マルソータの道楽日記

東京湾・相模湾の沖釣りと釣り魚料理のブログです。今日も皆様の大漁をお祈りしています。

オニカサゴでイタリアンもどき

2012年02月22日 | 料理
オニカサゴはおいしいですね。
でも、1匹だけだとやっぱりなべとかしゃぶしゃぶでしょう。
今回は幸運にもたくさん釣れたので、イタリアンもどきで楽しんでみました。
あ、もちろん初日はしゃぶしゃぶもやりましたよ。

不肖の息子の進路決定祝いを兼ねてプチパーティーになりました。
もちろん、オニカサゴのように毒のある大人とか、とげのある人間になってほしいと願ったわけではありません。


<オニカサゴの白ワイン蒸し アボガドクリームソース>



これはいままで作ったこの手の料理の中でもとりわけ旨い一品となりました。
オニカサゴのぷりぷりとした食感がたまりません。ソースも濃厚でよく会います。
オニの身は骨を抜いてから皮目に焼き色をつけ、白ワインを入れて蒸し焼きにします。
ソースは生クリーム、アボガト、おろしニンニク、サワビ、白ワインをあわせてミキサーにかけ、塩、コショウして一煮たちしただけです。

<オニカサゴと海老のトマトスープ>


オニカサゴのアラで取ったブイヨンで作りました。
ブイヤベースともいうかもしれませんが、サフランを入れず、白ワインの代わりに赤ワインを使って濃厚な風味を狙ってみました。
マダイのアラより素直で癖が少なく、さっぱりしています。
これも旨いです。

<オニカサゴのドリア>


ドリアというのは日本人のシェフが創作したらしいですが、まず、オニのブイヨンでリゾットを作り、チーズをたっぷり振ってオーブンで焼きました。息子絶賛の一品でしたが、手間がかかるのが難点です。


<パスタ>
後日、残ったトマトスープでパスタを作りました。



少し置いたほうが、スープの味がなじんでよりうまみがましています。


<おにから>


から揚げはいろいろな魚で作りましたが、最強といっていいでしょう。
おもわずうなる食感とうまみ。岩塩と片栗粉でさくっとあげています。


2012年2月18日 オニカサゴ釣り はまりそうです

2012年02月19日 | オニカサゴ釣り
かねてから行こうと思っていた三崎佐円丸のオニカサゴ釣り。南西風やら家庭内大シケで見合わせていましたが、釣り友たー坊さんの後押しもあって、ようやく行ってきました。
いやいや佐円丸、写真とらなかったのですが、なかなかいい宿です。
番屋の散らかり具合、しぶい船、こだわりの船長、超しぶい大女将。すべて私好み。これは通いたくなる船宿です。

さて、朝到着して番屋でくつろいでいると、たー坊さんがカップ麺にポットの湯を注いでいます。3分たってあけてみると、麺はかたいまま。ポットの湯が水だったみたい。

<水出しカップ麺>


リカバリー不能で廃棄処分となりました(一説によれば大女将がゆでて食べかもしれない)。でもやさしい船長がこの惨事に同情したのか、あたらしいカップ麺を出してくれてたー坊さんは事なきを得ました。この件が吉と出たのか凶と出たのか、たー坊さんのブログで確認してください。

さて、オニカサゴの釣り方ですが、名人ケンケンさんのブログから参考というか引用させてもらいました。
オニカサゴという魚は動画(オニカサゴの採餌)にあるように完全に待ち伏せに特化した魚のようです。
岩に擬態して自分の射程内に入った餌のみを確実に捕食するといった生態です。逃げる餌を追いかけたりはしないみたいです。
なので、とにかくオニカサゴの目の前に餌をもっていかないと釣れないのは当たり前。

で、短い仕掛けで棚を正確に取り、とにかく海底のオニカサゴの近くに餌がただようように竿を操作すれば釣れるはず・・・って思ってもなかなか思うように食わないのが釣りの世界です。ま、とにかくやってみることにします。

<道具立て>
竿:ノンブランド ムーチングビシ 1.9m
リール:レオブリッツブル500MM PE5号400m
オモリ:120号 片天3本針 ハリス5号、針ムツ17号、全長1m、途中50mに三つ又サルカンで15cm、付け根から30cmの枝スを出す。
餌:サバ皮(船宿支給)、アナゴの切り身(持ち込み)

<第二福丸>

船もしぶいですが、船長もしぶいです。でも対応はいたってやさしくて一見客でもぜんぜんオッケーです。
この船に今日は4名だけ。強い北風の予報でキャンセル多発したらしいです。

場所は城ヶ島の西沖、相模湾側の水深およそ100m。北風は強いですが、相模湾側なのでうねりはなく、釣りにくいといったことはありません。
道具を入れて、船が波でさがったときにオモリが海底から30cmぐらいになるように棚をとります。船は波で1m前後上下動しているので、こうしておげば、船があがった時に下針が海底から30cmの位置、下がったときはその針が海底までゆらゆら落ちることになります。

一流し目は空振り。二流し目の開始直後、ガクガクとよいアタリ。竿をあおると確かな重量感で巻き上げ開始すると途中でも竿が叩かれ、オニと確信しますが、タモ取りに駆けつけてくれたたー坊さんがミズふぐじゃない?とかいうのでいやな予感がしましたが、魚はミズふぐに変わることなく真っ赤な赤い魚が浮上しました。

