マルソータの道楽日記

東京湾・相模湾の沖釣りと釣り魚料理のブログです。今日も皆様の大漁をお祈りしています。

しばらく留守にします

2010年09月30日 | 日記
このブログをごらんになっている皆様へ。

このような辺境のブログにお越しいただきましてまことにありがとうございます。

明日から仕事で留守にします。
出先のネット環境が不明のため、コメントの返信、ブログ巡回もできないと思われます。
一週間ほどでもどりますので、その間ご容赦くださいませ。

マルソータ

マダイとマツタケ三品

2010年09月28日 | 料理
秋マダイになにが会うか考えた結果、ぷくさんの記事にインスパイアされ、ちょっと贅沢してマツタケとコラボしてみることにしました。ま、カナダ産なんですが。国産は船代より高いかも。。。

<マツタケ>




久里浜産秋マダイとマツタケのコラボレーション


<マダイとマツタケの蒸し物>


薄くきったマツタケの上にタイの切り身をならべ、塩をして酒を少々ふりかけ、10分程度蒸せば完成です。これ、うまいです。マダイの上品な身の味が生きています。きのこはしいたけとかエレンギでも十分うまいと思います。

マダイとマツタケのすまし汁



マダイのアラで出汁をとります。今回は3枚釣れたので、3枚分のアラをすべて投入し、血合いをよく洗って塩を振り、それを熱湯でながしてから水3リットルで煮出しますが、ゆめゆめ沸騰だけはさせないように気をつけましょう。30分ほど弱火で煮出せばすんだ出汁が取れます。この出汁はすまし汁と炊き込みご飯用に共用します。

その出汁にさらにパックだしとこぶをいれて弱火に掛け、マツタケとマダイの身(しっぽの筋が多いところ)を椀種として一切れ入れます。味付けは薄口しょうゆにしてみました。ほんのちょっとたらすくらいでいいです。あくまで出汁のうまみを味わう汁なので、かすかに塩気を感じる程度でいいと思います。最後はカボスの皮を少々いれてみましょう。

これ、超いけます。嫁さんにも珍しくほめられました。マツタケの香りがマダイの濃厚な出汁にとけだしなんともいえないハーモニーです。最高ですね。

<マツタケ入りタイ飯>


メインはこれ、おなじみ鯛めしですが、マツタケ入り。
先ほどの出汁で炊き上げます。味付けはやはり薄口しょうゆ。タイ飯は丸ごとのタイの方が見栄えがいいですが、家族は小骨やうろこを発見するととたんに食い渋るので、いつも切り身にして骨を取ってやっています。個人的にはこの方が味ににごりがなくうまいような気がします。ま、気分の問題ですが。
マツタケ入りの鯛めしはほのかにきのこの香りがして贅沢ですね。


もちろん、つまみはこれ。
<マダイとイナダの刺身>


盛り付けが美しくないですが・・・こればっかりはセンスの問題なのか、不器用なのかうまくなりませんね。イナダは釣って3日目に刺身にしましたが、前回より脂が染み出していてずっとおいしかったです。マダイもほんのり脂がのって食べごろですね。

日本酒をちびりちびりやりながら、夜が更けていきました。

9月23日マダイ釣り バラシスパイラル

2010年09月25日 | コマセマダイ釣り
今回は参りました。
前日予報は南風の雨、これはいい食いにあたりそうな予感がして、久里浜の定宿五郎丸に釣り友哲ちゃんといくことにしました。
珍しく久里浜のマダイ様はやる気満々だったのですが、船にあがった魚は3枚だけ。
アタリの半分とれませんでした。

さて、今日のマダイ乗り合いは私、哲ちゃんのほかは週2回の超常連Kさんのみ。Kさんはわたしが勝手にマダイ釣りの師匠とあおいでいる方です。
朝の一時三郎船長とKさんの3人で談笑に花が咲きます。

今日のポイントは航路際45~50mライン。ワラサもいるかもしれないので4号ハリスを進められ4号6m1本針で望みます。

以下箇条書きで。

(1)2ビシ目 いきなり竿が入り、0.7キロゲット 幸先よし。
(2)それから1時間近くして、竿が根っこまで突っ込むすごいあたり。
   しかし・・最初の突っ込みでハリス切れ。推定大ワラサか超大型マダイ
(3)竿がぶるぶるときてその後突っ込む。青物と確信。
   ゆっくりやって2.4キロイナダゲット。
(4)軽い引きでタモまで用意してもらうも船べりでいなくなる。推定小型マダイ
(5)オキアミを選別中に船長にあたっているよ、と言われ合わせるが間もなくいなくなる
   推定小型マダイ
(6)タイらしい引きでマダイ0.5キロを哲ちゃんにすくってもらう。
(7)マダイらしいアタリでそこそこの引き。1キロマダイゲット。

