チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

ニューデリーの夜明け

2011年10月31日 10時39分36秒 | 旅行

 霞、17度、ニュ−デリー

 おとといの夜中に、ニューデリーに着きました。4年ぶりです。いえいえ、驚くことばかり。空港が、信じられないくらい大きくなっています。イミグレに着くまで、歩くこと。メトロまで開通しています。乗ってみたいとは思うのですが、迎えの車でホテルへ。

 昨日は、睡眠不足、でも、買っておきたいものもあります。その上、夜はお招きのインド古典舞踊鑑賞です。着物も着なければなりません。

 昨日、朝一番に撮った写真。 インドは、どこに行っても、こんな大きな犬が道を楽しそうに歩いています。もちろん野良犬です。 見てください、目が生き生きしてるでしょう。

 相変わらず、霞がかかったようなインドの朝です。ふと目を揚げると、これまたいつものインドの太陽が迎えてくれていました。夕日と見間違うばかりの朝日です。

 道の脇には、未だに路上生活者がたくさん寝ています。その中に子供だっています。車が信号で止まると、物乞いの子供たちが、車の間を縫って手を伸ばしてきます。ずいぶん数が減って来たように思いますが。

 行き交う車、新車が多くなっています。ボコボコの車なんて見られません。確かに、この国が力をつけているのは感じます。中国に路上生活者が見られなくなったように、いつかこの国ににもそういう日が来るのかしら?

         黄色と緑のテュクテュク、小さなタクシーです。霞のかかった朝の道。

 なぜか、好きな国の一つです。

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ボアボア揚げ

2011年10月29日 06時20分22秒 | 日々のこと

 晴れ、21度、79%

 我が家には、ボアボア揚げという揚げ物があります。このボアボア揚げだけを作ることはありません。フライをしたときの残る卵とパン粉を合わせて最後に揚げたものです。少しの卵もパン粉も捨てるに忍びません。そんなわけで、フライの後には必ずできるボアボア揚げです。

  息子がいたときは、お弁当のちょっとした隙間を埋めるのに使っていました。今では、私のお昼のおかずになります。味も付けないで揚げるだけですが、粉や卵、油にも揚げ物の味が残っているからか、ふんわりと味がします。例えば、昨晩のコロッケはカボチャでしたから、カボチャの甘みがしたり。

 卵の量もパン粉の量だっていつも違います。でも、油に落とすと、膨れること膨れること。お味噌汁に入れても美味しくいただけます。

 ただ、こんな食べ物が我が家にあるとは知らない方が一人、家人です。流石にこんな残り物、食べてもらうわけにはいきません。これを書きながら、昨晩は残っていた小ネギを入れるべきだったと後悔しています。今日の夕方からインドに行きます。冷蔵庫に残り物がないように。

  パグ犬モモさん、2日と半日、お手伝いさんと一緒にいてください。

 

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インドで着物

2011年10月28日 06時41分06秒 | きもの

 曇り、23度、79%

 明日からインドニューデリーに行きます。今回の目的は、家人の会社の取引先の方のお嬢さんの、インド古典舞踊の初舞台にお招きです。今までもインドは、必ず何かの式典などに出席することが多く、旅の荷物が少ない私にしては珍しく、大荷物になります。気候が一番いい今の時期のデリー、家人の要望もあって着物を着ることにしました。

 ハイヒールを履くのもしんどいけど、着物も面倒だわ、と内心思っています。気温が高めですが、合わせを持って行きます。きっと日本人は私たち二人だけだろう、と家人。何も略例の着物とまでいかなくても好いだろうと、紬の着物の中で一番明るい着物にしました。

  結城に友禅で茶屋辻が描かれています。花の赤色をとって、帯はえんじの無地と思っていると、横からもっと白っぽい色の帯にしなさい。と誰かが言います。そんなに帯だって持ってるわけじゃなし、買ってくれ!と心で思っていました。 

  私的には組み合わせが今ひとつですが、花輪の織の京袋帯を合わせることに。羽二重の長襦袢は暑そうなので、夏の長襦袢に羽二重の半襟をつけようと思っています。何せインドです。暑いより涼しげに超したことはありません。

