マルソータの道楽日記

東京湾・相模湾の沖釣りと釣り魚料理のブログです。今日も皆様の大漁をお祈りしています。

2011年11月23日 アマダイ釣り なぜかアマダイ

2011年11月25日 | アマダイ釣り
どこで聞きつけたか、前回の好漁を聞きつけた謎多き女性たかちゃんから、「わたしもアマダイの顔みたいです」というメールが。
例によってたー坊さんも巻き込んでアマダイ釣りを計画しました。
宿はいつもの平塚豊漁丸さん。前の土日がしけだったから混むかなと思いましたが、全部で釣り人7名とがらがら。
早くも期待充分です。ちなみに平塚の某船宿さんのアマダイ船は片絃11名乗せていました。これではリラックスして釣りはできませんね。

さて、最初のポイントは烏帽子沖 水深80m。
烏帽子岩と江ノ島の位置が全然変わらん。船長に「潮は東?」ってきいてみると案の定「全く動いてないよ」って。
この釣りは広い範囲を流してなんぼなので、船が動かないとどうにもならない。
それでもミヨシの常連さんにそこそこサイズがあがって活気がでます。
すると私の竿にも外道魚とは違うアタリが。一呼吸おいてからあわせを入れると重みがあり、引きもちょっとはあってあがったのは28センチのアマダイ。
坊主を脱して一安心。

<アマダイ様>



たかちゃんも小ぶりのアマダイを釣りますが、なぜかたー坊さんにあたりなし。
(でもこの後猛ラッシュが)

<手持ちぶさたなたー坊さん>


結局、この場所で船中3枚ぐらいかな?
1時間ぐらいやって流し変えなし、全く潮が流れていないんです。
この場所をあきらめ船は西へと移動。二宮沖90mで道具を入れます。
ここはヒメコダイ、トラギスなど外道が豊富です。大昔ですが、キロ級のオニ釣ったこともあったっけ。

たかちゃんにいいあたりが来て、良型アマダイかと期待しますが、あがったのは

<ウッカリカサゴ>

なかなかのサイズです。(でもこのさかな3キロぐらいになるんだよね)
やっぱこの人釣るよな。

ここでたー坊さんにすごいあたりが。アマダイとは思えないようなはげしい突っ込みの末・・・・
この先はたー坊さんのブログで見てね

そのあとぽつぽつとアタリあり、小型ながら2枚追加、ついでにウッカリカサゴも釣れました。
最期はたー坊さんが良型ゲット。

<たー坊さん アマダイ42cm>


たー坊さんの大アマダイ(動画)

<本日の釣果>
アマダイ 22~30cm 3枚
アカボラ 20cm前後 3尾
ウッカリカサゴ 25cm 1尾
トラギスなど



船中
アマダイ 22~42cm 2~7尾
アカボラ、イトヨリ、大シログチ(1キロ以上あった)、オニカサゴなど外道多彩。

まあ、サイズはいまいちだったけど、番のつまみぐらいは確保できたし、たかちゃんもたー坊さんもよろこんでいただいたので、
よしとしましょう。
この釣りもはまりますね。でも他に行きたい釣り物もあるし、これから悩みそうです。
オニとタチとヒラメとそれからマダイも、あ、キンメもやらなきゃ。
やりたい釣り物に対し休みが少なすぎる、もとい休みに対しやりたい釣り物が多すぎる。
悪い大人計画再発動しかないか・・・

貴重な獲物はその日のうちにおいしくいただきました。

<アマダイの昆布締め>

評判通りおいしいですね。不肖の息子にほとんど食べられました。

<アマダイ、アカボラ、ウッカリカサゴ、トラギスのれんぷら>



嫁に洗い物が少ない料理でということで全部天ぷらにしました。
魚種で味がちがって面白かったです。


アマダイの湖南風

2011年11月17日 | 料理
美味しいアマダイ、最初は和風に昆布しめとから揚げでたべるつもりだったのですが、不肖の息子が辛いものが食べたいというので中華風にしてみました。


湖南料理というのは四川料理より辛い中国でもっとも辛い、といわれている料理です。
むかし、仕事で上海にいっていたころ湖南料理屋へよくいっていました。中国人でさえ、敬遠する辛さでしたが、
辛いもの好きな私はやみつきになりました。


