味になります。

食べてみるとお米にタイのうまみがしみ込んで最高にうまいです。
ふつうのタイめしとはもちろん一味ちがいますが、この方がたくさん
食べられる気がします。
うちの子供は食い渋りが多いのですが、このご飯はすぐになくなってしまうほど
よく食べます。
炒めるときにトマトを入れ、出汁にサフランを入れ、貝、エビなと炊くと
パエリア風になりますが、コストが高くなります。



2月20日マダイ釣り 玉砕

2010年02月21日 | コマセマダイ釣り
今回は哲ちゃんと五郎丸でマダイ釣り

哲ちゃんの沖釣り日記

朝、一番でよい(と思われる)釣り座をゲット
意気揚々とポイントへ向かいましたが・・・
哲ちゃんが1枚。お隣の方が1枚。以上でおしまいで、自分はボでした。
お隣の方はほかに3キロはあろうかという巨大イシダイ、2キロ級メダイと
一人で釣っていました。イシダイの3キロはなかなか見れないですね。


さて、マダイはダメでしたが、アジサバがぽつぽつ釣れて土産はできました。
サバはマサバとゴマサバが釣れ、あいの子といわれるのも釣れました。

<↓上から、マサバ、あいの子、ゴマサバ>



この写真ではちとわかりにくいのですが、″あいの子″は形態的には確かにマサバ
とゴマサバの両方の特徴を持っているように思われます。
しかして、実態はいかなる生物なのか、マサバとゴマは交雑するほど遺伝距離が近いのか…。
いずれ水族館の人に聞いてみたいと思います。

ところで、久里浜沖90mで釣れるアジですが、脂がのっていて実にうまいです。
自分はブランドといわれる走水沖のアジは食べたことがないのですが、
剣崎沖、城ケ島沖、カメギ根などのアジと食べ比べても久里浜沖のものが
一番脂がのっているように思われます。
ちなみに一番うまかったのは江ノ島沖の浅場で釣れた黄色のアジでした。
<↓久里浜産 アジの身>



脂がわかるでしょうか。
刺身でたべるなら、丸のままラップでくるんで冷蔵庫に保管し、3日目ぐらいにさばいて食べるのが食べごろですね。

ボーズが続きそうな気配です・・・来週の釣行はやめときます。(金もなくなったし・・)



ボーズスパイラルの恐怖

2010年02月15日 | 日記
ボーズに悩む釣人はぜひ読んでください。
マダイ釣りにボーズはつきものとはいえ、釣れなくなるとどういうわけか
続くものです。釣人はこれをおでこの迷宮、あるいはボーズスパイラルと
呼んで忌み嫌います。
以下は実体験に基づく、一切の脚色なしの記録です。

日   漁場    マダイ数(最大重量) 船中マダイ数
2009
1/4  久里浜    ボ       1
1/12 久里浜   2(1.0k)       3
1/28 久里浜   2(1.6k)      6
2/9  久里浜     2(1.1k)     4
3/7  久里浜    ボ         0  大型ばらし
3/21 久里浜     ボ         0
3/26 久里浜     ボ         0
3/31 剣崎      1(0.6k) 5 ?(船長3枚含む)
4/13 久里浜     ボ         0
4/29 御前崎     ボ         0
5/23 久里浜     ボ         0
9/22 久里浜     1(0.4k)      数枚(ワラサ船にて、ワラサはボ)
11/28 剣崎     ボ         1(船長のみ)
12/21 久里浜    ボ        0
12/29 久里浜    1(1.8k)    2 

2010
1/9  久里浜     1(2.7k)    1
1/17 久里浜     1(0.4k)    10?
1/24 久里浜     3(0.7k)    12?
2/6  久里浜     1(0.4k)    2
2/14 久里浜      1(1.2k)    2

2月まではよかったです。が、3/7のばらしを境にボーズスパイラルの陥り
いってもいっても食わず、自分だけならまだしも、他の釣人にも食わず、
それどころか他船も食わず、漁場を変えても型をみるだけという状況になりました。
もう、2度とタイの顔を拝むことはできないのか・・・道楽とは言え、心中おだやかでは
ありませんでした。
しまいには船長から「あんたが来ると食わなくなるな」
とさえも・・・
その証拠といってはなんですが、5月のある日クロダイ船に乗ったのですが、
前日と翌日が頭10枚以上の大釣りなのにその日は船中10人で4枚、かろうじて
1枚釣りましたが、とにかくめぐりあわせが悪かったとしかいいようがない。

このスパイラルの出口は実に10ケ月後の12/29までまたなければならず、
それもあきらめかけた2時15分、静寂をやぶっていきなり竿が突っ込み、
船中最大の1.8kをゲット。

この一枚は正直うれしかった。タモに入った瞬間、泣きそうになりました。
これを機にようやく型を見れるようになり、今年にはいってからはなんとか
小型ながらも顔は見てます。
この間、とくに釣り座選びも、釣り方も変わったわけではありません。
誰もが陥るボーズスパイラル・・・次はだれに・・


よろしければ、何かコメントをお願いします。


2 月14日 久里浜沖は天気明朗なれど食い渋し

2010年02月14日 | コマセマダイ釣り
例によって五郎丸です。
前回、連続ばらしでなんとなくボーズの連鎖に突入しそうな気配が・・・
今日は快晴微風、90mダチで一ビシ目に、なんと・・竿が入りました。
とりあえず、キロ級ゲットでボーズ回避。



