マルソータの道楽日記

東京湾・相模湾の沖釣りと釣り魚料理のブログです。今日も皆様の大漁をお祈りしています。

マアジの味

2013年05月20日 | 料理
マアジの食味ほど、釣り人の間で意見が別れる魚もないかもしれません。

今回の釣りは渋かったんですが、収穫は浅場の大アジ。

<マアジ>


全長36cmで体高が9cmという抜群のスタイル。色も黄色みがかってうまそうなんです。

捌いてみると抱卵して腹は真子でパンパン。抱卵中の魚は脂がないのが普通なんですが皮を引いてみるとそうでもないです。


<皮を引いたところ>



<刺身>


皮の下にうっすらと脂が浮き出ています。
食べても脂の甘みがあって、歯ごたえもあり、ここ数年釣ったアジの中ではなかなかの魚でした。
沖の深場で釣れるアジはこういうのはいないような気がします。

すずきんさんのはイマイチだったとか、魚の個体差か食べる方の個体差か。
わからんもんです。

2013年5月18日 ウイリー五目仕立て 史上最大の渋

2013年05月19日 | リレー船・その他の釣り物
前回の勝浦根魚天国のときまるかつさんとウイリー釣りの話で盛り上がり、ならばとウイリー五目が得意な定宿五郎丸で仕立てをやることにしました。
メンバーを集うとまるかつファミリーに新しくNinoさんが加わり8名が揃ったの予約しました。
Ninoさん、これからも遊んで下さいね。

メンバー ポン太さん、たー坊さん、汐留の漁労長さん、rubyさん
     Ninoさん、まるかつさん、マルソータ、すずきんさん



<道具立て>
竿:アルバトロスフラフラ 180M /北海40
リール シマノ 小船300XH PE2号200m
ビシ:サニー FL60
仕掛け:ハリス2号、針チヌ2号 ウイリー4本針/ ハリス2号6m カラバリ


PE3号巻の電動リールが故障修理中で手巻きリールでやります。


予報では南風が11時ごろから強くなるとのことですが、風が強いのは湾口だけで、沖に低気圧がいないのでそれほどうねりはないだろうと読んでの出船です。

計画では朝一、ハナダイを顔見る程度に釣ったらアジで土産を釣り、最後今シーズン絶好調のクロダイでも少しできればと目論んだのですが・・・・・久里浜の女神様は甘くなかった。

まず、真沖の50mダチでハナダイを狙います。
コマセが効いてくればアタリがでるはず、とせっせとシャクリをいれます。
するとガツンと良いあたりがあり、激しいツッコミで30cm弱ぐらいのハナダイが釣れました。

<おはなちゃん>



その後、汐留さんも同じぐらいのハナダイを釣り、さあ、時合だと盛り上がるはずが・・・・後続なし。

みなさんもくもくとしゃくりますが、2時間近くやってもアジや外道もあたってくれず、無言のプレッシャーが。
近くを流すシャクリマニアをのせた乗合もアタリがないので、船長と相談して、東電裏の浅場の根に移動することに。

ここは大アジやクロダイ、メバルなんかがいい時には出るのですが・・・いい時ではないようで。

最初、ウイリーでやりますが、小型のカサゴやベラなどが当たる程度。船長が長ハリスのオキアミエサの方がいいよというのでウイリー五目の看板は下して6mカラバリで入れ替えているとよいアタリがあり、幅広大アジが釣れました。

<大アジ>


36cmのマアジ、色ぐあい、体型とも沖のアジとはぜんぜん違ういいアジです。


このアジが全員に回ってくれれば言うことはなかったんですが、アジすら船中数匹程度。その後アタリが止まったので、一か八かで下浦のクロダイ船団に合流。
だがしかし、クロダイも時合が終わった後のようで、1時間以上やって他船でも全くタモが出ない状況。



<黄昏れるまるかつさん>


沖に戻り、90mダチでアジを狙うも、ゴマサバ来襲で道具が落ちず。
最後30分ほど乗合の隣でハナダイやりますが、乗合の釣人も道具をたたんでいる状況でギブアップ。定刻より若干早めに沖あがりしました。