<アマダイ他の湖南風揚げ物>
アマダイのかぶと、アカボラ、トラギス
ニンニク、しょうが、長ネギ(それぞれ荒ミジンに切る)
山椒、一味唐辛子、唐辛子、黒コショウ、塩、油、小麦粉

魚に山椒、一味唐辛子、黒コショウをまぶし、小麦粉をつけておく
鍋に少量の油を引き長ネギを入れて焦がしネギを作る。ネギが褐色になったら取り出す。
鍋に油を足し、魚を揚げる。かぶとはお玉で油をすくってかける。
魚がある程度揚がったら、唐辛子、ニンニク、しょうがを入れる。
ニンニクがきつね色になったらできあがり。





唐辛子がこげちゃったけど、味はなかなか。でも本場ものに比べれば辛味はまだまだですね。
生唐辛子がないとダメか。息子はよろこんでました。


湖南料理は嫁さんにはちょっときついので、普通の揚げ物も作ってみました。
<アマダイの中華風揚げ物>
アマダイ(平塚産)1枚、
シイタケ3枚、たまねぎ半分、ニンジン3センチ(細切り)
ニンニク、ショウガ、長ネギ(みじん切り)
コショウ、中華だしのもと
しいたけ、他野菜は千切りにしておく。

アマダイはうろこつきのまま三枚におろし皮を引き、骨を取り、一口大に切る。ごく軽く
塩をして、片栗粉を付ける。

<餡>
ニンニク、ショウガ、長ネギを油でいため、香りがでたらシイタケ、たまねぎ、ニンジン
を加えてさらにいため、
水を入れて、沸騰したら、中華だし(これ自体に塩分が多いので塩は不要)をいれる。水
溶き片栗粉でとろみを付ける。

鍋に油をはり、うろこ付の皮、かぶと、中骨、尾びれをまず揚げる。
揚げあがったらさらに魚の形に盛り付けておく。
次に身の切り身を揚げ、揚げあがったら中骨の上に盛り付ける。
餡を掛ければできあがり。



アマダイは予想通り脂通すとうまみがでます。
先週、マダイのから揚げもやりましたが、から揚げならこっちですね。

<アマダイの中華風刺身>


まずまずです。

それなりにうまかったけど、やっぱ和風も食べたいな。
また釣りに行かなきゃ。

2011年11月12日 アマダイ釣り 江ノ島沖 クジラが出た・・・

2011年11月13日 | アマダイ釣り
今回は珍しくアマダイに行ってきました。たー坊さんと一緒です。
船は湘南アマダイの穴場中の穴場平塚豊漁丸です。平塚には大きな船宿が数件あってどこも混雑しているんですが、ちょっと離れた豊漁丸だけはいつもガラガラなんです。船も大きく船長も女将さんの対応もとてもいいんですが。


<ガラガラのアマダイ船>



土日にもかかわらず釣り人4名での出船です。私は左トモ、たー坊さんは右トモです。

最初の場所は辻堂~江ノ島にかけての大流しで水深80m前後。
潮は西~東へ流れており、北風なので右舷が潮先になります。

この釣りは11年ぶりでどうやったかよく覚えていなかったのですが、オモリを底まで落として、1m巻き頻繁に底立ちを確認しながら、ときどき誘いを掛けて見ます。

釣り開始からまもなくたー坊さんが巻きはじめます。
<たー坊さんにあたり>


あがったのは30cm前後のアマダイ、しばらくしてまたもたー坊さんがまたもアマダイを釣り、その後もあんな魚やこんな魚が釣れ絶好調でした。一方こちらは潮上もあってあたりがない。
あまりにアタリないので船長に仕掛けの詳細を聞くとハリスの長さは同じだがエダスを出すのに接続金具を使っているらしい、そうとはしらず直接むすんでいたので、金具がオモリになっているかもしれないと思い、すぐに三つ又サルカンをつけました。