   ここで終わっていればよかったのですが。

(8)竿が根元まで突っ込む鋭いアタリ。あわせをくれると糸が出て行く。良型マダイを確   信し、やりとりに入ったところでいなくなる。すっぽ抜け。
   推定3キロ級マダイ

結局
 マダイ 0.5~1キロ 3枚。
 イナダ 2.4キロ 1本
 ハリス切れ 1回
 バラシ 3回

というなさけない結果になりました。
マダイはアタリさえあれば取れる魚と思っていましたが、いやいやまだまだ修行が足りませんね。Kさんも同じくらいばらしたようで、アタリを全部とったのは哲ちゃんだけ。
さすがですね。

まあ、取れなきゃ取れるまで通うだけです。五郎丸さん、またよろしく。マダイ乗り合い出ている限り乗りますよ。





骨まで食べるワラサ大根

2010年09月22日 | 料理
ワラサといえば大根ですが、手間をかければ骨まで食べれる極上の一品になります。
このワラサ大根はかつてネット上で知り合った釣り人から教わったものです。
ワラサ絶好調の今期、ぜひお試しください。

(1)ワラサのアラを適当な大きさにきり、血合い、血管、鰓の一部など赤いところは徹底的に取り除く。中骨の神経の中に入っている血も串などでつつきだす。これが重要です。
(2)きれいにしたアラに塩を振り、30分置き、それに熱湯をかける。
(3)できるだけ大きい鍋にに水をはり(5リットルぐらい)パックだし3つと昆布3枚およびワラサのアラをいれ火にかける。沸騰しそうになったら弱火にし昆布だけを出しておく。ワラサを炊いている間決して沸騰させないように注意。
(4)この間に大根を適当な厚さに切り、皮をむいて角を落とし、真ん中に十字に包丁を入れる。そのあと水から30分ほど下湯でしておく。これにより大根のえぐみが落ちる。
(5)ワラサは灰汁がある程度たまったらすくい取る。味付けにしょうゆとみりんをいれるが、濃くしないように注意、水5リットルなら各おたま一杯分で十分。あとお酢を30ccほどいれると骨が柔らかくなる。
下ゆでした大根をいれ、あとはひたすら弱火で煮る。およそ7~8時間が目安。
この間、汁が減って具が顔を出すようであれば、熱湯を注ぐ。
だいたい出来上がりは汁が半分ぐらいになるようにする。最後に味を調えるため、しょうゆみりんを加えるが、今回はみりんお玉一杯足しただけで十分でした。
器にもり、白髪ねぎ、針しょうがなどを添えれば完成。

<骨まで食べられるワラサ大根>



すみきった出汁の中にうかぶワラサは骨までたべれます。目の裏のゼラチンなんて最高にうまいです。大根もえぐみが皆無でワラサのうまみをすってうまいです。
日本酒がどんどん進みますね。中骨もこの通り。


<箸で崩せる中骨>



中骨もさくさくとたべれます。まるでサバ缶の中骨のよう。これがまたおいしい。うちの子供もよろこんで食べておりました。


<ワラサの刺身>


うーん、釣れた魚に文句をいうわけじゃないけど、残念ながら脂はいまいちでした。ではあのメタボ腹はなにが詰まっていたかというと大量のオキアミ。コマセです。
コマセで腹いっぱいになりながらさらに付けえさまで食っちゃったんですね。この子は。
この刺身は釣ったその日に作ったのですが、翌日の方が脂が溶け出しておいしかったです。ワラサ釣った人は2日ぐらい寝かせた方が刺身にはいいかもしれません。

<揚げ煮>



ほかカルパッチョ、手コネすしなどでいただきました。
脂が乗るのは10月過ぎかな・・・・・

さあ、明日もつりだ

9月18日ワラサ釣り たぶんワラサ

2010年09月19日 | ワラサ釣り
今年のワラサ(イナダ)は絶好調で7月からぽつぽつ釣れだし、頭二桁の好漁が長く続き、もうちょっと育ったら行こうと思っていたのですが、なかなか決断つかず、持ち越しになっていたのです。
今年はどの場所でも群れが多く、剣崎、城ヶ島、下浦、さらに相模湾の亀城根や初島、真鶴をでも食いだしました。どこへ行こうか迷ったのですが、マダイやカンパチも混じるということで城ヶ島沖を狙う毘沙門の浜福丸さんに行ってきました。
船宿の看板はマダイ五目となっていましたが、ワラサを中心に狙ったのでワラサということにしておきます。

