マルソータの道楽日記

東京湾・相模湾の沖釣りと釣り魚料理のブログです。今日も皆様の大漁をお祈りしています。

シロギスのフルコース

2010年06月28日 | 料理
昨日は約束通り、シロギスで宴会です。
94尾の魚の重量は約3.9キロ。ワラサ1尾分ですが、当然ワラサ1尾の方が食べやすいですね。
これだけ卸すには根性がいりますので、道楽とは思わず仕事だと自分に言い聞かせ、強い意志をもって取りかかります。
朝の5時半から卸しにかかりましたが、鱗とるだけで、1時間。

<いならぶシロギスくんたち。3層に重なっています>


すべて松葉作りか3枚卸しにしましたが、2時間かかりました。
これではてんぷら屋さんにはなれませんね。

<天ぷら用に卸したキス>



宴会メニュー

平塚産シロギスのフルコース
(1)刺身
(2)酢締め
(3)シロギスと野菜の天ぷら盛り合わせ
(4)マリネ
(5)骨せんべい
(6)干物
(7)シロギス飯
(8)シロギスのみそ汁

魚だけではあきるだろうと思い、
(9)牛肉のたたき
を追加しました。



この日は昼間、嫁さんが仕事でいないため、掃除、買い物など全部自分でやった上に、
刺身のつまやら、マリネ用の野菜を切ったりなどいつも嫁さんにやってもらって
いたことを一人でやらなければならず、宴会開始の19時までずっと働きづめでした。
正直、本業の仕事の方が楽なくらいです。
居酒屋のおやじは勤まりそうもありません。

詳細は次の記事で。



6月26日 シロギス釣り 怒涛の入れ食い 平塚沖

2010年06月26日 | シロギス釣り
今回は釣り友哲ちゃんと平塚豊漁丸からシロギス釣りに行ってまいりました。
嫁さんからシロギスの天ぷらが食べたいとのリクエストがあり、親しくしている
ご近所さんとも久々に宴会がやりたいということで、シロギス釣りに行きたかったのですが、
最近週末は南風の予報が多く、見送っていたのです。
前日の予報では南西風5~8mで、春先なら時化になる風速ですが、北に低気圧も
おらず、梅雨前線に吹きこんでくる風なので、それほどは吹かないと読んで
「明日はシロギスにいく」と嫁さんにいうと、すかさず件のご近所さんに
日曜にキスの天ぷらで宴会しましょうとお誘いのメールを・・・

事前に釣果を期待されての釣りはプレッシャーがかかります。
なんつっても魚にその気がないとハリにはかからないわけでして。

皮算用では天ぷら用5人で20尾、その他酢締めやら刺身やら、なんやらで20尾、
計40尾くらいはほしいなぁ、凪ならなんとか釣れるかなぁ
と考えながら宿にいきました。

釣り人は哲ちゃんと私だけ。2人で貸し切りです。
キス用に2本、泳がせに1本、3本竿で臨みます。
海は、南風そよそよで波がちゃぷちゃぷしてちょっとやりずらい。

<ポイントは平塚観測塔の内側。相模川河口から花水川河口まで約2キロの大流し>




船の真下に1本落とし、もう1本を投げて探ります。するといきなりのアタリ。
プルプルと気持ちよく竿先を震わせて17㎝位のキスが釣れました。
次の投入をして底を取っていると、置き竿にアタリ。またしても中型キス。
それからは怒涛の入れ食い、投げる竿にあたるかと思えば、置き竿にも
アタリ。取り込み、アタリ、投入をひたすら繰り返すキス釣りマシーンと化しました。
もうあとの始末も、弁当食うのも忘れて釣りまくり、11時ごろ若干食いがおちたものの、
12時過ぎにはまたも食い出し結局94尾という怒涛の食いでした。(船宿には70ぐらいと
過小申告しときました)

泳がせ竿には一回ぐいぐいとアタリがありましたが、残念、食いこまず。
餌のキスは頭だけが残され、船長曰く、イカのいたずららしい。
あ~ スッテをつけとけば取れたかも。
他に置き竿がいきなりドラグをすべらせ一瞬でハリス切れというのが1回。
水深10mぐらいでしたが、海はなにがいるかわかりませんね。
入れ食い堪能したけど、こういう釣りはそうたびたびは行かなくても
いいですね。