するとしばらくして、竿をひったくるようなアタリがあり、あわせるとたしかな手ごたえ。
巻き上げる最中にもときどきガクガグと竿先をたたき本命っぽい引き。

あがったのは35cmのアマダイでした。
<アマダイ>


その後またなかなかアタリでず、苦戦の時間が続きます。アカボラでもいいから引かないかなと思っていると

<ヒメコダイ(アカボラ)>


ほんとうに来ました。
でもなんでアカボラっていうの?全然ボラに似てないのに。


その後、忘れたころに船中誰かが釣る状況が続きますが、もそもそと竿を押さえ込むアタリにあわせをくれると重量感があり、先ほどより強い引きで若干大きめのアマダイが釣れました。

<アマダイ 37cm>


<本日の釣果>
アマダイ 2枚 35cm、37cm
アカボラ 2本
マサバ  1本 35cm
トラギス 1尾 



アタリはちょっと少なかったけど、地元のガラガラの船でのんびり釣りができて土産もそこそこまとまったので、よかったです。



<船中>
アマダイ 2~4 25~42cm 4人で11本 船長3本
イトヨリ、アカボラ、レンコダイ、マサバ、ゴマサバ多数、


<クジラが出た>

さて、釣りをしている最中、視界の片隅に白い巨大な何かが宙に飛ぶところが見えた。最初ジェットスキーかなと思ったのですが、しばらくして現れたのはクジラ。
近くを流す釣り船と比較すると全長10mぐらいありそうでした。かなり以前にカツオ船でずっと沖まで行ったときにマッコウクジラが潮を吹くのを目撃したことがありましたが、江ノ島のわずか沖数キロのところまで回遊するとは思ってもいませんでした。
私は、この大きな鯨にいたく感激したのですが、船長や他の釣り人もあまり関心なく釣りに没頭していました。
釣り人はやはりクジラよりアマダイの方がいいのか?
細長いスタイルはナガスクジラ類のように見えますが、なんというクジラでしょうか?

<相模湾に跳ぶクジラ>



<動画はこちら>

マダイのブイヤベースとポワレ

2011年11月08日 | 料理
マダイのアラから取ったダシは上品でしつこくなくとてもおいしいです。
今回はそれを使ってブイヤベースを作ってみました。
本来のブイヤベースを5種類以上の魚介を丸ごといれるらしいですが、そんなうるさいことはいわず、手軽に作ってみました。

材料 マダイ500g級1枚、ハナダイ600g級1枚(久里浜産)、アサリ(外房産)、アルゼンチン赤海老、カットトマト1缶、トマト1個、ニンニク2かけ、たまねぎ1個、サフラン、塩、コショウ、オリーブオイル、白ワイン

・ニンニクとたまねぎはみじん切りにする、トマトは湯むきしてさいの目に切る。
・マダイのアラでダシをとっておく。
・タイは三枚に卸し、骨をすきとり、小骨を抜く
・厚手のなべにオリーブオイルをたっぷり引き、ニンニクとたまねぎをいためる、透明になったらカットトマトとトマトを入れる。
 充分いためたら、白ワインをいれさらにマダイのダシをなべに7分目ぐらいいれて中火で1時間煮る。塩・コショウで味付けする。
 1時間ぐらい煮るとたまねぎが溶けて甘みがで、トロミがあるスープになります。最期にサフランを入れる。
・このスープに魚介類をいれ10分ほど煮ればできあがり。

 
<マダイのブイヤベース>


これはうまい。スープをフランスパンにつけて食べると幸せになります。
お供は500円ワインですが、これでも充分。

<マダイのポワレ アボガドクリームソース>



いつものポワレですが、ソースはオリジナル(たぶん)です。
生クリームと牛乳にアボガトの果肉、おろしニンニク、ワサビ、塩・コショウを入れてミキサーでかき混ぜ、一煮たちさせてからバターを入れたものです。
ソースも最高、パンによくあいますね。あの小うるさい不肖の息子がめずらしく皿までなめていました。

<マダイのサラダ風>


岩塩とイタリア直輸入(もらいもの)オリーブオイルだけでいただきます。

ちょっとリッチな気分になれました。

2011年11月4日 マダイ釣り こんな日もあるさ

2011年11月05日 | コマセマダイ釣り
平日に休みをとって釣りに行こう。
名づけて悪い大人プロジェクト。
年に1回か2回許される最高の贅沢です。
波崎のアカムツ仕立て以来、相棒たー坊さんとたくらんでいたのですが、問題はどこへ何を釣りに行くかです。