 最後に帯締めだけが、どちらにするか迷っています。

  道明さんの冠組、赤白つるばみ。

  やはり道明さんの笹波組、三井寺。

 三井寺は、色の組み合わせが幾つかかありました。一番自分の着物に出番が多そうなものを選んだので、こればかり締めることになってしまいます。つるばみの色の柔らかさ、組み方が太目なので、優しい表情をくれます。ところが、三井寺を締めると、なんとキッリと大人の顔になります。

 帯締め一つで、なんでこんなに違うものかとあきれます。きっと、三井寺を荷物に入れそうです。

  お草履は、えんじにします。バックは、持って行かないつもり。袂にハンカチだけ。決して、こんな格好で外は歩きません。デリー、とにかくほこりっぽいのです。実質私がデリーに滞在するのは2日。昨晩届いた予定表によれば、あちらの奥様のアテンドで私は自由な時間が持てそうにもありません。着物を着るのも、あちら様への表敬です。そう考えると、着物って便利ですね。

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DUALITのトースター

2011年10月27日 05時17分54秒 | 身の回りのもの

 小雨、21度、91%

 20年以上前のことです。雑誌のグラビアで見た、サンビームのトースタ−その丸みや厚み、日本のトースターとはなんだか次元の違うもののように、まばゆく見えました。いつか、あんなトースターが欲しいと、ずっと思っていました。

 そんな私ですが、実はあんまりトーストを食べません。食パンを焼いても、焼かずに食べる方が多いくらいです。焼くと香ばしさが増すのは解っています。パリットするより、柔らかいのが好きなようです。オーブントースターを持っていたので、いつまで経ってもトースターは買わないままでした。ずいぶん前です、日本に帰った時、東京西麻布のFOB COB で見たのが、このDUARLITのトースターでした。色は、クロム。サンビームのと比べると見た目は、ちょっと野暮ですが、何ともパンを焼くだけの機械には、もったいないくらい重厚です。それに、もう一つびっくり。お値段が、安いトースターの10倍くらいします。DUALIT,どうもイギリスのものらしいと解りました。まだ、返還前の香港、探してみましたが見つかりません。

 香港に、DUALITのトースターがお目見えしたのは、ここ7、8年前です。いつもいくセントラルの調理器具を扱う店に、一つだけクロムものが売られていました。その頃日本では、多色のDUALITが売り出されていました。とにかく値段が値段ですから、意を決して、お店の人に、次回の入荷のときは、連絡をくれるように頼みました。どのくらい待ったでしょう、忘れた頃に、電話がありました。

 お店に行ってみると、クロム、白、クリームの3色、2枚焼き3枚焼きも、入っていました。迷ったあげく、クリーム色に。

  日本のコンパクトなトースターのように、自分でパンがポンッと出て来てくれたりしません。手動で出したり入れたり。とにかく、複雑な装置はついていません。なのに、厚めのパンも薄めのパンも、それぞれ外がパリッと、中は程よくし上がります。

  薄いトーストをカリッと焼いて召し上がるのが好きなイギリスの賜物ですね。ホットサンドイッチ用のラックや暖め専用のラックも別売であります。3枚焼きはまだ解るのですが、4枚、6枚焼きまで売られています。大家族なんでしょうね。

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香港 ビクトリア湾の秋

2011年10月26日 06時21分58秒 | 香港

 曇り、22度、88% 

 少しずつ気温が下がり始めました。この時期の香港が一番好きです。空の青さも抜けるようになります。そして、ビクトリア湾の水の色まで青さを増すように感じます。

  この狭い湾を大小さまざまな船が行き交っています。それは、見てるだけでも楽しいものです。昼過ぎには、DHLの黄色い気球が西九龍にぽっかりと浮かんで、何ともユーモラスです。

  16日の日曜日には、33年ぶりにこのビクトリア湾で遠泳がありました。水質が心配されたものの、無事に終わったようです。33年前のビクトリア湾、きれいな水で、両岸の距離もまだ、かなり長かったようです。