<本日の釣果>
ハナダイ 30cm 1
マアジ 36cm 1
ゴマサバ 5
コモンフグ 20cm 1
小型のカサゴ、ベラ類少々


<船中釣果>
ハナダイ 30cm前後 0~2 船中3
マアジ 0~2 
ゴマサバ 多数
カワハギ 1枚
カサゴ、メバル、その他少々。


いままで、長いこと久里浜で釣りをして来ましたが、これほど渋い日は記憶にありません。
幹事の魚運が尽きたのか、誰かが久里浜沖の女神様の逆鱗に触れたのか。

メンバーの皆様にはこれを貯金にして次の釣りで大漁をお祈りします、としか言葉がありません。

リベンジマッチ検討してます。またよろしくお願いします。



<土産>
沖あがりの後、番屋でみんなで渋自慢をしていたら、女将さんから干し昆布をいただきました。
それからrubyさんからシンガポールのお土産もいただきました。
うれしいですね。



女将さん、rubyさんありがとうございました。


マダイのテリーヌ

2013年05月07日 | 料理
大きな鯛が釣れたらやってみたい料理の一番手。マダイのテリーヌです。


<マダイのテリーヌ アボガトと生クリームのソース>


作り方はあまりに複雑なので割愛しますが、要はすり身にして型に入れた蒸し物です。すり身にいれるのは生クリームとオリーブオイル、スパイス、塩。彩りをつけるためにゆでた人参とエビを入れてます。ソースは前に作ったアボガトとわさび、生クリーム、白ワインを合わせたてミキサーにかけ一煮立ちしたオリジナルソース(多分)

まずくはないんですが、テリーヌがややぱさついてしまいました。あとアボガトが熟れていなくつぶつぶが残ってやや残念。
オリーブオイルを大量にいれないとダメかな。また次回再挑戦ですね。

<マダイのミルフィーユ風>


アボガト、トマト、マダイの薄切りを重ねたオリジナル(たぶん)オリーブオイルと醤油ベースのドレッシングです。
そこそこうまかった。

<マダイのグリル 季節の野菜添え>


野菜がたくさんたべられる魚料理を模索しています。
その一つの回答がこれ。マダイのブイヨンとオリーブオイルで炒めたブロッコリー、ミニコーン、トマトの上にグリルしたマイダの切り身を載せています。
これはうまいです。

<マダイのスープ>


今回はまじめに野菜とマダイのアラでスープをつくりました。野菜は人参、ブロッコリーの芯、玉ねぎとアラをじっくり煮だして濾し、塩コショウで味付けしたものです。

いろいろ課題は残ったけど、まずまず食べられました。

大マダイの田舎料理

2013年05月06日 | 料理
連休の後半は信州佐久の実家に帰っていたので、前回釣ったマダイは母親と兄弟たちとの宴会料理です。
特別目新しい料理はないですが、田舎風に味わってみました。

<大マダイのカブト煮>


顔がでかいので頬肉がたっぶりついていてうまかったです。
甘辛煮は基本的な料理ですが、実はむつかしい。下ごしらえや調味料のバランスで時に失敗もあります。カブトやアラは一度湯通ししてからウロコを徹底的に取り除きます。ウロコがあると嫁が怒るし、湯通ししたほうが魚臭さが減ると思います。

<中マダイの刺身>


中マダイの女節を刺身にしました。脂が落ちている季節なので味はどうかなとおもったのですが、数日寝かせたためか甘みが出てきていてうまかったです。

<中マダイの唐揚げ>


マダイの揚げ物っておいしいんですよ。
塩をしてカタクリ粉であげてます。

<大マダイのしゃぶしゃぶ>


なにしろ身がたくさん取れるのが魅力です。大鯛は大味でまずいと言われますが、火を通せば区別つきません。


<マダイの出汁のなめこ汁>


こっちはなめこの産地で安いんです。
このなめこ汁はきのこの香りと鯛の強い出汁がよくあって激旨。大なべ一杯作ったけど売り切れでした。


<真子の甘辛煮>


私はあまり食べられないのですが、これも大人気。丼一杯ぐらいの真子があったけど、なくなりました。

<小マダイの干物>


小マダイといっても1.2キロです。3枚に卸して干物にしました。旨味が凝縮されていて、普通の塩焼きより断然おいしかったです。



マダイ料理は続きます。




2013年5月1日 マダイ釣り 久里浜沖の落し物を取って来ました

2013年05月01日 | コマセマダイ釣り
春のマダイシーズンもそろそろ終盤。
今年は渋い日ばかりにあたってしまい、船中数枚とか悪い日は船中1枚とかの低空飛行が続いていました。同じ釣り物ばかり追いかけるとボーズスパイラルの懸念があるし、なにより他の魚が食べられないので、泣いても笑っても今日が最後と決めてマダイ釣りに行くことにしました。