ポイントは毘沙門の真沖、城ヶ島のすぐ脇の50mライン。

<城ヶ島>


こういう釣りはマダイ狙いかワラサ狙いかはっきりさせないと厳しいことになります。
最初4号8mのマダイ仕掛けで狙ったのですが、ほかの釣り人が4キロ級カンパチをあげたのをみて6号6mに換装。朝の時合いに仕掛けの換装などやっていてはいけません。
何しろ、ワラサは朝の一時が勝負なので、手返しを早くして、コマセを振って置竿にするとすぐにズドンと竿が入りました。
強引に巻き上げてお祭りしながらもなんとか隣の釣り人にタモ取りしてもらったのはやや小型の3キロ級。
しかしこのあとトラブル多発。
まず、ワラサはコマセが重要なので、思いっきり竿を振っているとミチイトが切れた・・・
お祭りか何かで糸が劣化していたと思いますが、これで天秤、ビシ、クッション、仕掛け喪失。さらに気を取り直して天秤とビシを予備に換えて仕掛けをつなごうとするとクッションゴムの金具がポッキリ。大事な朝一の時合いにろくに道具を下ろせないようではワラサは釣れません。

しかし食いそのものも入れ食いといった感じではなく、ぽつぽつの食いで9時すぎまではたまに誰かにあたるといった感じでした。
ワラサの食いが止まったとみて仕掛けを4号8mに変えてマダイを狙っているとまたも竿がズドン。
4号なので無理はできず、糸を出していると案の定お祭り。なんとか船べりまで寄せますがハリスに他の釣り人のビシが4つぐらい絡んでいてなかなかタモにはいりません。そうこうしているうちにハリスがプッツンしました。ま、いいか。

9時半ごろには例によって沈黙の時間となり、たまーにどこかの船でワラサやタイがあがるといった感じで、沖上がりとなりました。

<例によって沈黙の時間>


何しろ暇なので隣の釣り人とバカ話で大いに盛り上がり、魚は食わなかったけどそれなりに楽しめました。私は単独で行くことが多いのですが乗合船で偶然隣り合わせた釣り人と一期一会の会話を楽しむのは沖釣りの大きな魅力です。エビスズキの宿の翁船長が「沖にでたらよぉー、みんなと仲良くしなぉー」といっていましたが、沖釣りの本質かもしれません。
それはそれとして、4キロ越えの本ワラサかカンパ釣りたいなぁ。

<たぶんワラサ>



釣果:ワラサ(たぶん) たぶん3キロ(測るの忘れて捌いちゃいました)

船中13人でワラサ9本、カンパチ3本、小マダイ2枚(らしい)

損失:天秤1、サニービシ1、クッション2、ハリス50m分、ミチイトたぶん10mぐらい





刺身対決 アカムツ VS マダイ

2010年09月14日 | 料理
<写真:久里浜産マダイ 37cm 800g プライスレス>

最近、不眠というか早朝覚醒というのに悩まされていて、超ハイテンションで夜中まで働き、ヘロヘロになって帰って寝ても、朝の4時とか5時に目が覚めてしまうのです。
で、ブログの更新でもしようかと・・・

実はこの間、マダイを釣った翌日刺身のつまを買いにスーパーにいったところ、
魚コーナーに↓が鎮座しておられました。

<アカムツ 千葉産 28cm 350g 1380>


ちと高かったけど、その赤いお姿に魅入られるように買い物籠に入れてしまいました。
それで前日に釣った久里浜産マダイと食べ比べなどしてみました。

<アカムツ炙りとマダイ>


アカムツはやはりスーパーの魚だけに鮮度が落ちていて、身がゆるい。たぶん野締めだろうし3~4日ぐらいたってるのかな?
マダイはさすがに沖で氷で締めて2日目なので身はこりこり。ちょっと比較の対象として不公平です。

<アカムツの刺身、ほかに炙りも作りました>


アカムツはそれでも脂のっていて、ブロガーさんたちの言うようにうまいです。鮮度のよいものなら最強かもしれません、しかしマダイも脂はともかくうま味の濃さでは負けておらず、家族の評価もどっちもおいしいということになりました。

結論:自分でアカムツ釣って食べないとなんともいえない。

五郎丸で春先にアカムツやるので一度いってみようかと思います。

それにしても今年のカツオはもう食べられないのでしょうか。ちょっと心配になってきました。9月も末につれるカツオは超うまいんだけど・・・

おまけ
<金田港の朝市で買ったアナゴのてんぷら>


うまくあげられました。


マルソウダ2品

2010年09月08日 | 料理

この時期のマダイ釣りにはつきもののマルソウダカツオ。
これをキープしないと土産なしのこともままあります。が、生食は食中毒を起こすという説もあり、火を通すと血あいの臭いがきつくて癖が強く、かといって血あいを取ると食べるところが少ないというなんとも厄介な魚です。
どうにか酒の魚にならないかとトライしてみました。

