チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

義母の初盆 孫と作るおはぎ

2024年08月15日 | お盆

晴、27度、84%

 このお盆は義母の初盆です。香港にいる主人に「初盆、お母さんに何かして欲しいことはない?」と尋ねると「ぼた餅を供えて。」と返事が来ました。「ぼた餅」、「おはぎ」のことです。お盆のお供え、毎年迷います。「おはぎ」は来月のお彼岸のものだと思っているからです。でも今年は義母の好きだった「おはぎ」を作ることにしました。

 ひと足先に孫娘の家族は東京に帰りました。今は私と二人です。もちろん「おはぎ」作りも手伝ってもらいます。餅米を蒸して粒あんで包むだけの簡単な「おはぎ」作りです。孫娘、初めての「おはぎ」作りです。初めてでうまく作れれば嬉しいはず、私のいつもの作り方にひと工夫しました。 予め、餡やもち米を一つ分に分けておきます。餡や餅米はてがべたつきますから普段は水で手を湿らせながら濡布巾で包むのですが、ラップを使って手を汚さずに包みます。 餡を広げて、 餅米を乗せて、  きつく締めながら形づくりです。濡布巾で作るより形が整いやすく、初めてでもいい出来です。 餡がうまく伸びてくれます。自分でもうまくできたと思っている様子の孫娘。見出し写真が孫娘初の「おはぎ」です。

 義父母、父母に供えてくれました。 私と二人で過ごす夏休み、孫の記憶のどこかに残ってくれますように。

 

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いちじく大福

2022年08月15日 | お盆

晴、30度、80%

 庭の「いちじく」は今が最盛期です。昨日は12個も採れました。カラスから守るためにネットを被せています。「いちじく」はカラス、アリ、ダンゴムシの好物です。そして私の好物です。私の敵から「いちじく」を守る術をやっと掴めて来ました。いちじく農家のおじさんが「お尻が開いたら収穫です。」と言っていましたが、それは食べ時と言う意味で、その頃にはアリが集っています。色付きと手の感触で木からもぎ取ります。

 時折小ぶりな「いちじく」がなります。 普通の「いちじく」の半分ほど、手前の2つが小ぶりです。2つの大きさも違います。

 餡ものが好きだった父母に「いちじく大福」を作りました。小ぶりな「いちじく」に白餡をかぶせ大福に仕立てます。小ぶりですが甘さは十分です。2つの大きさが違いますから出来た「いちじく大福」も不揃いです。

 おやつにお下がりをもらいました。 赤い種の部分だけでなくその周りの白い身も甘く、品のいい白餡と柔らかい大福の皮と口の中で混ざります。冷やして食べようと大福の皮を緩めに作りました。いちごやマスカットなど水分が出ない果物で様々な大福が作れます。

 父母にも庭からの贈り物「いちじく」「夏バラ」を供えました。「どうぞ食べてください。」

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お盆のお迎え

2022年08月14日 | お盆

晴、29度、80%

 彼方からたくさん戻って来てくれて賑やかな家になりました。少し風のある夕方「こちらですよ。」と盆提灯に明かりを入れました。迎え火を炊く家は少なくなっています。2軒ほどある新盆のご近所のお家も迎火を焚く気配がありません。お提灯ですら出てない家もあります。お盆の姿も変わって来ました。

 この家は私の実家です。「山下家」と名の入った元々の提灯はとっくに始末しています。玄関先にかける提灯は「モモ提灯」です。 表札名とは違う父母、庭に埋まっている犬たちが戻ってくるはずです。「下川」の名字を持つのは「テツ」「ケン」「モモ」です。この3匹が先頭に立ってみんなを案内しているような気がします。

 ロウソクを立てる提灯です。風に揺られて明かりも揺れます。家に入った後も火が心配で幾度も外に出ました。すっかり暗くなって、みなさんもうお戻りだろうと火を落としました。短い間ですが、楽しんで帰ってください。

 彼岸は向こうの世界、お盆にだけはこちらに戻れます。「お盆」を思いついた方の優しさですね。彼方の人たちも此方の人も「久しぶり」と思いを交わすことが出来ます。ロウソクの灯りが大きくなったり小さくなる提灯を見ながらそんなんことを思いました。今日はメインのお供え作りです。

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青田の匂い

2021年08月14日 | お盆

大雨、23度、90%

 お盆の準備はお墓掃除に始まります。福岡、このお盆の間ずっと雨予報が出ていました。雨が降り出す前に両方の家のお墓掃除を終わらせたいと思います。街中にある私の実家の菩提寺から始めます。このお寺、遅く行くとお寺の外まで車が並んでいる始末です。山門は6時に開門、その時間に合わせて行きました。一方、主人の実家の霊園は西の小高い山に広がります。ありがたいことにこのお盆の時期だけ、開園が早くなります。私の実家のお寺から主人の実家の霊園まで早朝でしたので車で30分、空はだんだん曇って来ました。

 霊園に来る楽しみがいくつかあります。ひとつは山の中腹から眺める福岡の景色です。天気のいい日は博多湾をぐるっと東の志賀の島まで見ることが出来ます。季節を問わずこの眺めは心が晴れます。「福岡も大きな街になったのね。」と繰り返し思います。年末、両彼岸、お盆と霊園の周りの自然は季節によって違った顔を見せてくれます。霊園すぐそばの「布袋草の池」昨年発見してその布袋草の多さに驚きました。 一見草原のように見えますが、池です。昨年ほどではありませんが小ぶりなヒヤシンスのような花が咲いていました。

 福岡は住宅街の中にも時折ぽっと田んぼが出現します。でもこの山の麓に広がる田んぼはずっと広がっていて懐かしい思いがします。子供の頃は身近にあった景色です。お盆の頃は「青田」が見られます。ここでも必ず車を停めます。大きく息をすると青田を渡る空気が胸に染み渡りました。草いきれも匂います。もう一度深呼吸をして車に乗るとフロントガラスにポツポツと雨が落ち始めました。

 以来、ずっと雨です。しかも大雨です。昨日は迎火を焚くことも出来ず、提灯を下げるのも憚られるほどでした。両親もモモも間違いなく帰宅してくれるとは思います。いつもは玄関先に下げる提灯をデッキにぶら下げました。 「モモさん、こっちですよ。」しばらく我が家も賑やかになりそうです。

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