さて、問題はどこへ行くか。

シケ前まではホームの久里浜沖があまりにも悪く、剣崎はそこそこ模様が出ているようです。
久里浜か、剣崎方面か悩みに悩んでも決めきれず、横横に乗っても決められず、佐原の出口で右にいくか左に行くか迷った末、ここで浮気すると久里浜沖の女神様の逆鱗に触れるのではという思いがよぎり、左方向へ車を進めました。

いつもの定宿、久里浜五郎丸です。

今日のマダイ乗合は五郎船長の船。この船は東京湾の乗合で一番の渋さを誇っているといっても過言ではないでしょう。

<五郎丸>


満潮7:30、干潮15:00ほぼ一日下げ潮なので、トモがいいかなと思ったのですが、すんでの差で4番めになってしまい、しかたなく右の真ん中に釣り座を構えました。若干の不安がよぎります。
この後、5人目の人が右のミヨシにはいり、5人で出船。

<道具立て>
竿:シマノ ミヨシ3m 40号
リール:レオブリッツ270MM 道糸PE3号300m
ビシ:L80号
ハリス:8号4.5m+3号4.5m 1本針 グレ(メジナ)10号



場所は久里浜沖の53mダチ。

場所に着くと意外と北風が強く、海が悪い。
その上、航路脇で大型船の引き波がかなりきます。

今回は大型狙で高めの棚、長い待ち時間で一日やろうと決めて、1ビシ目を入れます。下から12mで待ちます。

潮はあまり行っていない用な感じですが、3ビシ目を入れて待っていると、右ミヨシの人がやりとり開始、竿の動きからマダイに間違いなさそうです。風が強く船長がタモ取りできないのですくいに行くと、キロ弱ぐらいの綺麗なマダイでした。

そして席に戻ってビシを入れ替えようとした時、突然パッドまで竿が入りました。

うわーきたきたきた。



竿を立てると、糸がどんどん出て行く。




ドラグが激しく逆転し、スプールを抑えたくなる衝動にかられますがそこは我慢。




ハリス3号なので走るだけ糸をくれてやります。





船長が「なにか食ったのか?デカそうだな。」



「でかい、止まらない。」


なかなか底を剥がせない。




動きが止まると巻きますが、巻いた分だけまた出て行くの繰り返し。


ここにいたって、おかしいぞ、マダイにしては根性がありすぎるとの思いがよぎります。ひょっとして季節はずれのワラサかメダイか?











10回以上巻いては出しを繰り返し、ようやく水深40mぐらいまで巻いてくるとおとなしくなり・・・これはマダイだ、それも型物に違いない。








なにしろ型物のマダイなんて久しく釣ってないので手応えもよく覚えていない。


残り20mをきったあたりから徐々に浮き始めます。



ビシをとって手繰りながら、トモの人にタモ取りをお願いします。


たぐる重量感がすごい。


タモに入ったのは


<大マダイ様>




東京湾で初めての4キロ級です。
久里浜五郎丸に通うこと50余回、その間瞬殺が記録に残るだけで、5回。
型物には縁がないと思っていたので、本当にうれしいかったです。
何より久里浜沖で定宿で釣ったのがうれしかった。

大物は縁です。つい先だってもコマセダイ初挑戦で5.2キロを釣った女性がTwitterにおりましたし、他にももっと大きなタイをわずかな回数で釣った人を幾人も知っているので、自慢にならないばかりかむしろお恥ずかしい話なのですが、ようやく東京湾の落し物が戻ってきたような達成感がありました。

<ご尊顔>




さて、この日は特異的な食いにあたったようで、その直後に1.2キロがあがり、その後も船中ぽつぽつと誰かが竿を曲げる展開が続き、下げ潮が早くなって一時まったりしますが、終わり20分前にまたまた竿が激しく突っ込みました。

1枚目ほどではないですが、そこそこの引きで上がったのが

<中マダイ様>


2.4キロでした。

さらにその次のビシで竿が入ってキロぐらいの引きだったのですが、これはバラシ。


<本日の釣果>

マダイ 1.2、2.4、4.05キロ 3枚
ゴマサバ 35cm リリース

バラシ 1回




<船中釣果>

マダイ 0.8~4.05キロ 2~5枚
カイワリ 1枚
ゴマサバ多数。

船中5名で5枚、4枚、3枚、3枚、2枚 計17枚

2キロ級が多数混じりました。

こういう日もあるから、東京湾も捨てたもんじゃありません。

春のマダイ釣りはこれで終了。心置きなく他の釣り物に精を出せるというものです。

久里浜の女神様とかかってくれたマダイたち、そして五郎丸さんにこころからの感謝を。