私もかなり優柔不断なんですが、この人もまた同じくらいでして、釣りものはなかなか決まりません。
最初に波崎か江見のアカムツでどうかとコマセを撒いてみますが、たー坊さんの活性あがらず。検討の末、一度は小網代のオニ船に決まりかけましたが惜しくも定休日。数10通のメールのやり取りの末、前日17時の釣果で決めましょう。ということになりました。(でもこれが大釣りの近道なんです)
結局、地元東京湾久里浜沖のマダイ釣りといういつものところに落ち着きました。
文章では書けないので詳しいことは割愛しますが、これには結構な読みがあったのです。

出船はたー坊さんの自宅近く金沢八景あさなぎ丸。席をとってもらい朝6時過ぎにたー坊さんをひろって船宿へ。
釣り人は計6人で釣り易い人数。左ミヨシに入らせてもらいました。

場所は久里浜沖、アシカ島の南、東電の間沖あたりの水深55mです。この場所はあまりやらないんで、責め方がよくわかりません。
弱い北風で波は適度、12:55満潮の上げ潮がとろとろといった感じです。いかにもマダイがでそうな雰囲気ぷんぷんです。
この時期のマダイはタナは低め、手返しは早く、というのがセオリーなんで、ハリス8m2本針。クッション1mのところでタナは8.5mで攻めます。
それからコマセ規制があるので手返しを考慮して、ビシはFLの80号を使いました。

<FLで行こう>


結果的にはFLでなんの問題もないばかりかいっぱい釣れました。
手返しは3分で打ち返しているうちに、たー坊さんが500g級をゲット。いいなぁと思っていると私の竿にも当たりがあり、軽い引きで同じぐらいのがあがります。坊主を脱して一安心。(実はマダイ4連ボ中だったんですよ)
それから300~500gのがバタバタ釣れ、ちょっといい引きが。でも途中で軽くなり痛恨のバラシかと思いましたが、これはお祭りでビシがあがるとハリスには重みがあり、しっかりキロ級のマダイがついていました。

<ジャスト1キロのマダイ>


その後さらに強いアタリで、ゆっくりやり取り。残り10mもぐんぐんと力強く引き、イナダくんかと勘違いしましたが、ハリスを手繰ると赤い魚がうかびあがり1.5キロ級。


次のアタリはいきなり糸が出て行く強烈なもので、大型らしい引きでしたが、途中で糸を送ったときに針が抜けました。
くやじー

しかしその後もアタリはとまらず、残り1.5時間半を残して9枚。
切りのいい数字まで釣りたいなとがんばりますが、潮が下げ潮になりトモ寄りにアタリが集中しはじめます。

最期の20分で、久々のアタリあり、10枚目が釣れました。

たー坊さんもいっぱい釣れましたよ
<うれしいキロ級マダイ>



<クーラー真っ赤>


<本日の釣果>
マダイ 0.3~1.5㌔ 10枚
ハナダイ 0.6㌔ 1枚
バラシ 2回
おまつりハリス切れ 1回

<マダイ様たち>


<船中>
マダイ ?~10
船中 40枚以上
他、ハナダイ、イナダ、アジまじる


今回は珍しく釣り物の読みもあたり大漁に恵まれました。マダイのつ抜けは2008年以来で久々です。
キロオーバー4枚。1.5キロ前後2枚まじり全部で10キロ近い水揚げでした。

少ないコマセで釣ったほうが根にも財布にもやさしいでしょう。FLを使えば3分の返しで一日釣ってもオキアミ3キロあれば充分です。
たくさん撒きすぎるとかえって釣れなくなるような気がします。少しずつ回数多くが秋のマダイのポイントでしょうか。

まあ、そんな理屈はどうでもいいんですが、久里浜の女神様が久々に微笑んでくれたという感じです。
「悪い大人プロジェクト」大成功でした。

<おまけ マダイとハナダイ>