<写真>ソウダジャーキー2次試作

節取りしたソウダをできるだけうすく切り、醤油、酒、砂糖を混ぜたたれに1時間ほどつける。たれをよくきって粒コショウをまぶし、天日で水分が飛ぶまで干す。
これをサクラのチップで1時間ほどいぶして完成。


<中華鍋でいぶす。この上にアルミ箔をかぶせ、庭やベランダなどで1時間おくだけ>


まあまあ、うまいです。ちょっと血あいの酸味が出てしまいますが、ビールのつまみにはなるでしょう。ちなみに家族には好評で私は1枚しかたべられませんでした。

ソウダのもみじ揚げ
節取りしたソウダの身を1㎝ぐらいの幅に切り、めんつゆの素を酒で割っりおろしにんにくを加えたたれに1昼夜付ける。これに片栗粉を付け強めに揚げる。

<ソウダの揚げもの>


これはかなりいけます。血あいのこくがむしろいい方にはたらいて味わいぶかいから揚げです。酒の肴、ごはんのおかずに最適です。たれに長くつけるのと強めに揚げるのがポイントです。

ソウダしか釣れないとき、何尾かキープして肴にしてはいかがでしょうか。

もちろん、マダイもありがたくいただきました。

<刺身>

脂はどうかなと思いましたが、ほどよくのっていました。やはり絶品です。

<塩焼き>


<鯛茶漬け>


たいの中骨、カツオ節、昆布で取った出汁に生わさびとあおさを添えていただきました。
うまいです。







9月4日マダイ釣り 連ボは抜けたけど・・・

2010年09月04日 | コマセマダイ釣り
今日は釣り友哲ちゃんと常宿の久里浜五郎丸からマダイ乗合です。
さすがに浅場のコマセ釣りならノーピクはないだろうとの読みで、本命は釣れても釣れなくてもイナダでも拾えればいいかと思い出かけました。
朝一番で港に着くと他船も含めて、車は数台しかおらず、土曜日にも関わらずお客はどの船も少なめです。
五郎丸のマダイ乗合も結局、哲ちゃんと2人だけで、貸し切り状態となりました。
船長の話では、アタリ少ないがイナダのでかいのが交じるらしいので期待十分で出船しました。
久里浜沖の水深35mのポイントで一ビシ目を入れます。干潮が7時過ぎで一日上げ潮、最初の2時間が勝負とみて気合いを入れますが、餌取りが異常におおく、コマセのインターバルがみじかくなります。コマセを撒きすぎても餌とりが寄るだけと思い、ビシをFLに換えて下から5mで軽く振り、8mで置竿にするようにしました。

すると、いきなり竿先がガクガクときました。船上実に16時間ぶりのアタリ・・・
すかさず、竿をとって合わせをくれるとものすごい重量感。
「食ったぁ、こりゃ、デカイぞ」
魚は合わせにおどろいたのか、走り出します。ドラグでは間に合わないと思い、道糸を手で引き出そうとしたそのとき、
「プツッ・・・」
なんとも言えない感触を残して、いなくなりました。

あ”・・・

実に16時間ぶりのアタリが、ハリス切れとは。。。しかも、どうも感触からして、デカイタイっぽい。。。かなりへこみました。

なんとか気を取り直し、コマセを入れ替えていると、ククっとアタリが。
軽いけど、マダイらしい引きであがったのはキープサイズぎりぎりの300g。
しかし、アタリは続かず、沈黙の時間に突入します。

<他船でタモがでる。これはイナダでした。>

うらやまし~

その後、他船でイナダ、ワラサが出ましたが、余計には当たらず、餌取りもいなくなったので、ビシをLに戻して、コマセのインターバルを長くして待つように戦略変更。
11時半を過ぎて、今日はこれまでか、と思いはじめたとき、
思い出したように竿がゴンゴンと来ました。
「あ、これはタイだ」
と確信、小気味良い引きを味わって、哲ちゃんにタモどりしてもらったのは800gのマダイ様でした。




これをかわきりにバタバタと来るかと妄想しましたが、妄想は妄想で終わり、
結局
マダイ 0.3~0.8kg 2枚
マルソウダ 3本(料理検討用にキープ)
大型 ハリス切れ 1回

以上でした。
竿を取る前の瞬殺ならともかく、やりとり開始してからのハリス切れですから、腕が悪かったとしか言いようがないです。とはいえ、他船もまったく食わない中顔を見れただけで幸運だったと言えるかもしれません。船長に感謝です。やはり常宿は落ち着きます、カツオの模様を見つつ、しばらく五郎丸に通うことになりそうです。

(夢に出てきそうだ・・・・)