<94尾のシロギス。これを全部卸すかと思うと頭くらくら。測ってないけど
3キロは軽くあります。>



釣果 
シロギス 12~22.5㎝ 94尾
外道 ワカシ 2尾(リリース)、メゴチ4尾、ヒイラギ1尾

<上平均サイズ17㎝ 下最大22.5㎝。平均して型揃いだけどジャンボは減ったような気がします>



豊漁丸さんは昔マダイ釣りに通った船宿さんで、あまり混雑せず釣りやすい
です。これを読んでいただいた皆様、ぜひ利用してみてください。



アサリのワイン蒸し

2010年06月21日 | 料理
ここのところ、南風が吹くわ吹くわ、週末になると吹くのでなかなか釣りにもいけません。
船は出てるみたいですが、どこも強風に苦戦というコメントが多いです。
一発勝負のマダイかワラサならともかく、あたりの繊細な小物釣りを南風の中でやる
のはちとつらい。
そもそもこの時期は”梅雨の風殺し”といって一年でいちばん海の静かな時期の
はずなのに温暖化で低気圧が強力になっているのか台風並みの時化になっているようです。

さて、今回はアサリのワイン蒸しです。といってもこのアサリは釣って来たわけでは
ありません。お向かいのお宅からのいただきものです。
話によると三浦半島某所の秘密の穴場でほってきたらしいです。
このお宅にはしばしば、釣った魚を引き取ってもらっているのですが、
そのためか、韓国のりとか韓国の菓子とかいろいろもらって恐縮してます。
釣りは毎回、食べる分だけ釣れればいいのですが、そうもいかず、釣れないときは
全くつれないが、釣れるときはクーラー満杯に釣れるので、勢い近所にばらまかないと
余ってしまいます。正確には捌くのが面倒になって魚をもって近所を徘徊することに
なります。もちろん、お返しは一切無用と言ってくるのですが、それでも
何かに付け土産をいただけるのはありがたい話です。
さて、三浦半島某所で取れたアサリですが、粒は1~2㎝ほどと小さいにもかかわらず、
なんというか、身に弾力があり、味が濃いです。これはスーパーなどで売っている
もっと大粒のアサリより全然おいしい。
やっぱ地場産は魚も貝もうまいですね。





作り方
アサリ 三浦半島某所産 1kg 砂をはかせておく
バター 適量
オリーブオイル 適量
パセリ みじん切り
白ワイン コップ1杯
塩・コショウ

鍋にオリーブオイルを熱し、その中でバターを溶かし、アサリを入れる。
塩・コショウし、軽く炒め白ワインを入れふたをして、貝が開くまで蒸す。
貝が開いたらパセリを散らし完成。実に簡単です。









マダイの刺身とあら煮

2010年06月09日 | 料理
今回のマダイはメスで、真子は入っていましたが、未成熟でした。
そのためか、時期の割には脂が乗っていました。
刺身は腹の部分だけ使って、そぎ切りにしました。
<マダイの刺身>

脂は秋から早春のもの比べると、やや落ちていますが、それでも
甘みのある身の味は絶品です。さすがといった感じがします。
家族3人であっという間になくなってしまいました。

あら煮はぷくさんのレシピを参考にして作りました。
<鯛のあら煮>
煮汁はあらかじめ、しょうゆ、酒、みりん、水を合わせて味のバランスを整えて置くと
失敗が少ないでしょう。若干砂糖を入れて甘めに仕上げました。
臭みはないですが、しょうがも入れて全体を引き締めるようにします。
材料は 鯛のあら、真子、ニンジン、大根、シイタケです。
ちなみに大根とニンジンは刺身のつまの残りです。
<マダイのアラと根菜、しいたけの煮もの>

これもうまいです。
刺身と天ぷらはほとんど嫁と息子に食われてしまったため、あら煮を肴に日本酒を
ちびちびやりましたが、かまのぶぶんの肉がなんとも言えないコクがあり、
いくらでも、食べられる感じです。こういう料理こそ、新鮮な食材がいいですね。

<天ぷら、刺身、あら煮>


刺身、天ぷら、あら煮でマダイを堪能しました。
これでも一節残ったので、翌日から揚げにしました。
この半年で、マダイ18キロの水揚げがあり(まあ、一日で釣る人もいるので
自慢にはなりませんが)さすがに料理のネタが尽きてきた感があります。
そろそろ釣りものを変えようか迷うところです。




マダイの天ぷら

2010年06月07日 | 料理
前回の釣りで釣ったハナダイをブログ友達のぷくさんにお送りしたのですが、
たった2枚の魚から驚くほど多彩な料理を引き出してくれて、魚って
残すところないなって改めて思い知らされました。