これは5枚位はいくかとおもいましたが・・・
2月の久里浜沖は甘くなく・・以上でした。
後は大アジがぽつぽつと食うだけ。

↓ 大アジくん

船中マダイ2枚おでこ3名と予想通りきびしい釣りになりました。

これから先どうしようかな・・・


雪の日の思いで。

2010年02月13日 | 日記
今朝、横浜はみぞれ交じりの雨。剣崎灯台で北東の風13m。
こういう日に行く気合いの入った釣り人もいるだろうけど、
自分は根性ないので中止にしました。
まあ、得てして雨の日は食いがいい傾向があるんだけど、
(といっても釣れない場合も多々ある)寒さは半端ないです。
最近は雨が降らなくても北風が強いだけでも、行かなくなりました。
しかし、釣りをはじめたころ、まだ気合いが入っていたころは
こんな天気でも出かけたものです。

15年位前、雪の予報。横横道路が雪で通行止めになるかもしれないと
3人で夜の10時に出発。佐島の船宿の駐車場で朝を待つ。
宿が開くとご常連が姿を見せたが、あまりの雪にすぐに撤退。
船長に「こんな日は寒いだけで釣れないからやめときなよ」
とさとされて、後ろ髪引かれる思いで、宿をあとにした。

あのころは気合いはいってたなぁ。

タイノエ

2010年02月08日 | 魚の話
マダイの口内に宿っていた寄生虫ですが、和名でタイノエ(鯛の餌)というそうです。
ネットで検索すると写真付きでたくさん出てきます。みんな感心があるらしい。
さて、このタイノエは魚の口内に寄生し、魚が食べた餌から養分を取るようですが、
多くの場合、雄雌つがいで寄生しているそうです。今回も大小2個体がいました。
つがいで仲良く、タイの口の中で一生を送るというのもなにかロマンを感じますね。
また、雌雄同体で、先に入った方が雌、あとから来た方が雄になるらしいです。

ところで、五郎丸のハナダイ船超常連のAさんによるとごくまれに、このタイノエだけ
がハリにかかって釣れることがあるらしいのですが、雌が釣られた場合、
残った方はどうなるのでしょうか。さらに次のタイノエが来た場合、
そいつは雌になるのか雄になるのか・・・
興味はつきません。

このちょっと不気味な姿のタイノエですが、縁起がいいとのことです。


2月6日マダイ釣り

2010年02月07日 | コマセマダイ釣り
五郎丸に行ってきました。
今回はブログで知り合った哲ちゃんと一緒です。

哲ちゃんの沖釣り日記


結論から言うと400gマダイ1枚でした。
本当はあと2枚釣る予定だったのですが、心やさしいマルソータは
海中でハリをはずしてリリースしました。(釣り用語でばらしという)
でかい順にリリースしたので、一番小さいのをキープしました。
(ふつう逆)
哲ちゃんは1キロ級の良型をゲットしてました。
船中これ1枚でした。

ちょうど26㎝のなべにいいサイズを釣った(しか釣れなかった)ので
アクアパッツァをやってみました。
作り方は簡単なので割愛します。

調理後の写真は残念ながらありません。なぜなら撮影の前に食ってしまったからです。
五郎丸でもらった生わかめのサラダと一緒に食べましたがうまかったです。

あと、このマダイにはタイ虫と称される寄生虫が入っていました。
これはマダイ、花ダイなどでたまに見かけます。がどなたか正式和名または学名を
ご存じでしたら教えてください。



今回はばらしの多さにまいりましたが、めげずに久里浜沖に通う予定です。

1月24日マダイ釣り

2010年02月01日 | コマセマダイ釣り


またも久里浜五郎丸です。
今回は一番のりでクーラーを置いて、車で読書。
船宿が開く午前五時にクーラー置き場を見てみると、
8個のクーラーが。
道具を船に上げて、超常連のKさんから話をききます。
今日のポイントでは誘いが有効かもとのこと。
ポイントについてしばらく誘いをいれますが、一時間ほど
あたりなく、飽きてしまいいつもの置き竿に。
すると、ゴツンとあたりがあり、500gのマダイゲット。
それからはアジアジアジ・・・
ほとんどカラびしなしでアジばっか。
船長に「タイより先にアジがくっちゃうよ」
というと、「アジが食うだけありがたいと思わないと」
っていわれちゃいました。この時期完全ボーズのあるだけに
重い言葉です。

<↓かなりの数近所にくばったあとのアジ>



反対側の人がながいやり取りで3キロの良型をタモどり。
気合いを入れてコマセを混ぜているとマルソータの
リールのドラグがなる音が!
すぐに竿を取りましたがすでに竿はもどっていました。
ハリスをみると切れていて瞬殺です。
大ダイかも・・・
油断大敵です。
結局アジに交じってそのあと600~700gのタイ2枚でおしまい。
マダイ3枚、アジ31尾、マサバ1本

まあ、この時期にしてはよかった方かな?
マダイは塩焼き、刺身、タイ飯で、アジはフライと大量の干物に
なりました。まずまずの味でした。