<オニカサゴ>

0.4キロとこぶりですが、簡単には釣れないと思っていたのでうれしかたったです。

その後、同じぐらいのを追加してから、置き竿にして30cm棚を切り、たー坊さんをからかいに行って釣り座に戻ったとき、竿がガンガン叩かれました。すかさず竿をとって聞きあげるとすごい重みです。しかし、巻きあげる最中は抵抗はなく重いだけなのでカレイ類か何かと思いましたがあがって来たのは大きな口をあけたオニカサゴでした。

<良形オニカサゴ>

あとで計ったら1キロジャスト。大満足の1匹です。

その後10時を過ぎると船中あたりが止まりまったりムード。
<まったりするたー坊さん>


風も弱まって海もないできたので、棚を50cmにあげて棚とりを繰り返してると、棚を取っている最中にガクガクとよいあたりです。
そのまま聞きあげると乗りました。あがったのは0.7キロでした。

<桶も真っ赤>



<本日の釣果>
オニカサゴ 0.2~1キロ 5尾(内最小の1尾はフサカサゴ、イズカサゴは0.4キロ以上)
ヒメジ 30cm 1尾
リリース イズカサゴ 2尾



船中
オニカサゴ 4~5尾 (船宿HPより)

土産充分で満足の釣りでした。とは言っても海況が変わるとそう簡単には釣れないのだと思います。
この釣りも1シーズン通わないとわからないですね。

お付き合いいただいたたー坊さん、その場にはいなかったけど釣り方指南のケンケンさん。ありがとうございました。


マダイのブイヨンを使った料理

2012年02月12日 | 料理
最近釣りに行っていません。今日は凪よいし鬼でも行こうかと思ったのですが、連日遅くまでの仕事でヘロヘロ。
さすがに休むことにしました。本来の意味からすれば、休日っていうぐらいだから働かない日は体を休める日なんですよね。

さて、去年の暮れに釣ったマダイ様のアラが冷凍庫の底から発掘されました。お正月に雑煮のダシに使おうと思ってそのまま放置されていたみたいです。鮮魚がないのでアラでとったブイヨンで料理を作ってみました。

<リゾット>



今までもリゾットという名前の料理はなんどか登場しているんですが、どちらかといえば炊き込み飯にちかいもでした。これはリゾットのレシピで作ってみました。
まず、マダイのアラでブイヨンを作ります。最初から洋食と決めているときは、タマネギやセロリなどの野菜、ローリエなどを入れると風味がよくなります。
ニンニク1かけとタマネギ半分を微塵にし、大目のオリーブオイルでいためます。そこに米2合をいれて充分いため、ブイヨンをひたひたに入れます。沸騰したら、弱めの中火で蓋をせず、塩・コショウして米を煮ます。米がブイヨンを吸うのと蒸発してだんだん減ってくるので、つどブイヨンを足して、米にわずかにシンが残る程度(30~40分かかる)まで火を通せば完成です。炊いたご飯とは食感が違い、これはこれでおいしいですが、お子さんがいる場合は、最期に蓋をして蒸らすとシンが消えておじやみたいにも作れます。

<マダイのチャウダーのパスタ れれこ風>
れれこさんのカサゴチャウダーを参考に作りました。
すでに身の方は食ってしまっていたので、具としてチキンの缶詰を使ってみました。



これはほのかに魚の風味がするっていうものではなく、鯛のダシのすごく濃厚ですが、おいしいです。うるさい息子もおかわりしていました。
れれこさんありがとうございました。

ところで不肖の息子(高3)の行き先が決まりました。
受験生にもかかわらず、全く勉強しているそぶりがないので、行くところがなかったら久里浜の船長にでも預けようかと思っていた(それも迷惑か)のですが、以外にも合格したようです。受験期間中は嫁がものすごくシケやすくなっており、ちょっとしたことでも大シケになるので困っていました。それから開放されると思うとちょっと安心です。

依存症

2012年02月04日 | 日記
今日は出張の予定だったのですが、取りやめになり、ならば沖かと思ったら南西風の予報。
三半規管が正常に動作している私としては、南西風と聞いただけで、固まってしまうのです。
でも、土曜日は朝早くに目が覚めちゃうんですよね。習慣ってこわい。

以下に一つでも当てはまる人は凪たら沖にでましょう。

(1)普通の日でも天気予報は晴れ・雨より風向きを気にしてしまう
(2)トラックなどディーゼルエンジンの排気ガスの臭いがすると、なぜか海の香りも漂ってくる気がする。
(3)仕事がうまくいかないとき、「今日は潮が悪かった」と一人ごちてしまう。
(4)上司から仕事の状況を聞かれたとき「昨日まではよかったのですが・・」と言い訳したことがある。
(5)仕事中、ふと時計に目をやって「そろそろ上げ潮が効いて来る頃だ・・・」と思ったことがある。
(6)南西風の日は気持ちが沈みがちだ。
(7)「船長、タモ~」と叫びながら夢から覚めたことが一度でもある。
(8)「これで上がります。」と聞くと、悲しくなる。
(9)顧客クレームに対応中、「水温が3度も下がってしまいまして・・」といいそうになったことがある。
(10)平日休みの仕事に転職しようと考えたことが一度でもある。
(11)駅のホームでしゃくりのイメージトレーニングをしたことがある。
(12)しゃくりのイメージトレーニングをするときは、大物のアタリとさらにハリス切れまでイメージする。