<ぷくの簡単料理レシピ>

釣り人はとりわけ大漁のときなど、魚をぞんざいに扱う傾向があると思うのですが、
今回は貴重な1枚のマダイをいろんな味で徹底的に味わってみました。

釣れたマダイはとりわけきれいで黒ずみはまったくなく、ほれぼれするような魚体です。

<まな板の上のマダイ>

で、基本に忠実に三枚下ろしにします。身割れもなく、きれいにできました。
<三枚卸の図>

身は、脂はそれほどでもありませんが、血抜きもほどほどに氷で〆たためか、しっかり
していて透明です。これはどう料理してもおいしそうです。
前回、前々回と貴重なマダイを洋風にアレンジしたのですが、どうも今一だったので、
今回は和食にしました。
3枚卸の身をさらに節取りし、腹側の身を刺身で、背側を天ぷらにしてみました。
アラはぷくさんのレシピを参考にしてアラ煮にしました。

<天ぷらネタ>

背がわの半身を刺身より厚く1cmぐらいにそぎ切りにします。それから
外道のトラギス(クラカケトラギスとアカトラギス)も腹開きにしてネタにします。
10㎝に満たないトラギスの腹開きは結構きつい。
天ぷらは魚料理のなかでが失敗率が高いと思います。衣はさくっと、ネタはほっくり
揚げるのが理想なのですが、衣がへなへなか、ネタががびがびのどちらか
になってしまいがちです。
今回は気合いをいれて次のポイントを押さえて揚げました。
(1)衣は粘りがでないようにする。
(2)油は新品を惜しげなく使い、かつごま油と合わせる。
(3)なべは家にあるなべで熱容量が最大のダッチオーブンを使う
(4)ネタは冷凍寸前までひやす。
(5)グリルの揚げもの機能をつかい油温を一定にする。

衣:卵1個、冷水200mlを合わせよく混ぜる。ふるいにかけた薄力粉1カップ
  にコーンスターチを1割入れ、卵と冷水を合わせをいれて箸で軽く、
  だまがのこる位に混ぜる。衣を入れたボールは氷水で冷やす。

で、あとは揚げるだけです。最初は付け合わせの野菜(今回はナス、シイタケ、オオバ)
をあげました。
揚げるときは1度に投入する量を5切れぐらいにし、油温の低下を防ぎます。
油温が10度以上さがるようだと、衣がおかしくなるような気がします。
揚げる音が静かになればころ合いでしょう。タッパーに上げてから、衣に水分が
残るようなら、躊躇なく二度揚げにします。

<野菜天>


<マダイとトラギスの天ぷら>


味はうまい!です。まあ、町の天ぷら屋さんを100点とすれば、70点ぐらいはあげても
いいかな。
衣がやや薄めでしたが、さくっとしていて身はほくほく、マダイの上品なうまみが
生きています。トラギスはややもっちりしていますが、味は甲乙つけがたいです。
まずい魚なんていませんね。シイタケの天ぷらも中の汁がジューシーでうまかったです。
他の料理はまた後ほど。


6月5日 マダイ釣り 久里浜沖再び

2010年06月05日 | コマセマダイ釣り
今回はマダイはやめてシロギスかアナゴでも行こうと思っていたのですが、
常宿五郎丸が週末としては久々にマダイ乗合を出すので、マダイ釣りに
行くことにしました。
前日の他船の情報ではそこそこ食ったみたいで、いい釣り座に入れれば、
顔ぐらいは見れるかと思い、朝一番乗りで港に到着。
ところが、お客はこの後2名のみで、早起きは意味なかったのでした。

最初の場所は航路脇の50メートル乗っこみポイント。
東京湾に出入りする大型船が頻繁に行きかうところ。
朝一の食いに期待したのですが、8時半を過ぎても自分はもちろん
他船でもタモが出る雰囲気なし。

<朝一のサービスタイムなくまったりした船団>



満潮9時49分なので、下げ潮に期待して、ちょっとコマセのペースを
落とします。
すると、これで殺気が消えたのか、下げ初めの前、9時ごろに
いきなり、置竿がガクガクと入りました。
合わせをくれると、マダイらしき手ごたえが・・・
しかーし、引きが鈍く、ひょっとしたらサバか外道魚かなと思いながらも巻き上げると
マダイ様でした。

<1.4キロ、45㎝のマダイ様>




この後、トモの釣り人の竿が根元まで突っ込む瞬間を目撃。
コマセを取りに釣り座を離れていたその方に大声で「竿入った!」と知らせます。
長いやり取りで3.7キロの大型浮上。
しかーし、マダイは船中この2枚でおしまい。
船中3名で2枚、おでこが1名出てしまいました。

<おまけ、トラギス>


こいつらを持ち帰った理由はまたのちほど。

(デジカメは無事発見されました)