  九龍サイドのドックには、オランダの客船が停泊していました。オランダ、アメリカラインと船体に書いてあります。ところが、ふとしたことで、この船ベトナム経由でオーストラリアのシドニーに行く船だと解りました。約3週間かけて、香港シドニーをいく船です。

  観光船でしか残っていないジャンクです。波頭きらめく、秋のビクトリア湾です。

  

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ぷりん プリン

2011年10月25日 06時18分21秒 | 菓子

 曇り、24度、88%

 プリンが大好きです。カラメルソースのないプリンです。いえ、カラメルも大好きですが、プリンには入れたくありません。私のプリン、プリンとしていません。

  長い時間をかけて、オーブンで焼くので、しっかりと固めです。ミルクと卵にお砂糖、単純な組み合わせだけに、素材の味がはっきりと出てきます。蒸し焼きにするか、アイスクリームメーカーにかけるかの違いで、バニラアイスクリームになるわ、とすら思ってしまいます。配合は違いますが素材は一緒。ミルクと卵の合わさった甘いものが好きということですね。クリームだって、カスタードの方が好きです。

        ぷりんと書いても、プリンと書いてもどっちも、美味しそうに見えます。私のこのプリン、ぷりんと書く方が似合ってます。

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ローストチキン

2011年10月24日 06時18分05秒 | 料理

 晴れ、23度、87%

 香港のちょっとしたスーパーでは、ローストチキンを店内で焼いて売っています。我が家から10分もかからずローストチキンの専門店があるくらいです。チキンが好きな中国人ですから当たり前ですが、西洋人も、ランチにハーフチキンとサラダだったりして、昼前から、それはいいにおいです。ここしばらく、あちらの店のチキンが好い焼き具合だとか言いつつ、家でローストチキンを焼くことが少なくなっていました。

 よく、ローストチキンは見栄えのわリには、作るのが簡単です、と書いてあります。確かに、チキンをちゃんと選べば、たとえ詰め物をしても、そんなに手間がかかりません。後は、オーブンにおまかせです。

  チキンは、1.5~1.8キロぐらいが一番扱いやすいと思います。今回は、詰め物なしで、ドライハーブをたっぷりとかけて焼きました。詰め物なしのときは、約1時間で焼き上がります。我が家は、チキンの好い香りで一杯です。オーブンから出したら、ひと呼吸置いてテーブルに。チキンの中をまだ、ぐるぐるおいしい肉汁が回っています。

 さて、切り分けるのは家人の役目、 スーッと、ナイフが入ります。

 出来合いのチキンばかり食べていたので、家で焼いたチキンのおいしさを忘れていました。油が落ちて、パッリとした皮の香ばしいこと。胸の肉、ささみの辺りも、十分にあまくジュシーです。

 しばらく家で焼かなかったことが悔やまれます。香港、ローストチキン以外にも、白切鶏、豆油鶏、などと、中華の丸のままの鶏が、街では売られています。香港にいると鶏一羽、食卓に上るのが、ちっとも不自然ではありません。ローストチキン、作るのは簡単ですが、後のオーブンの掃除が大変です。オーブンパックを使うと、焼き色がよくありません。それでも、この美味しさ、再発見で、この冬はきっと度々作ることになりそうです。鶏さん、ありがとう。

 

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クリストフル チーズナイフ

2011年10月23日 06時39分32秒 | 身の回りのもの

 晴れ、23度、83%

 秋風がたつと、少しずつ食べ物の好みが変わり始めます。お茶も、少し濃くいれるようになりました。こってりではなく、こっくりした味が恋しくなってきました。年中食べるチーズも重めのものがおいしいと思える季節です。

  家人が、バルサミコで漬けたタマネギ入りのチーズを買って来てくれました。柔らかくべとっとするカマンベールなどの時は、穴あきのゾーリンゲンのチーズナイフを使います。普通のチーズには、こちらクリストフルのチーズナイフを。

