晴れ、28度、88%
見出し写真は、ある日の私の朝ご飯です。目玉焼きの下にご飯があります。黄身のところにちょっぴりお醤油をたらして、グチョグチョにつぶして食べます。走って帰って来た後ですので、お腹はぺこぺこに減っています。ちょっと火の通った卵ご飯です。
日本ばかりでなく、どこの国でもそうでしょうが、卵はその国でとれたものが売られています。ここ香港、地元の卵もありますが、優に10カ国を越す国から卵が輸入されています。中国の卵は農薬が入った飼料で育てられているなどと新聞が書けば、すぐにタイからの卵が爆発的に売れたり、その時その時で流行り廃りがある香港の卵市場です。
私はといえば、出来るだけ近い国からの卵を買います。地元の卵が一番近いのですが、腐った卵に何度も出くわしています。遠くから、アメリカやオランダ、フランスからの卵は長く飛行機に乗ってくるわけですから、やはり心配です。お菓子に使ったりで、家族2人のわりには卵を消費します。お安いのに越したことはありません。
もっぱら中国からの普通の卵を買っています。最近は各国からばかりでなく、有機で育てたとかオメガ3の卵とか種類まで増えてきました。主人と言えば、何から何まで日本のものが一番、というか、少しでも日本経済に貢献しているつもりかもしれません。日本の卵を買って来なさい、とおっしゃいます。そこでうんと奮発して日本の卵を買ってきます。日本の卵なら、卵かけご飯にしても怖くありません。よその国の卵は信用出来ないので、写真のように半熟目玉焼きのせご飯になるわけです。
でも、よく見てください。右の卵と左の卵はご出身地が違います。向かって右は日本の卵、左は中国からの卵です。色も大きさも日本の方がやっぱり立派ですね。卵の香りもしっかりしています。この卵は鹿児島の卵ですが、北は北海道から各地の卵が香港でも売られています。値段は、右の日本卵は左の中国卵の約2倍です。
こんなに高い日本の卵を香港の人たち、安心だからと買って行きます。もう少し安ければもっと買ってくれるでしょうにね。円安のおかげで、卵も売れ行きが伸びるでしょうね。