マルソータの道楽日記

東京湾・相模湾の沖釣りと釣り魚料理のブログです。今日も皆様の大漁をお祈りしています。

スズキのムニエル トマトと生クリームのソース

2013年07月17日 | 料理
東京湾のスズキは泥臭い、油臭いとよく言われますが、八景沖の魚は全くそんなことはありません。
泥臭さどころか活き締めしたものはオニカサゴなどより魚臭さが感じられないほど無臭です。

締めてから3~4時間なら身がまだやわらかいので洗いで食べるのがおいしいです。
その後は硬直してしまうので、火を通した方が美味しくなります。

今回は例によって洋風のコース料理を作ってみました。

<スズキのムニエル トマトと生クリームのソース>


このスズキは脂がすくなかったので粉をつけたムニエルにしました。
骨を取ったスズキのフィレに塩、コショウし、粉を付けてフライパン焼きにします。まず、皮目にしっかり焼き色を付け、裏返したら白ワインをいれて蓋をして、弱火で蒸し焼きにします。
こういった料理はソースが肝心です。
夏らしくトマトを使ってみました。
缶詰トマト半分とにんにく半かけをフードプロセッサーにかけ、パプリカ、コリアンダーパウダー、コショウ、塩、砂糖少々を入れて火にかけ2時間ぐらい弱火で煮詰めます。水分が飛んだら水をたします。一晩冷蔵庫で寝かせて、食べるときに再び火にかけ、生クリームを大さじ2杯ぐらいいれて、塩、コショウで味を整えれば完成。

クレソンとズッキーニを付け合わせにします。

これはうまい。この手の料理にはスズキが一番合うでしょう。身はホクホクして軽く皮目の臭いも全くありません。ソースはトマトの酸味と生クリームの濃厚さが程よくマッチして魚の身にもよく合いました。雑味も最低限に抑えられました。

<スズキのブイヨン>


スズキのアラとセロリ、ニンジンを水から煮出します。大体30分ぐらい。それ以上炊くと雑味がでるらしいです。

<スズキのスープ>


ブイヨンにカマの部分を入れ、カルダモン、ホールコショウ、粉コショウ、塩で味を付けます。
出汁の取り方もバッチリきまり、雑味皆無。澄み切って深みのあるスープができました。
スープの味ならオニに勝るぐらいうまいです。


<スズキのドリア>


ニンニク、玉ねぎ、ニンジンのみじん切りをオリーブオイルで炒め、更にお米を入れて炒め、スズキのブイヨンを足しながら煮ます。
リゾットが出来たらチーズをかけ、オーブンで5分ほど熱すればできあがり。
スズキの旨味をすったお米がうまい!

家族にも大好評でした。

八景沖のスズキ堪能しました。

2013年7月14日 スズキ釣り アタリ活発なれど・・・

2013年07月14日 | スズキ釣り
3連休の中日は普段の土日より混むというのが釣りの常識なんで、そういう日でもあまり混雑しない釣り物は何かと考えたら、久しぶりにエビスズキがやってみたくなり、金沢漁港の仁春丸に行って来ました。

<LTアジ船はこんな感じ>


ルアーで簡単に釣れる魚をあえてエビエサで難しくして釣ろうというのがこの釣りの醍醐味なんです。加えてエサを付けて棚に落とせばあとは釣り人にできることはほとんどなく、エビの気合次第というところも気に入っています。

3年ぐらいまえに3回ほど行きましたが、アタリは一回あるかないかという渋い釣りでもあります。
まあ、アクアライン渡ればもっと食うところもあるらしいですが、そこまで行くのは面倒なんで近場にしました。


さて、4年ぶりの仁春丸さんにつくと、そこには予想通り久里浜の定宿の超常連K師匠がいらして、「○○さん、きたか」と出迎えてくれました。K師匠には、今日はいつになく世話になってしまいました。


<K師匠>


<仁春丸>


結構渋い船です。


<道具立て>
竿:朝凪 20-270
リール:シマノ小舟300 PE2号200m
仕掛け:三日月オモリ10号、ハリス4号3m、スズキ針17号(船宿制)




釣り場は八景沖のタナ7m~25m。


4年ぶりなんでエビがうまく付けられるか心配だったのですが、K師匠にうまい付け方を教えてもらい安心です。その後もうまく付けられました。

さて、今日はアタリは結構あったんですよ。

一回目:コツンをアタリあってその後、しばらくコンコンと突っついていましたが、いなくなりました。

二回目:竿先がもぞもぞと不穏な動き。その後いなくなりました。エサが取らてた。たぶんイカでしょう。

三回目:グンとするどく入り、ガツガツと来ましたが、合わせのタイミングを見計らっているうちにいなくなりました。

四回目:グンとするどく入り、しばらく待っていると竿先が押さえこまれたままグイグイと力強く動き、頃合いをみて竿を立てると乗った-!
    
    最初はすんなり上がってきましたが、その後突っ込む突っ込む。なかなか楽しいです。
    上がったのは、55cmぐらいの小型でした。

<すずき君>


五回目:ガツガツと竿先を揺さぶりましたが、それだけでいなくなりました。エサ取られた。


ここで、反対側の人にものすごいアタリがあり、長いやりとりの末、ピッグな外道があがります。こいつはペアでいるらしいので、もう一匹いるぞと船中色めきたちます。

<ビッグな外道があがりました>



六回目:次の流しで、ぼうっと竿先を見ていると、自分の竿もパッドまで入った!!

ものすごい突っ込みで激しく首を振りながら糸が出て行くたちまち10m出されます。やつの片割れか?

10m巻いたらまた10mだされ・・・・

奴の片割れなら7~8キロはあるモンスターかもしれん・・・









やがて、ぼうっと浮いてきたのは・・・・












軽く1mはあるトチサメでした・・・・




夢を見させてもらいました。このサメ、あの魚とよく似た引きなんですね。


<本日の釣果>
スズキ 55cmぐらい 2キロ弱ぐらい

実は、自分で釣ったスズキはいけすのなかで死んでしまい、ちょっと小さかったのでK師匠が自分の魚と交換してくれました。
なので、自分の魚は測っていません。ちなみにK師匠からもらった魚は59cm 2.1キロでした。これよりちょっと小さかったですね。




<船中釣果>
スズキ セイゴ級~59cm 0~4
イシモチ、メバル、例の奴 少々
0は取材の人


今日はアタリの割には取れた魚は少なかったですね。

なお、釣り情報の取材の人が乗ってました。8/1発売の釣り情報に掲載されるらしいです。


K師匠ありがとうございました。