  ナイフの先に二つ爪がついています。これは、ワックスが周りについているチーズや、ウオッシュされた外側が厚く肥厚した部分を取り除くのに使います。チーズにも季節があるようで、先日ゆっくりとチーズのケースをのぞいていると、イギリスのスティルトンブルーが入って来ていました。シェーブル、ヤギのチーズはそろそろ終わりでしょうか?先日、本で読んだことですが、ヤギや羊のチーズの季節もなくなりつつあるとのこと。つまり出産を、人工的にして、乳をとる季節を、消費量の増えるクリスマスに合わせているとのことでした。

 チーズ一つ食べながら、人間中心に動いて行く消費世界が不思議に思われます。そうは言うものの、我が家もこれからの季節、このクリストフルのチーズナイフにお世話になる機会が増えます。

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プルマンローフ 食パン

2011年10月22日 06時17分16秒 | パン

 晴れ、24度、83%

 最近、永年使って来たパンのレシピに少し手を加え始めました。同じペシピで作っても、パンは生きているので、毎回同じにできるとは限りません。そこが素人の、拙さです。先日作ったブリオッシュのように、バターがあんなに入っても軽くなったことが、きっかけです。

 とは言っても、プルマン型に入れて焼く食パンは、やっとのことで、私のプルマン型にあった分量が掴めたのですから、手を加えるのを躊躇しました。

  このプルマン型、30年近く使っています。東京の合羽橋で、リトルマーメイドと同じ型として売られていました。パン屋や菓子屋が自分のところの独自の焼き型を、合羽橋の店に注文するようです。2斤の型ですが、2斤といっても、必ずしも同じ大きさではありません。縦長、深さのあるものと様々です。2つ持っていた2斤のプルマン型、結局こちらの方が私には使い出が好いので、手元に残りました。

 大きくレシピを変えたところは、イーストを半分くらいにします。ぬるま湯でこね始めるのを水に変えました。つまり粉の香りを出そうというわけです。一番気を使うのが、どのくらいの発酵で焼き始めるかということです。型にいっぱいになって焼き始めると、ふたの横から生地が出てきます。早すぎたら、型いっぱいにならず出来損ないます。

  今回は、付ききりでしたから、見事に決まりました。ゆめゆめ、発酵の途中で買い物などに行ってはいけません。

  ぐっと味の濃いパンになりました。耳がとっても美味しい!

 パグ犬モモさん  お待ちどうさま。

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イギリスのつぼとエルメスのトレンチコート

2011年10月21日 06時13分57秒 | 日々のこと

 晴れ、23度、88%

 最近、私よりひと回り以上若い友人に恵まれています。彼女たちと話していると、考え方やものの見方、いろんなことを教えられます。

 10年ほど前に、小さい私がどうしても着てみたいと、トレンチコートを求めました。昨今のトレンチではなく、オーソドックスなタイプです。中に、スーツを着てヒールの高い靴でも履くと様になるようなそんなトレンチコートです。その頃は、まだヒールの靴も履いていました。ところが、最近バレーシューズかローファーしか履かなくなり、その上、ちょっと重たく感じます。近頃は、薄くて温かな素材ができて来て、以前のように重ね着をせずとも寒さを凌げます。

  こちらは、ブルーグレーの色が好きで求めた、イギリスのセラッミクの花瓶です。背の高い花を、投げ入れにして生けていました。落ち着いたブルーグレーですが、私の家には、少しかわいいすぎます。

 どなたかに使ってもらえるとありがたいなとは思うものの、使用したものですからね、どなたにでもとはいきません。思い切って、若い友人の一人にメールをしました。”もし、よかったら”と。 ’よろこんで”と返事をもらい、早速届けました。

 彼女は、香港で一人で仕事をしています。いつも、ヒールの靴を履き、我が屋にくるときは、自分で作ったブーケを抱えてやってきます。彼女なら、コートを着てもらえる機会も多いかもしれません。

 手渡した翌日、早速  彼女のアレンジした花がメールで送られてきました。秋色あじさいが、ゴージャスに生けられています。

 若い友人たち、皆それぞれに一生懸命生きています。少し年を取ったので、少しこんな私でも解ります。そんな彼女たちから、たくさんのことを教えてもらいます。私ができることは、少しのことです。

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